今日は9月発売の新刊4冊のご紹介です。
1. 「かわいそうなハイマンモス」(ミャルロ著)
戦争激化!ウドンビーストランドに戦火が迫る!
そんな中、無常にもビーストランドの猛獣たちに処分命令が下った。
飼育員のミャルロと彼女がかわいがっていたハイマンモス「はな子」の運命は?!
長年飼育員としてビーストランドで働いてきた著者が、戦争の悲惨さについて実話を元に書き下ろした悲劇の名作。
全イアルが泣いた。ヴァルメル文科省推薦。映画化企画進行中。
2. 「半分、苦い」(アメリア著)
これは、莫大な借金を残して蒸発した父にかわってパン屋を経営することになった一人の少女が、創意工夫と汗と涙により、年商5,000億G、従業員30万人を要する巨大企業(株)しあわせパンを率いる女社長に成長するまでの半生を赤裸々につづった彼女の自伝であり、イアルで経営者を志すものにとっては必読のビジネス書である。
①ドワーフ製機械導入によるパンの大量生産、②ワイバーン飛行隊による空中物流、
③自社が保有する北モリアナの小麦農場の自動化・大規模化、さらには④アルアリアのスフィラ研究機関からの技術導入による畑の土壌改良、これら数々の生産・物流革命により、(株)しあわせパンは今や、イアル全土に3,000店舗を有する巨大パンメーカーになったのである。
3. 「黒角騎士団よもやま話」(匿名副団長R著)
今、黒角騎士団員の中で、著者が誰なのか話題沸騰の暴露本。
ただし国家機密の暴露などではない。
筆頭女騎士のあの子が意外とかわいい下着を着けていた(どこで覗いたのだろうか?)、とか、ギュリアム出兵の際にコラプターを捕らえてシチューにして喰ったら美味かった、とか、酔った勢いで団長の寝室にバビルザ投げ込んだらひどく怒られた等々、著者の豪快な生き様とともに騎士団の日常が生き生きと描かれている。
騎士を志す者には是非一度手にとって頂きたい一冊である。
某女騎士の紹介文「おのれ!ロンxxx!叩っ斬ってやる!!!」
4. 詩集「文才無くてもいいじゃないか、えるふだもの。」(セシリア著)
思春期のエルフの少女が、ストレートな表現で日常で感じた驚きや喜びをみずみずしくつづった至極の詩集。
「空、青い。ポルカ、丸い…。」著者独特の素朴で暖かいポエムの数々は、読む者を癒してくれることだろう。
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