あぼがどの旅日誌

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経済学者じゃないけれど


 1.現在、二周年記念イベントとしてキャラの人気投票が行われている。この投票というもの、実はなかなか厄介な問題を孕んでいるのである。
 過去の日誌( https://masters.caravan-stories.com/posts/nltvgaig )でも言及した「 Freakonomics(邦題:ヤバい経済学)」 という本から今回も要約抜粋するに、

「(日頃からなにかと合理性について言及しがちである)経済学者は投票所にいるところを見られると恥ずかしがる。それは、投票はコスト(時間・労力)に対して、1回の選挙で自分が投票した1票が結果を左右する確率は極めて低いからだ。合理的な人間なら投票を棄権すべきだ」

とある。これはもちろん著者の言説及び結論ではなく、ネタを紹介している部分に過ぎないのであるが、これは「合理的無知(無関心)」よも呼ばれる問題で、実際の選挙行動でも問題となっている立派な研究領域である。
 たしかに、数万票が動く選挙において自分の1票は極めて無力であり、それならば選挙公約等を吟味したりしたうえで実際に投票所へいって投票をするのは無駄だという結論に至るのは、合理的思考からすればそうなるか、というもの。

2.合理的思考ができる人間ほど選挙に行くべきとの話もあるが、別に選挙の話をしたいわけなのでそこはどうでもいい。
 今回のキャラ投票についても同様のことが考えられ、どうせ自分の一票など、と思っていたが、中間発表をみるにどうやら投票に参加している人数は全体の規模からすると少数らしい。ならば自分の一票にも価値があるのではないかと思い立ち、本日投票するに至ったのである。

3.しかし、中間結果発表は投票の促進を促すつもりで行ったのであろうが、運営は1つミスをおかしたのではないか。中間結果発表を早期にしかも具体的にやり過ぎたのである。
 今回の投票は、運営が心変わりでもしない限り、男女1位に輝いたキャラのみに新衣装が実装されるのであり、2位以下にはせいぜいランキング上位であったという事実が残るのみである。それゆえ、中間結果発表当時上位にいなかったキャラに投票していた人達の中にはそのキャラに投票するを辞める人がでる一方で、上位のキャラに投票していた人は投票を続け、いわゆる勝ち馬にのる形で上位キャラに投票を行う人達もでてくるだろう。
 かくして本来の人気度から乖離した歪な人気キャラランキングが完成するのである。毎日1回投票できるという制度な時点で歪になるのは既定路線なのだろうけれど。

4.そういえば、人気投票1位になったキャラをペアにしたピックアップガチャが開催されていたような記憶がうっすらあるのだが、仮に女性部門で英雄のミサクラが1位になった場合にはミサクラだけアニマ5枚で出現というよくわからん形式になるのだろうか。 はたまた、記念アートブックの売り上げに影響が出ることを懸念した抗いがたい謎の力によって2位に格下げされるのだろうか。すべては闇の中。


あぼがど

コメント

1

イアルの冒険者

はな

ID: brizt5qht63e

カメコ、、、、