: 旅日誌 : 本日の当番【アンギラ → アリアロ】
「よぉ、アリアロ! 頼みがあんだけどぉ」
「ア、アンギラ…さん?」
「おお! おで、三ツ星になったんだぜぇ。すげぇだろぉ」
「おめでとうございます! 迫力がアップしましたねぇ」
(い、色んな意味で鬼感が増しましたな……。誰かと思った)
「それで、頼みというのは?」
「あんなぁ? おで、字が書けねえから、アンタに書いてもらおうと思ってなぁ」
「ああ、日誌ですか? お安い御用ですよ。引き受けましょう」
「ありがとよぉ~♪ これから獲物の血抜きせにゃあならんから」
「精が出ますねぇ」
(あの姿で解体……。悪夢ですね。何を仕留めたのかも気になりますが、知らないほうがいいこともありますよね…)
――というわけで、私アリアロが代筆致します。
特筆すべきことはないです。
今日は皆さま、イエ島にてバカンスです。
記録することとしては、アンギラさんが三ツ星になりましたよ…と。
鬼感が倍増……いや、さらにお強くなりましたよ、ということですね。
前回の日誌でイシカワガエルさんの話題が出たようなので、白状しますと…。
「え? 買った?」
「ビジネスと言ってくれ。人身売買みたいな言い草しないでもらいたいねぇ。取引したんだ」
「あんたならやりかねないでしょ?」
「言ってくれるねぇ。ま、こいつのおかげでよ、話がトントン進んだわけさ」
「………お役に立てたようで何よりです」
「イエ島の連中ってのは、オークみてぇに強さを重視すんだろ? だからよ、こいつの外交官としての腕前を見込んで、交渉してもらったわけだ。プライドを傷つけねぇようにな?」
「彼らに損になるような話はしておりません」
「もちろんよ。勝負をしねぇとは言ってねぇもんな。お互いにいい取引ができた。それだけのことさ。正確に言うなら、奴と手合わせするまでの時間を買ったんだ」
「戦いとはすなわち情報戦でもあります。生き残るためには手段を選んではいられません」
「そのあたりは俺たちゃ意見が一致したんでね。手を組んだわけよ。ロギオンのじいさんはノリノリだったな。ありゃいい客だぜ」
「……これは大きな賭けなわけね」
「そういうこった。どっちが勝とうが、俺は損しねぇがな」
「納得いった上で話がまとまっているのならいいけど。アリアロの経歴に傷をつけるようなことだけはしないでよね」
「おぅよ。こんな逸材を逃すようなバカなマネはしねぇ。安心しな」
「良くも悪くも、あんたの頭の回転の良さには脱帽するわ」
「ありがとよ」
――ヴィンガさん、メラさん、私アリアロの三者間で、以上のような会話がありました…と。
ヴィンガさんはある意味、カリスマ性のある方ですね。
「なぁ、俺とデカいビジネスしねぇか?」と持ち掛けられたら、逃げられないと覚悟したほうがよろしいです。
やることは過激ですが、潔さがあって嫌いではありません。
彼から学ぶことは多くある。
ヒューマンの中では、一番話の分かるタイプなのではないでしょうか。
リザードマンの目で見るのと、他種族から見るのとでは感覚が違うかもしれませんが、私はそう観察しました。
なかなかに興味深い人物です。
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【リンデンですよ】
アンギラが進化したので、カピン船だまりで記念SS。
なんちゅーか、最終形態っぽい外見ですが。(^^;
あれで斧…じゃない、肉切り包丁振り下ろされたら怖いなあ。
迫力アップしたのに攻撃力がショボいんじゃ可哀そうだから、早いとこ武器のレアリティを上げたいところですが、なかなか進まんです。
2枚目の画像は“交渉の場”。
「ちょっとお話がありまして…」な図。
何気なく撮っただけのSSなんだけども、ちょうど夜だった。
そして二人とも、ちょうど向き合う形になってくれた。
偶然の賜物。
「よぉ、アリアロ! 頼みがあんだけどぉ」
