記録者:アリアロ
「ああ、どうしましょう……」
「きゅーぅ」
「……お役に立てず、すみません」
キャラバンの図書室の前を通りかかると、マンドラゴラを子どものように抱きかかえているフィロメナさんが、ため息をついていました。
一緒にいたのは、メルロさんでした。
「あ、アリアロさん」
メルロさんが、通りかかった私に目を留めて、声をかけてきました。
「どうなさいましたか?」
「どうなさいましたか?」
「フィロメナさん、アリアロさんなら、大丈夫なのでは?」
「そうですね、アリアロさんなら……。実は、今日は急遽、植物学会に出席することになりまして、アルアリアまで行かないとならないのです。でも、リザは連れていけませんし……。博識なメルロさんなら、リザを安心して預けられるかと思ったのですが、怖がってしまって」
「ちょっと、身体が大きすぎるのでしょうね」
メルロさんは本当に申し訳なさそうに、肩を落としていました。
「リザさん、アリアロさんはどうかしら? 彼もメルロさん同様、とっても紳士的なリザードマンですよ」
フィロメナさんは、リザに優しく問いかけました。リザが私をじっと見つめています。ビーストとはいえ、意思疎通のできる植物に見つめられるのは初めてなので、少し緊張しましたね。
そのうち、フィロメナさんの腕の中からするりと降りて、私のほうに近づいてきました。
「アリアロさん、そのまま動かないでくださいね」
「はい」
リザはしばらく、私のことをじっと観察していましたが、そのうちゆらゆらと身体を揺らしながら、そうっと細い腕を差し出してきました。
握手を求めているのでしょうか。私もそっとそれに応えました。
マンドラゴラの手(根?)に触れたのは初めてです。なんと華奢な……。
「ハルビドロ帝国の使者、アリアロと申します。お見知り置きを」
「きゅぅ!」
よろしく、と言ってくれたのでしょうか。雰囲気から察するに、そんな感じでしたが。
「ああ、よかった! 気に入ってくれたみたいです。それではアリアロさん、今日はよろしくお願いしますね」
フィロメナさんが大きく安堵の吐息をつきました。時間ギリギリまで待っていたのか、フィロメナさんは大急ぎで荷物をまとめて、そそくさとキャラバンを降りて行きました。場所はもう、アルアリアに到着していたようです。
「慌ただしく出かけられましたね……」
メルロさんが、ゆったりとした口調で感想を述べられました。穏やかな声音で言われると、今までのバタバタが嘘だったかのようです。
「……メルロさん、何か注意事項はありますか?」
マンドラゴラについて何も説明を受けていなかったので、不安が込み上げてきました。
「外出するときは、精製水の入った霧吹きを必ず持ち歩くように、と。足先……根っこですかね、乾燥した場所を歩くときは、傷まないようによく診てあげてくださいとのことです。共有の日誌に書いてくれていますので、そちらも参考になさってください」
メルロさんが該当のページを見せてくださいました。
「ええ……はい。ああ、こちらの記述ですか。ふむふむ、なるほど。高温多湿を嫌うのですね。わかりました、注意します」
読んでいるうちに懸念が顔に出てしまったのか、メルロさんは表情を曇らせて様子を伺っていたようです。
職業柄、私は感情を表に出さないよう注意することが身についてしまっているのですが、メルロさんの観察眼はそれ以上に鋭いようで、一瞬で見抜かれてしまいました。
「あの……何か気になることでも?」
「今日は公用でアルローサ鉱山に向かう予定でいたのです。湿気が多いところですし、もし街中で何かを依頼された場合、近辺のロストフ荒野にも足を伸ばすでしょうしね」
「長時間歩き続けなければ、それほど心配することはないと思います。適度に自然な風にあたることと、日光浴をさせることが大事なので、こまめに休憩を挟めば大丈夫です。あ、この季節、直射日光はできるだけ避けてください。太陽が中天に来る時間帯は、外に出さないように……。でも、リザ本人が出たいようなら、連れて行ってあげてください。リザの意思を確認しながら、様子を見たいと思います」
