hanageの旅日誌

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初心者の心に戻って振り返る、一年の足取り(デュエルの補足)


hanageです。 番外その四です。

 このシリーズの日誌投稿も久しぶりですね。 そして、ええ、皆さんの言いたいことはわかります。 第24回で「デュエル」の振り返りは終わりましたって話じゃなかったのか、と。 わかってます、わかってますよ。

 別に皆さんにウソをつくつもりは無かったんですよ、ホントホント。 でもですね、例の「デュエルその4」の日誌を読み返していて、ふと思ったんです。

 これ、デュエルの戦い方について全く触れてないな、と。

 そう、如何にヒーローの分別が上手くなろうとも、肝心のデュエルでそれらヒーローを上手く使えなければ意味が無い。 綺麗に仕分けた粗大ゴミを燃えるゴミの日に出してしまったら、ご近所&役所から苦情の嵐、そして村八です。

 さて、どうしたものか…。 素知らぬ顔で次回も「デュエル」の振り返りをやって、冒頭でゴメンネ、ゴメンネーすればいいか。 いや、でも流石に自分で終わりましたって宣言したものをテーマにするのもなぁ…。

 というわけで、予定外の番外その四、「デュエルの補足」を投稿することになったのでした。 …えへ。



 ~hanage流、デュエルの戦い方アレコレ~



 さぁさぁ、お待ちかねの本題です。

 待ってない? 知らん、それでも書く。 

 第24回の内容が「ゴミを出すまでの準備」なら、今回の内容は「ゴミの出し方」となります。 といっても、このヒーローorビースト使えばいい、とか、こういうデッキでこう戦えば勝てる、みたいな具体的なお話しではありません。 ここでの「戦い方」というのは、hanageが考え実行しているデュエルの作法のようなもの。 心構えというか、思考ルーティンというか、そういうやつです。

 う~わ…、胡散臭そう、とかいうにゃ! 仮にもグランドマスター到達者(詐欺)だぞ!

 何せ、私がグランドマスターなのは揺るぎようのない事実! つまり、私と同じデッキで私と同じ戦い方をすれば、そこの貴方もグランドマスターになれるって寸法です。 なれなかったら、お前が悪いのだ(暴論)。

 では、今度こそ間違いなく本題。

 因みに、私の最新デュエルデッキ(2021年12月26日現在)は以下の通りです。



 カリン(盾・支援) シャボンヌ(前衛火力)  鎮魂ソフィア(前衛火力・盾)
 ガルス
(後衛火力・支援・妨害) 水鏡リリ(後衛火力・領域・鏡バフ)
 ラッキー
(後衛火力) ミャルロ(攪乱・召喚) ロロタタ(支援・凍結無効)
 コダマ
(自由配置・バフレス・睡眠) タランチュラ(自由配置・毒・スロウ)




 1.戦いの基本は「待つ」姿勢



 デュエルというコンテンツはその仕様上(対戦相手のタワーを倒さないと敵陣地に自由配置以外のヒーローを配置出来ない)、敵に先手を取らせてカウンターを狙うという戦い方、つまりは相手の出方を「待つ」方が有利になっているように思います。

 現在のデュエルつよつよヒーロー達は、配置後即ASが打てるCT減少持ち&ほぼ確実に敵を落とせる高火力の面々なので、相手にヒーローを出させて自陣に誘い込み、自分が有利に動けるフィールドで敵を倒し、そのままカウンターで攻め込むという流れがデュエルの本流となっているのではないでしょうか。

 となると、対戦開始直後は当然の流れの様に、お互いが相手の出方をうかがう「お見合いタイム」が始まります。 先ずは焦らず、相手の出方を「待つ」わけです。 「お見合いタイム」に耐え切れなくなった相手がヒーローを配置したら、それを見てこちらの取るべき行動を考えます。 アルボさんだろうとウスグモだろうと、見えているなら射程外から後衛火力で一方的に攻撃出来ます。 ラシャーナだってアンジィだって、プリアで蹴り飛ばせば万事解決です。

