ウィの旅日誌

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エニグマ襲来から32年半~相対性理論に基づく背景の推測~


イアルの世界では地球に比べて時計の針が24倍速く進みます。
キャラバンストーリーズのサービスリリースが2017年11月28日。
地球時間で494日経過しています。
この間、イアルでは32年と半年が経過しました。

32年経ってもエニグマがそもそもなんであるのかもわかっていない、
ざっくり言ってしまえば「みんなで戦おうね」と決めただけ。
というのは何とものんびりしています。
と、ストーリーに関することは置いておいて。


イアルと地球では時間の進み方が異なる

今日はイアルの時間の進み方が地球の24倍であることからイアルの世界の在り方に関する仮説を立ててみました。

皆さん、特殊相対性理論・一般相対性理論はご存じでしょうか?
時間の速さは相対的なものなので、場所――この場合は地球とイアル――によって時間の進む速さが変わるのはありえることです。
時間の速さは、運動の速さの違いか、重力の強さの違いで数学的に説明することができます。
特殊相対性理論で説明されるのが運動の速さによる時間の速さの変化、
一般相対性理論で説明されるのが重力の強さの違いによる時間の速さの変化です。

Wikipediaの説明がわかりやすかったので引用します。


特殊相対性理論では、基準となる慣性系内の観測者から見ると、観測者に相対して動いている時計は、観測者の基準系内で静止している時計よりも時間の進みが遅くなって観測されることを示している。相対速度が速ければ速いほど時間の遅れは大きくなり、光速(299,792,458 m/s) に近づくにつれて時間の進み方がゼロに近くなる。これにより、光速度で移動する質量のない粒子が時間の経過の影響を受けないということになる。 

一般相対性理論においては、重力は空間(時空)を歪ませ、時間の進みを変化させる。このため重力ポテンシャルの低い惑星上では、重力ポテンシャルの高い宇宙空間に比べて時間がゆっくり進むことになる。


科学用語ではありませんが日本では「ウラシマ効果」というワードがお馴染みですね。詳しく知りたい人はググってください。


どう説明するのか?

さて翻ってイアルの話です。
「イアルでは地球の24倍の速度で時間が進行する」
困ったことにこれは一般的な状況としてはちょっと考えにくいです。

特殊相対性理論で説明しようとすると、地球がイアルに対して光速に近い速度で動いていることになります。
これはありそうにないですね。

また一般相対性理論で説明しようとすると、地球を含む恒星系が(地球が、ではありません)イアルを含む恒星系よりもはるかに大きな重力を持っていることになります。
我々の太陽系は大した重力を持っていないのでこれもなさそうです。

ではどうするればこれを説明できるのでしょうか?
私が思いついたアイディアは2つです。


イアルは電脳世界である

イアルが電脳世界であるのでは?というアイディアです。
地球で言うところの時間に相当するものがイアルだと24倍の速度で動いているとすれば説明がつきます。
実は時間の定義が地球とイアルでまったく異なるという前提に立っています。
つまりイアルの時間は、時間という名前が便宜上ついていますが一般的な時間とはまったく異なるものです。
「処理速度」とでも言うのがより正確でしょう。
エニグマは世界を書き換えようとしているウイルスみたいなものでしょうか?

役目を終えて打ち捨てられたが、何らかの理由で延命されている電脳世界。
気の遠くなるような“時間”が経った結果、世界はダーウィン的進化を遂げ設計者の意図しない動きを見せるようになった。
そこでエニグマを投入しこの世界を強制終了することにした。

そんなストーリーでしょうか?


地球が事象の地平線の向こう側にある

2つ目のアイディアです。
“地球”がイアルに対して事象の地平線の向こう側にあるために、イアルのほうが重力ポテンシャルが高いという状態になっているのでは?というものです。
事象の地平線とは、時間方向に無限の未来まで行っても見えない時空の閉じた領域の境界面のことを指します。 
このアイディアでは世界は事象の地平線を介した多段構造になっており、異なる宇宙を生きていることになります。
いわゆる並行宇宙ではなく、上下関係のある宇宙の多段構造です。

この関係は 弁でふさがっているような一方通行であり、我々の宇宙からイアル宇宙に情報を送り込むことは可能ですが、イアルからは一切の情報を送ることができません。

この場合、エニグマは普通の侵略者でしょうか。普通の、というのもおかしな言い方ですが。
エニグマは生物的とは言えず、非常に機械的な存在です。
おそらくイアル世界の環境をエニグマ世界の生物が住まうに適した環境に作り替えるために送り込まれたテラフォーミングの機械なのではないでしょうか。

イアルの歴史を見ると、イアル歴の紀元前にハイエルフがエニグマに襲来されたという記録が残っています。
そのときはイアルが移住に適した環境かどうかを調べるための調査のための襲来であり、本格的なテラフォーミングは現在に入ってから始まったのでしょう。


今回はイアルと地球の時間の速さの違いから世界の成り立ちとエニグマの目的を推測してみました。
どちらのアイディアが正しいのか、もしくはどちらのアイディアも間違っているのか、真相が明かされる日は果たしてくるのでしょうか。
これからのストーリー展開が楽しみですね。

一体全体お前は何の話をしているんだと言われそうです。
ここまで読んだ人いますか?

それではー。




ウィ

コメント

1

ウリ

ID: g2d7bnvq5dhx

こんにちは。とても楽しく読まさせていただきました!
まるで空想科学読本を読んでるかのようでした(笑)
まさかこんなところで相対性理論の話が出てくるなんて思いもしませんでした、、、。

またぜひキャラストの世界を研究してください!

2

ウィ

ID: xu53hgu9ejf9

>> 1
ありがとうございます。
こんな内容でよければいくらでも書けるのでまたやりますね!