ブロントの旅日誌

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キャラスト考察part1 〜キノコ(素材)の元ネタになった現存するキノコの紹介など〜

まともな内容で初投稿です(大嘘)

キャラストでは山のように見かける、素材としてのキノコには元ネタがあるものや現存するものをそのまま転用したものがあったため簡潔に解説を書きます。
今回は、特に面白みのありそうなキノコについて記載していきます。


【ホウキタケ ☆1】現存するキノコ
逆さになったホウキのような独特のカサをつけるキノコ。あまり強くないが毒があり、食用に向かない。

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キャラストのアイコンの通り、逆さまにしたホウキのような見た目をした現存するキノコです。ネズミの足を集めて逆さまにしたような見た目として「ネズミタケ」という俗称を持ち、種類も豊富であり形態もネズミ足やそうめん状など様々です。
また、キャラストでの【ホウキタケ】は弱毒性とのことですが現存の【ホウキタケ】は食用キノコです。同じ仲間であり【ホウキタケ】と非常に似ている【ハナホウキタケ】は毒性を持つため、おそらく由来はこれでしょう。

【イワクダキタケ ☆2】元ネタ ヒトヨタケ?
菌糸が緻密かつ頑丈で、岩の間に生えると周囲の岩を砕く頑丈なキノコ。歯が立たないほどに堅いがオークは好む。

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キャラストでのキノコは、菌糸自体が頑丈なため岩を砕きながら生えるとの記載であり、キノコ自体の強度をアピールしていますね。しかし現存するキノコでは、なんとヒョロッヒョロでスカスカな上に、生えてからたった一晩で傘が溶けてしまうといういかにも弱そうなキノコが【イワクダキタケ】の元ネタなのです。
それは【ヒトヨタケ】という名前のキノコであり、なんと生えてくるときにアスファルトの塗装を破壊しながら伸びていくという恐るべきパワーを持つタフガイなのです。そのため新聞や雑誌に取り上げられることもしばしば……ちなみに【ヒトヨタケ】は若い子実体(俗に言うキノコの部分)なら食べられますが、お酒と一緒に食べてしまうと体内でのアルコール分解作用を阻害してしまうため注意!悪酔い症状に……

【ツキヨタケ ☆3】現存するキノコ(ただしアイコンはまるで違う)
白色の柔らかいキノコ。いわゆる毒キノコだが他の食用キノコと姿が類似しているため誤って食べられることが多い。

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【ツキヨタケ】は幼菌時は扇形の傘を持ち、成熟につれ半円〜腎臓形へと変形していきます。また、キャラストでの説明は白色とありますが、実際には傘の表面は暗褐色〜紫褐色です。
毒性については正しく、非常に稀だが死亡例もある猛毒キノコである。また、似たキノコとしては【ムキタケ】という食用キノコがあり、おそらく誤食についての記載は【ムキタケ】についてだと考えられる。
また【ツキヨタケ】最大の特徴としては、真っ暗闇な中でうっすらとひだが緑色に光ることですね。このツキヨタケが光るのは、ランプテロフラビンという成分の生物発光によって、ツキヨタケのヒダの外に放出されると発光して見えるそうです。またヒダの外部は弱酸性の際に発光が強くなるそうです。



……他にもまだ様々な現存するキノコ、元ネタになったキノコがキャラストにありますが、今回はこの3つで。
気になったキノコや見た目が知りたくなったキノコは、画像検索やキノコ図鑑で調べてみてください。

ブロント

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