 しかし、当然ながら相手も考えることは同じ。 なので、無策で自分の主戦力をポーンと投入する事はそうそうありません。 単機特攻で玉砕!という最悪のパターンを避けるため、色々な策で応戦します。 良くある例をいくつか挙げましょう。

 a.盾ヒーローを出す
 b.低コストビーストを出して様子見&時間稼ぎ
 c.敵陣に進軍しない(進軍までに時間のかかる)ヒーローを配置する
 d.初手配置のメリットが大きいヒーローを配置する


 最もスタンダードな(わかりやすい)策は、やはりaでしょう。 耐久力が高く、後衛を守ってくれる前衛を先頭に、火力要員が後に続くパターンです。 前衛・後衛火力が単体で突っ込むよりは幾分かマシでしょう。 マシと書いたのは、現在のデュエル環境だとふつうに後衛だけが自由配置キャラにやられて、残った盾も後追い自殺という結果に終わることが多々あるからですね。

 次いでb。 それなりの頻度で遭遇する戦法です。 初手で出すには惜しいor無駄になってしまいそうなヒーローが多い時、次に手札にやって来るヒーローを低コストで呼び込み、更に次のヒーローを確認することで先の戦略を立てやすくなりますし、しっかり鍛えていれば、敵ヒーロー、キャラバン、タワーの弾よけを引き受けてくれます。 ただし、低コストとはいっても無駄な消費には違いない(ここぞという時に使えない可能性が出る)ので、なるべくなら使いたくない手ではあります。

 cとdは別々の例として挙げましたが、一人のヒーローで二つの役割を兼ねるケースが多いのでまとめて説明します。 先ず、敵陣への進軍をしないヒーローといえば、ヴォグイラ、ロロミュを代表とするバッファー達や、ミャルロなどの召喚系ヒーロー、後はイツキでしょうか。

 敵陣に進軍しないということはコストを消費した上で敵を自陣で待ち構えるという戦法がとれるので、初手の「お見合いタイム」において非常に有利です。 こちらは相手の出方を「待つ」ことが出来る上、ヒーローを出さなければ不利になる、というプレッシャーを与えることも出来ます。 進軍に時間のかかるヒーローといえば、代表的なものはアッザリア、次いでガラッドでしょう。 アッザリアは後衛火力ですが、その長い射程の関係上、敵前衛がすぐに到達出来ない位置からタワーを攻撃し、且つASで味方にクイック等のバフをかけられます。 ガラッドは敵陣に進軍するまでにいくらかの猶予があるので、その間に別のヒーローを配置したり、相手の出方をうかがう「待つ」余裕が生まれます。 

 このように、先出しても有利な状況を作りやすいヒーローなら、初手で配置することのメリットが大きいヒーローといえます。 一時期(昔ほどでは無いが今も)猛威を振るったというイツキ&ソロはその最たるものでしょう。 であるとするとdの例は、対戦開始直後の「お見合い」をせず、寧ろ先手を取ることで有利に立つ戦法とも考えられます。 まぁ、現在ではそう簡単にはいかないのでしょうが(両方とも使っていないですが、使用頻度がそこまで高くないからには、使っても有利に立てない理由があるということでしょう)。

 と、「お見合いタイム」の定石とも言える例をいくつか挙げて説明しましたが、a・bの例では「待つ」というものがあまり機能していない印象を受けた方が多いのではないでしょうか。 bは「待つ」というより悪あがき、aに至ってはそもそも待っていないし。