さすが学識者だけあって、知識が豊富です。歩く図書館と表現してしまっては、失礼でしょうか。
戦士としての一族の出自と伺っていますが、重ね重ね失礼ですが、それだけではもったいない気が致します。
この有り余る知識や情報を、ぜひ国の民のために活かして頂きたいものです。
「承知いたしました。キャラバンに戻ったら、できれば知識のある貴方に介抱して頂きたいのですが……」
遠慮がちに伺ってみましたが、メルロさんは悲しげな表情を浮かべられました。
「お世話してあげたいのは山々なのですが、私、けっこう爪が細くて鋭いもので、あのやわらかな木肌を傷つけてしまわないかと……」
なるほど。リザが怖がった理由はそれですね。
「では、助手を探しておいてください。そうですね、ミリアさんあたりはいかがでしょう? もしくは、モーガさんですね」
メルロさんの監督のもと、助手となる方に介抱を頼めば問題ないのでは?という提案をすると、メルロさんの表情がパッと明るくなりました。
「ああ〜、そうですね。良い方法です〜。では、待機のために準備しますね」
「よろしくお願い致します。では、私たちは出かけます。参りましょうか、リザさん」
「きゅぅ♪」
「いってらっしゃ〜い」
鉱山での用事を済ませて街中を歩いていると、案の定、住民の方々から様々な依頼を受けました。
予想通り、ロストフ荒野、アルアリア、ラナスク平野などを駆けずり回ることに。
「ここいらで休憩しましょうか」
「きゅー」
場所は、ロストフ荒野の、ラスベルさんの別邸がある葡萄畑からさほど遠くないところです。日陰があって、座るのに手頃な岩があったので、二人で腰掛けました。
「リザさん、足を見せてください」
言うと、片脚をひょいと持ち上げてくれました。
「ふぅむ……少し熱がこもっているようです。キャラバンで休憩しますか? それともまだ、外に出ていたいですか? いかがいたしましょう」
「…………」
リザは、首を横に振りました。「わかりました。では戻りましょうか」
脚と足先に霧吹きをかけると、気持ちよさそうでした。汚れを落として抱え上げると、そのままキャラバンに向かいました。
扉をノックすると、すぐメルロさんが応対してくださいました。動作はゆったりですが、行動が素早いので滞りなく動けます。
なんとすばらしい方なのでしょう……!
「アリアロさん、リザをこちらへ」
「はい」
奥の部屋に行くと、共有ラウンジが臨時待機室になっていました。
万全の体制で待っていたのは、モーガさんでした。
「アリアロさん、お疲れ様です」
「ありがとうございます」
モーガさんはリザに向き直ると、目線を同じ高さにして、挨拶をしました。
「リザさん、モーガです。よろしくお願いしますね」
「きゅぅ〜♪」
私にしたのと同じように、細い腕を伸ばし、モーガさんはそれに応えて握手しました。
「わあ〜可愛い!」
リザはそのままモーガさんの肩に腕を伸ばして、彼女にしがみつきました。女性に対しては、あまり抵抗はないのでしょうか。
モーガさんはリザを抱きかかえたまま、触診をするようにリザの身体を確かめました。
「……うんうん、だいぶ火照っているようだから、ゆっくり体の熱をとりましょうね」
「では、あとはお任せください」
手際よく処置をするモーガさんを見守りながら、メルロさんはすっかり、リザの主治医という雰囲気になっておられました。
「お願い致します」
その時、視界にグァラルさんの姿が映りました。腕を組んで、じっとこちらを伺っています。何か言いたそうな気配でしたが、私はそのままキャラバンから降りて、素材の採取に向かいました。
2時間後くらいにキャラバンに戻ると、リザが外に出たがっているとのことで、再び一緒に出かけました。何度目かのロストフ荒野散策で、ツリーマンと出くわしました。
「リザさん、ツリーマンですよ」
