~これまでのあらすじ~
自由都市ネロにて、ノーファスライルの環の会議が開催されることになった。
ゲッシー領のゾンカカ師は、代理としてミグノノとロロタタをネロに派遣した。
Cross Story(偽)
ヴァーミッド「本日は、あの忌々しいキャラバンめの始末について議論したい。」
クェイガー「その前に、貴公の腰巾着のバンドー卿の姿が見えないようだが、今日は欠席か?」
ヴァーミッド「バンドーはキャラバンに討たれてしまったよ。...無念だ。」
ギルガバ「何と?!とうとうあのバンドー卿までもが!これは早急に手を打つ必要があるな。」
黒太子「(バンドーをやったのは、キャラバンじゃないんだけどね。...まあいいか。)」
ヴァーミッド「そこで提案なのだが、マリー女王陛下。トランブルには暗殺専門の傭兵部隊があると聞いているが、力を貸して貰えないだろうか?」
マリー「それが、残念ながら、少し前にキャラバンが我が国で大暴れして、その部隊は壊滅してしまいましたわ。」
クェイガー「なんと!とうとうトランブルにまで現れたのか。疫病神のキャラバンめ。」
ヴァーミッド「では、ワコクに凄腕の刺客がいると聞いているが、誰かコンタクトできないか?名はミサクラというらしいのだが。」
マリー「その者なら、既にキャラバンに乗っておりますわ。先日、我がトランブルの城内で、その者に大暴れされました。」
クェイガー「なんと!ますます手がつけられなくなっておるではないか!おのれ、キャラバンめ。」
ヴァーミッド「やつら、ロヴァニエの盗賊には手こずっていると聞く。盗賊を大勢雇って、各国の城門で待ち伏せしてはどうだろうか?」
アーティスト「クックックッ。残念ながら、ロヴァニエの盗賊は、既にボコボコにされて追い払われてしまったようだよ。」
クェイガー「なんと!あの盗賊も倒されてしまったのか?!...もはや手のうちようが無いな。...キャラバン恐るべし。」
ギルガバ「キャラバンは我々にとって大きな脅威となりつつある。これ以上、キャラバンに加入する者が増えるのは困る。そこで提案だが、キャラバンに乗りそうな者をあらかじめピックアップして、乗る前に暗殺してしまうのはどうか?」
アーティスト「クックックッ。その場合、貴方が真っ先に暗殺対象になると思うよ。」
ギルガバ「何?!...今の発言を撤回する。」
コラプターIV「$%)=9(’(0r967’&*+)0!!!!」
ヴァーミッド「彼は、何と言っているのかね?」
通訳の兵士「はっ。自由都市の人間、超うめえうめえ、と申しております。」
ヴァーミッド「丁重に帰って貰いなさい。...誰が呼んだのか。全く。」
マリー「あなたは見ない顔だけど、何かアイディアは無いのかしら?」
ミグノノ「ええっ?!ボ、ボクですか?...そ、そんな、いきなり振られても。」
クェイガー「貴公は、いかにも悪いことができない純朴そうなゲッシーの若者に見えるが、実は強大な力を秘めている、という類のアレなのか?黒太子殿のように。」
マリー「この場に居るんだから、そう見えて相当のワルなんでしょ?...あなたはどんな悪いことを企んでいる人なのかしら?」
ミグノノ「ええええええええ。い、いや、ボクは、ただの農夫で、ここには代理で来ただけで...。」
ヴァーミッド「まあいい。何か貴公らの考えを申してみよ。」
ミグノノ「そそそ、そんなこと急に言われても...。」
ロロタタ「...例えば、例えばよ。偽物のキャラバンを作ってみる、とか。」
ギルガバ「偽物のキャラバンを作ってどうするというのだ?」
ミグノノ「例えば、魔獣と戦ってるキャラバンに後ろから近づいて大砲撃つとか...。」
ロロタタ「例えば、各国の王都を襲ってキャラバンの評判を地に落すとか...。」
マリー「!!」
ギルガバ「!!」
クェイガー「!!」
ヴァーミッド「...驚いたな。よくもそんな邪悪な企みを考えつくものだ。貴公らは悪魔だな。気に入ったぞ。...アーティスト、できそうか?」
アーティスト「クックックッ。それでは、さっそく製作にとりかかりましょう。」
ロロタタ「ちょっと待って!今のは言ってみただけ!言ってみただけよ!」
ミグノノ「そうそう!それは絶対やめたほうがいいと思うよ!」
ネロの役人「失礼致します。...こちらに、ミグノノ様、ロロタタ様がいらっしゃいませんか?」
ミグノノ「ボクたちですけど?」
ネロの役人「大変申し訳ございません。ご案内するお部屋を間違えてしまったようでして。ミグノノ様、ロロタタ様がご出席されるノーファスライルの環の会議は、このお隣のお部屋でございます。」
ミグノノ「それもっと早く言ってよ!!」
ロロタタ「...この部屋は、いったい何の会議だったの?」
(おしまい)
写真:この中にロロタタ発案のキャラバン(偽)が居るかもしれない。魔獣と戦っている時に横から攻撃されたら、それはロロタタ発案のキャラバン(偽)だ。
自由都市ネロにて、ノーファスライルの環の会議が開催されることになった。
ゲッシー領のゾンカカ師は、代理としてミグノノとロロタタをネロに派遣した。
Cross Story(偽)
ヴァーミッド「本日は、あの忌々しいキャラバンめの始末について議論したい。」