 であれば、「待つ」事が不利なデッキは勝てないので、「待ち」が得意なヒーローを沢山使おう、という事なんだな? ということでは、ありません。

 ここでもう一度、見出しの言葉を思い出して下さい。 私は待つ「姿勢」という言葉を使いました。 それに、「誰々を使え」とか「こういうデッキにすればいい」という話では無いとも書きましたよね? そもそも、私の最新デッキに初手配置して「待つ」が出来るヒーローはミャルロしかいないのです。 「待つ」戦法が有利で、「待てば勝てる」のだとしたら、私のデッキは現在のデュエルでは勝てないダメデッキってことじゃないですか。

 私はそういう事が書きたくて「待つ」という言葉をつかったのではないのです。

 「待つ姿勢」というのは、常に「待つ」ことを心がけて戦うことを基本に据えよう、という意味なのです。

 つまり

 初手で相手の出方をうかがえる状況を作り出して「待つ」だけではなく、こちらの出したヒーローに対して相手が取る行動を予測して、それを「待つ」戦い方をしよう、ということです。



 2.「待つ」ためには「意地悪」であれ



 さて、「待つ姿勢」の戦い方というものを実践するためにはどうしたら良いのか。 私の場合、心がけていることは「意地悪」であろうとすること、です。

 勝つために、可能な限り自分に有利な「待ち」が出来る状態を作り、相手に対しては出来る限り「待つ」ことを許さない、苦しい選択を押しつける。

 これが意識して出来るなら、貴方の勝率は必ずや良くなることでしょう。 そのためには、真っ正直に正面から戦っていてはいけません。 自分の手の内は明かさずに相手の情報を引き出し、相手が常に嫌がりそうな行動を考えてヒーローを動かし、何だったらポッキリと相手の心を折ってしまうような容赦の無い攻撃をするのです。

 …うん、コレを嬉々として出来る人は、恐らく性格がねじ曲がっていますね。

 でも、大抵の皆さんは心根の優しい方ばかりでしょうから、ついつい良心がそれを許さないのかもしれません。 であればせめて、「意地悪」であろうとする心構えでデュエルをやってみましょう、ということです。

 少なくとも、自分がされてイヤだったことは相手にそのままやり返してやりましょう。 勿論、デュエルの試合内でのことですよ。


 試合が終わったらノーサイド!!





 3.タイミングを「待つ」



 「待つ姿勢」で「意地悪」に。 そう言われても、具体的にどういうことが「意地悪な待ち方」なのか。 はは~ん、そういうことか、と、ピンと来た方は、まぁ、大体の方がデュエルでそれなりの戦績を出している方でしょう。 そうで無い方は、ヒーローはしっかり育てているはずなのに何故かいまいち伸び悩んでいる、という状況なのではないでしょうか。

 そういった方は、まず、タイミングを「待つ」という事をやってみましょう。

 例えば、敵ヒーローをこちらのヒーローで倒してカウンターで攻め込みたい、という場面があったとします。 そんなとき、焦ってヒーローをすぐに配置してはいけません。 少なくとも、倒したいヒーローが攻撃をした直後の隙を狙って、さらには相手を自陣に誘い込んだりして、敵がこちらの行動に対してリカバリーを出来ないような「タイミング」を狙うのです。 状況によっては、移動して来たヒーローが一箇所に固まる瞬間を狙ったり、囮のビーストで敵の攻撃を逸らしASを無駄撃ちさせたりした上で、満を持して本命のヒーローを投入したり。 

 幸いにも、デュエルは、一応、それぞれのAIに従って各ヒーローがオートで行動する仕様ですから、そのタイミングの予測はやりやすいはずです。 だからこそ、動きの読めない予測外の行動を取る(取らせる)ヒーローというのは厄介なのですね。

 そして、自分がそうやって攻撃や反撃のタイミングを待つのと同様、相手も同じようにそのタイミングというものを常に待っていることも忘れてはいけません。

 だから、そういう「タイミング」を相手に与えない様に気を付けてみましょう。 簡単な例なら、後衛火力が一箇所に固まらないよう互いの距離を置いて配置する、とか。 タンクと前衛の歩調を少しずらして配置するようにし、タイミングを測らせにくくする、とか。 敵陣に攻め込むときも、自由配置の囮ビーストを予め進軍先に配置して、敵の攻撃を防ぐ布石を整えておく、とか。