「きゅうーぅ……」
大きいねぇ、と言っているような雰囲気です。
「あなたもあれくらい大きくなるのでしょうか……?」
話しかけると、さてね?という感じで首を傾げました。
30分くらい歩き回った後に、また手頃な岩に腰掛けて休憩しました。
「はぁ……さすがにこの靴では足が痛みますね」
歩き回るのには慣れているつもりでしたが、整備されている石畳の道と、石や岩がごろごろあるような荒野では、大分勝手が違います。
靴を脱いで足の裏をさすっていると、リザが私のカバンからゴソゴソと霧吹きを取り出し、シュッと水をかけてくれました。細い根のような腕を器用に曲げて、持ち手のレバーを引いていました。私の動作をよく見ていたようです。
「ああ、ありがとう。……やさしい子だね」
艶やかな葉っぱを撫でると、なんだか嬉しそうにぴょんぴょんと跳ねていました。
夕陽が沈みかけてきた頃、抱えていた依頼はすべて片付いたので、キャラバンに戻りました。その少し前に、フィロメナさんをアルアリアまで迎えに行くとかで、キャラバンの姿がしばらく見えなくなる時間帯がありました。
今までそれほど気にしていませんでしたが、キャラバンが近くにいない、というだけで、普段の倍くらいは不安が跳ね上がったように思います。キャラバンで生活できていることが当たり前になってしまっている。その生活にすっかり馴染んでしまっている。
どれだけキャラバンに頼りきってしまっているかということを思い知った瞬間でした。
扉を開けると、フィロメナさんが真っ先にリザを迎えにきました。
「リザさん、おかえり! いい子にしてましたか?」
「きゅう!」
リザも、おかえり、と言わんばかりにフィロメナさんに飛びつきました。
「アリアロさん、今日は本当にお世話になりました。ありがとうございます」
「いえ。メルロさんとモーガさんが、ほとんどケアをしてくださって……」
その時、ずっと様子を伺っていたグァラルさんが、仏頂面のまま静かに話に割り込んできました。
「なあ、水を差すようで悪いが、ちょっと過保護すぎやしねぇか? ビーストだろう?」
フィロメナさんは困ったように表情を曇らせましたが、そばで聞いていたメルロさんは、穏やかなお顔のまま、グァラルさんの指摘を咀嚼するように細かく頷いていました。
「確かにそれは、私もお世話をしながら感じていたことではあります」
「あっ、でも……!」
モーガさんが仲裁をするかのように割り込みかけましたが、メルロさんが大きな手で、やんわりと遮りました。
「キャラバンでのビーストとの共同生活は、みなさん初めてですよね。植物、動物、昆虫、鳥類……様々な種の仲間たちが、これから増えていくことが予想されます。毒を持っているもの、棘を持ったもの、特殊な能力を持ったもの、様々です。特にこのマンドラゴラは、致命傷となるような〝死の叫び〟を上げることがあります。もし何かの怪我で〝叫び声〟が上がってしまったら、大変なことになります。このキャラバンには幼い子どもたちも同乗しています。孤児だけでなく、大切にお預かりしているお子さんも……。何かあってからでは遅いのですよ。私、初めてマンドラゴラを1日観察していましたが、リザの意思に反するようなことはしていません。外に出たそうなら出す。歩きたくないという意思を示せば休ませる。水が欲しそうならその時にあげるーー。どういった環境で見守ったら良いかということが、私はわからなかったものですから仰々しくなりましたが、よくほぐされた土と樽くらいの大きさの容れ物を用意しておけばよさそうだな、ということが掴めてきました。育った環境から離れ、連れ回してしまっているのは私たちなのです。ですから……」
「彼の言うとおり、最初は腫れ物に触るように、そうっと扱うことになる。過保護に見えるくらいにな」
ゆったりと現れたのは、サリバン様でした。
メルロさんはにこにこしながら、サリバン様を迎え入れました。