クェイガー「その前に、貴公の腰巾着のバンドー卿の姿が見えないようだが、今日は欠席か?」
ヴァーミッド「バンドーはキャラバンに討たれてしまったよ。...無念だ。」
ギルガバ「何と?!とうとうあのバンドー卿までもが!これは早急に手を打つ必要があるな。」
黒太子「(バンドーをやったのは、キャラバンじゃないんだけどね。...まあいいか。)」
ヴァーミッド「そこで提案なのだが、マリー女王陛下。トランブルには暗殺専門の傭兵部隊があると聞いているが、力を貸して貰えないだろうか?」
マリー「それが、残念ながら、少し前にキャラバンが我が国で大暴れして、その部隊は壊滅してしまいましたわ。」
クェイガー「なんと!とうとうトランブルにまで現れたのか。疫病神のキャラバンめ。」
ヴァーミッド「では、ワコクに凄腕の刺客がいると聞いているが、誰かコンタクトできないか?名はミサクラというらしいのだが。」
マリー「その者なら、既にキャラバンに乗っておりますわ。先日、我がトランブルの城内で、その者に大暴れされました。」
クェイガー「なんと!ますます手がつけられなくなっておるではないか!おのれ、キャラバンめ。」
ヴァーミッド「やつら、ロヴァニエの盗賊には手こずっていると聞く。盗賊を大勢雇って、各国の城門で待ち伏せしてはどうだろうか?」
アーティスト「クックックッ。残念ながら、ロヴァニエの盗賊は、既にボコボコにされて追い払われてしまったようだよ。」
クェイガー「なんと!あの盗賊も倒されてしまったのか?!...もはや手のうちようが無いな。...キャラバン恐るべし。」
ギルガバ「キャラバンは我々にとって大きな脅威となりつつある。これ以上、キャラバンに加入する者が増えるのは困る。そこで提案だが、キャラバンに乗りそうな者をあらかじめピックアップして、乗る前に暗殺してしまうのはどうか?」
アーティスト「クックックッ。その場合、貴方が真っ先に暗殺対象になると思うよ。」
ギルガバ「何?!...今の発言を撤回する。」
コラプターIV「$%)=9(’(0r967’&*+)0!!!!」
ヴァーミッド「彼は、何と言っているのかね?」
通訳の兵士「はっ。自由都市の人間、超うめえうめえ、と申しております。」
ヴァーミッド「丁重に帰って貰いなさい。...誰が呼んだのか。全く。」
マリー「あなたは見ない顔だけど、何かアイディアは無いのかしら?」
ミグノノ「ええっ?!ボ、ボクですか?...そ、そんな、いきなり振られても。」
クェイガー「貴公は、いかにも悪いことができない純朴そうなゲッシーの若者に見えるが、実は強大な力を秘めている、という類のアレなのか?黒太子殿のように。」
マリー「この場に居るんだから、そう見えて相当のワルなんでしょ?...あなたはどんな悪いことを企んでいる人なのかしら?」
ミグノノ「ええええええええ。い、いや、ボクは、ただの農夫で、ここには代理で来ただけで...。」
ヴァーミッド「まあいい。何か貴公らの考えを申してみよ。」
ミグノノ「そそそ、そんなこと急に言われても...。」
ロロタタ「...例えば、例えばよ。偽物のキャラバンを作ってみる、とか。」
ギルガバ「偽物のキャラバンを作ってどうするというのだ?」
ミグノノ「例えば、魔獣と戦ってるキャラバンに後ろから近づいて大砲撃つとか...。」
ロロタタ「例えば、各国の王都を襲ってキャラバンの評判を地に落すとか...。」
マリー「!!」
ギルガバ「!!」
クェイガー「!!」
ヴァーミッド「...驚いたな。よくもそんな邪悪な企みを考えつくものだ。貴公らは悪魔だな。気に入ったぞ。...アーティスト、できそうか?」
アーティスト「クックックッ。それでは、さっそく製作にとりかかりましょう。」
ロロタタ「ちょっと待って!今のは言ってみただけ!言ってみただけよ!」
ミグノノ「そうそう!それは絶対やめたほうがいいと思うよ!」
ネロの役人「失礼致します。...こちらに、ミグノノ様、ロロタタ様がいらっしゃいませんか?」
ミグノノ「ボクたちですけど?」
ネロの役人「大変申し訳ございません。ご案内するお部屋を間違えてしまったようでして。ミグノノ様、ロロタタ様がご出席されるノーファスライルの環の会議は、このお隣のお部屋でございます。」
ミグノノ「それもっと早く言ってよ!!」
ロロタタ「...この部屋は、いったい何の会議だったの?」
(おしまい)
写真:この中にロロタタ発案のキャラバン(偽)が居るかもしれない。魔獣と戦っている時に横から攻撃されたら、それはロロタタ発案のキャラバン(偽)だ。
コメント
1
リンゴ
ID: a3c2r945w2gj
通りすがりですが笑わせていただきましたw
これはリーベさんがコラプに捕食されてしまったのでしょうか(*´艸`)
2
島津豊久
ID: weubkgqkmtdq
ありがとうございましたwww
噂では、英雄の試練に登場して図に乗ってた、元転生管理官のオヤジが餌食になったらしいですwww
3
桃
ID: zw5gxscayn9d
浮かばれない元転生管理人www
4
島津豊久
ID: weubkgqkmtdq
ありがとうございますwww
そのうち転生管理官のオヤジもネタにつかって弔ってあげたいwww