 すべてが万能ではありませんが、こういったプレイングの積み重ねが、最終的な勝敗を分ける切っ掛けになるものです。



 4.何故負けたのか、しっかり考えてみよう。



 そうやってデュエルをやってみても、実際にはそう簡単に行かないのが現実でしょう。 負けるときは簡単に負けますし、中々勝ちがもぎ取れないことも多いと思います。

 そんなときは、自分が何故負けたのか、冷静な気持ちで振り返ってみましょう。 手札の運が悪かったから? 相手がただ強かっただけ? 強いヒーローを使っていれば勝てて当然?

 もし仮にそうだったとして、それをただそのまま放置していたら、そこから先には進めません。 ちゃんとそこから、今できることを考えてみましょう。 手札が悪いなら、初手の手札が悪くならないバランスの良いデッキになるように組み替えてみることも出来ます。 相手が強いというなら、それが何故強いかを考えましょう。 強いヒーローが強いのは仕方がありません。 でも、例えばウスグモ一人、ラシャーナ一人、水鏡リリ一人ですべてがどうにでもなって、全然全勝、常に勝てるなんてことは、実はないのです。 うちの水鏡リリやラッキーなんて、配置タイミングをちょっとでも間違えば、即プリアキックで退場なのですから。 そして、こちらはプリアを使っていないので、そういったヒーローに対してはほぼ素受けの状態で勝負を挑んでいるのです。 それでもちゃんと、私はグランドマスタークラスで何とかやっています。 ウスグモだってラシャーナだって、アストゥスだってソロだって、何度となく倒して、何度となく蹂躙されて来ています。 その度に、今できることを考えて、沢山の経験を積み重ねて、今があるんです。

 勿論、諦めるというのも重要ですよ。 私だってデュエル専用のヒーローをデュエルのためだけに育てることはしたくないし、だからそれで勝てないことは、仕方ないよね、と割り切ってやっています。 というか、割り切っているから続けられるとも言えます。

 結局の所は、そういう気持ちの問題が、勝つために一番重要な事なのかも。



 ~今度こそ終わり~



 いや、本当に、どれだけ「デュエル」一つだけのテーマで日誌をつらつらと書き連ねたことか。 さすがにもういい加減、ここらで打ち切りにしたいと思います。

 最後に。 私としては、現状のデュエルバランスは以前に比べたら良くなっているんじゃないのかな、という感触です。 どこが?といわれれば、以前に比べて、たった一人のヒーロー次第で戦局が簡単に覆る、覆せるという場面が多くなったこと、と答えておきましょう。 以前はそれが、本当に一部のヒーローだけの特権だったものが、とても幅広く、バラエティーに富んだものになってきた、という感じです。

 さらに、四周年の辺りで一部ヒーローにコスト調整が入ったことも、ちょっと期待をしてはいます。 5コストのつよつよヒーローに一人では立ち向かえなくても、3コストのヒーロー二人なら立ち向かえるかも知れないし、3コストならデッキ回しの良い低コストヒーローとして使える局面も、これから増えるかも知れません。 まだ調整はほんのごく一部ですが、これが全体に及んでくれば、何か今までとは違ったデュエルの方向性というものが見えてきそうな、そんな印象を受けています。

 ただし、マッチング格差の是正だけは、本当に何とかして欲しいです。 グランドマスタークラスになって、格下と当たってしまうことが必然的に増えました。 こっちだって、そういう方と望んで戦いたいわけではないのです。 相手は嫌な気持ちなんだろうな、と思いつつ、戦わざるを得ない状況を、どうにかして欲しいな、と、切に願うばかりです。


さすがに、もう終わり。


hanage

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