「ア、アンギラ…さん?」
「おお! おで、三ツ星になったんだぜぇ。すげぇだろぉ」
「おめでとうございます! 迫力がアップしましたねぇ」
(い、色んな意味で鬼感が増しましたな……。誰かと思った)
「それで、頼みというのは?」
「あんなぁ? おで、字が書けねえから、アンタに書いてもらおうと思ってなぁ」
「ああ、日誌ですか? お安い御用ですよ。引き受けましょう」
「ありがとよぉ~♪ これから獲物の血抜きせにゃあならんから」
「精が出ますねぇ」
(あの姿で解体……。悪夢ですね。何を仕留めたのかも気になりますが、知らないほうがいいこともありますよね…)
――というわけで、私アリアロが代筆致します。
特筆すべきことはないです。
今日は皆さま、イエ島にてバカンスです。
記録することとしては、アンギラさんが三ツ星になりましたよ…と。
鬼感が倍増……いや、さらにお強くなりましたよ、ということですね。
前回の日誌でイシカワガエルさんの話題が出たようなので、白状しますと…。
「え? 買った?」
「ビジネスと言ってくれ。人身売買みたいな言い草しないでもらいたいねぇ。取引したんだ」
「あんたならやりかねないでしょ?」
「言ってくれるねぇ。ま、こいつのおかげでよ、話がトントン進んだわけさ」
「………お役に立てたようで何よりです」
「イエ島の連中ってのは、オークみてぇに強さを重視すんだろ? だからよ、こいつの外交官としての腕前を見込んで、交渉してもらったわけだ。プライドを傷つけねぇようにな?」
「彼らに損になるような話はしておりません」
「もちろんよ。勝負をしねぇとは言ってねぇもんな。お互いにいい取引ができた。それだけのことさ。正確に言うなら、奴と手合わせするまでの時間を買ったんだ」
「戦いとはすなわち情報戦でもあります。生き残るためには手段を選んではいられません」
「そのあたりは俺たちゃ意見が一致したんでね。手を組んだわけよ。ロギオンのじいさんはノリノリだったな。ありゃいい客だぜ」
「……これは大きな賭けなわけね」
「そういうこった。どっちが勝とうが、俺は損しねぇがな」
「納得いった上で話がまとまっているのならいいけど。アリアロの経歴に傷をつけるようなことだけはしないでよね」
「おぅよ。こんな逸材を逃すようなバカなマネはしねぇ。安心しな」
「良くも悪くも、あんたの頭の回転の良さには脱帽するわ」
「ありがとよ」
――ヴィンガさん、メラさん、私アリアロの三者間で、以上のような会話がありました…と。
ヴィンガさんはある意味、カリスマ性のある方ですね。
「なぁ、俺とデカいビジネスしねぇか?」と持ち掛けられたら、逃げられないと覚悟したほうがよろしいです。
やることは過激ですが、潔さがあって嫌いではありません。
彼から学ぶことは多くある。
ヒューマンの中では、一番話の分かるタイプなのではないでしょうか。
リザードマンの目で見るのと、他種族から見るのとでは感覚が違うかもしれませんが、私はそう観察しました。
なかなかに興味深い人物です。
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【リンデンですよ】
アンギラが進化したので、カピン船だまりで記念SS。
なんちゅーか、最終形態っぽい外見ですが。(^^;
あれで斧…じゃない、肉切り包丁振り下ろされたら怖いなあ。
迫力アップしたのに攻撃力がショボいんじゃ可哀そうだから、早いとこ武器のレアリティを上げたいところですが、なかなか進まんです。
2枚目の画像は“交渉の場”。
「ちょっとお話がありまして…」な図。
何気なく撮っただけのSSなんだけども、ちょうど夜だった。
そして二人とも、ちょうど向き合う形になってくれた。
偶然の賜物。
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