島津豊久の旅日誌

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Episode 54「その武器は私のものだ!(偽)」


Episode 54「その武器は私のものだ!(偽)」

Cross Story(偽)

ミグノノ「ふわあああ、おはよう。...みんな朝早くから集まって何やってんの?」

ソフィア「ロヴァニエの盗賊攻略のため、我がキャラバン初の星6つ武器を作ろうと思っていたのだが、一つしか作れないので、誰の武器を作るかで揉めていたんだ。」

ベネカ「絶対あたしだよ!あたしは盗賊戦の主戦力なんだよ!この、おじいちゃんの剣が、星6つになりたいって言ってるんだから!」

ロロミュ「いやいや。メイン武器はまだ作れないから。」

ソフィア「とにかく、さっきから言っているように、タンクである私の強化が先決だと思うのだが。」

ロロミュ「いやいや。あんたは、盗賊戦では、ただ逃げ回ってるだけでしょ!強い盾持ったって仕方ないじゃないの!」

ソフィア「...ぐぬぬ。」

ミグノノ「みんな!ちょっと待ってよ!星6つ武器は高確率で、誰の武器が出てくるかわからないんだよ。あまり誰の武器を作るかで揉めてても、仕方ないと思うんだけど。」

ソフィア「何イイイ?!そうなのか?そういうものなのか?」

ロロタタ「でも、誰の武器が出てくるのかわからないんじゃ、作るのが怖いわね。」

アロティ「私が占ってみましょうか?」

ソフィア「是非頼む!」

アロティ「わかりました。...う~ん。ハッ!こ、これはっ!」

ソフィア「どうだ?誰の武器が出るかわかったか?」

アロティ「最初にあの扉が開いて入って来た人の武器が出る、と出ました!」

ミグノノ「ええええええええ。」

スミロフ「ウイ~。おっ、なんだなんだ?みんな集まって朝っぱらから酒盛りか?俺にも呑ませろや。」

ミグノノ「?!」

ロロタタ「?!」

ベネカ「あちゃ~。スミロフが入って来っちゃったよ。」

スミロフ「ほお。この機械のスイッチを押すと、酒でも出てくるのか?イイね!」

ロロミュ「ダメええええええええええええ!あんた、今そのスイッチ押したらコxスわよ!」

ミグノノ「...ソフィアさん、どうしよう?」

ソフィア「スミロフは今まで放置してたから、まだ星3つだ。今スミロフの星6つ武器を作っても、ロヴァニエに行くのは当分無理だぞ。」

アロティ「わかりました。...あたしがもう一回占ってみましょう。運命は変えられるかもしれません。」

ソフィア「是非、お願いする。」

アロティ「う~ん。ハッ!...こ、これはっ!」

ロロタタ「どう?誰の武器が出るの?」

アロティ「ビールジョッキが見えました!」

ミグノノ「それは、スミロフさんの武器じゃないか!!!!」

アロティ「すみません。運命は簡単には変えられないようですね。」

ソフィア「もういい!運命は自分の力で切り開くものだ!ここは私の強運に任せてもらおう!」

ポチッ

ロロミュ「あああああああああああああああああああああああ!この人、押しちゃったよ!武器作成ボタン!あんた!自分が今、何やったかわかってんの?!!!」

ウイーン

ガチャッ

ロロタタ「...どう?誰の武器が出たの?」

ソフィア「...。」

ベネカ「...。」

ロロミュ「...。」

ミグノノ「...。」

スミロフ「おっ!いいビールジョッキじゃねえか!イイね!これなら旨い酒が呑めそうだな。」

(おしまい)

写真:「ところで、さっき作ったビールジョッキの材料には、誰の武器を使ったんだ?私の聖盾ヴォルティスが見当たらないんだが...。」


島津豊久

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