島津豊久の旅日誌

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Episode 7「ブラゾネリ#117(偽)」

ブラゾネリ(偽)は、ゾネリさんがイアル各地をブラブラ歩いて謎を解き明かします。
ゾネリさん、今日はイズアニマルキングダムに来ています。

今日のお題 "イズアニマルキングダムは何故人気の観光スポットになったか?"

エイブラム「ゾネリさん、はじめまして。私はグバア工科大学で地質学を研究しているエイブラムです。さっそくですが、この近くにイズアニマルキングダムが人気スポットになった理由がわかる場所があるんです。行ってみませんか?」

ゾネリ「行きましょう。行きましょう。」

ゾネリさん達は、オオカミの檻の近くまでやってきました。

エイブラム「ここなんですが…。ゾネリさん。この石、何の石かわかりますか?」

ゾネリ「何だろうなあ?うーん。…これは、ラナスク大理石ですか?」

エイブラム「そう!ゾネリさん!正解です!」

ロロミュ「…らなすく…だいり…せき?」

ロロミュさんのために僕から説明しましょう。ラナスク大理石とは、大昔の火山の噴火で噴出した溶岩が、冷えて固まって押し潰されてできた石です。

エイブラム「ここにラナスク大理石があるということは?」

ゾネリ「ということは、…溶岩台地の上にあるということですか?」

エイブラム「さすがゾネリさん、大正解です!」

ロロミュ「…羊かん…だいち?」

ゾネリ「溶岩台地と言えば、水はけがいい。つまり、ビーストが生活しやすい、と。」

エイブラム「いやー!すごい!ゾネリさん。全くその通りです。」

次に、ゾネリさん達は、ヒツジの檻の前までやってきました。

ロロミュ「ヒツジがいますねー。お刺身おいしいですよねー。あとステーキ!」

ゾネリ「だめだよ!ここのは食べちゃ!」

ゾネリさん、さっそく何か発見したみたいです。

ゾネリ「おっ!ここにいい段差がありますねー。」

エイブラム「ゾネリさん。この段差、どうやってできたかわかりますか?」

ゾネリ「うーん。何だろうなあ。河岸段丘か?…いや違うな、断層かな?」

おっと、今週はここまで。次週もイズアニマルキングダムからお届けします。

(つづく)

著作・製作 IHK

島津豊久

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