「すまないね、割り込ませてもらうよ。私は最近、園芸を始めてね。普通の植物を育てるにも苦労している。幸い、このキャラバンには農業の専門家や植物学者が乗っているから、教えを乞うことができて助かっているよ。だが、ビーストはそうはいかない。自立する植物だ。危険な能力も持っている。この状況で、誰も育てたことがないとなれば、かなり慎重にならざるを得まい。そうだろう?」
「ああ、確かにな」
グァラルさんは神妙に頷きました。
「それに、今回はフィロメナ君が充分な準備ができないまま、大事な相棒を誰かに預けなければならなくなったそうだね」
「はい……。普段から情報を共有しておくべきでした。それは私の手落ちです。申し訳ございません」
フィロメナさんが深々と頭を下げると、サリバン様はやさしい表情で、押し留めるような仕草をしました。
「責めているわけじゃないんだ。今後、どうすれば良いか見えただけでもよかったじゃないか」
「ありがとうございます。ーーメルロさん、あとで相談させてください」
「はい、私の整理術がお役に立つならば……」
フィロメナさんとメルロさんの様子を見て頷いたサリバン様は、グァラルさんのほうに向き直りました。
「つい、自分が育った環境や文化、習わしなどから判断してしまいがちだが、まずはそういったことを取り払って、生き物を見ないとならない。共に生活する者として、生き物と関わる家族、その両方に責任を持たねばならん。メルロ君はもちろん、きみのように過保護すぎではないかと考えてもいた。それは観察し続けてきたことで導き出された結果だ。同時に、危険に対しても対処しなければならない。加減がわからないうちはどうしても手厚くなってしまうよ。ーーそういうことを言いたかったのではないのかな、メルロ君?」
「はい、おっしゃるとおりです」
「そうか、なるほどな。ケチつけるようなことを言って悪かった。そこまで視野に入れねぇとならんとはなぁ。恐れ入った。ーーみんな、お疲れさん」
グァラルさんのその一言が号令のような合図となり、皆さんそれぞれ解散となりました。
サリバン様はラウンジに戻って読書を再開し、メルロさんとモーガさんは観察日誌を覗き込みながら話し合っていました。
私はまっすぐに自室に向かいました。
「なあ、フィロメナ。ハーブについて聞きたいことがあるんだが」
「どんなことでしょう?」
リザを連れてビーストの部屋に行こうとしていたフィロメナさんを捕まえて、グァラルさんが何やら質問を投げていたようですが、私は緊張の糸が切れてしまい、注意を向ける余裕がありませんでした。
夕食後、部屋に戻ってからしばらくして、遠慮がちに扉がノックされました。危うく聞き逃してしまうところでした。
「お入りください」
声をかけると、これまたそうっと扉が開かれました。
「よぉ。今いいか?」
顔を覗かせたのは、グァラルさんでした。
「ええ、大丈夫です。いかがなさいましたか?」
「おぅ、ちょっとな。ーーポルカ、中に入れてくれるか」
「はい。畏まりましてございます」
なにが始まるのでしょう。ポルカさんがサービスワゴンを押して部屋に入ってきました。
湯気が立ち昇る深めの容器とタオル。良い香りのするハーブエッセンスが並んでいました。
「これは……」
「ビーストの世話もいいが、世話する奴がへばっちゃどうしようもねぇだろう?」
グァラルさんはそう言いながら、部屋の中央に椅子を運び、私をいざないながら手際よく準備を始めました。
「さあ、そこに座ってくれ。足元の裾を捲ってくれるか。ーーそうだ、それでいい。さあて、と」
「……グァラルさん?」
「これから、あんたの脚をマッサージするんだ。フィロメナに疲労回復のためのアロマを調合してもらったから、効果抜群だぜ」
なんということでしょう。そんな贅沢をしてよろしいのでしょうか。
ハーブの精油を、湯が張られた容器に数滴たらすと、グァラルさんは私の脚をマッサージし始めました。
その時、丁寧なノックの音が響きました。気のせいか、少し楽しそうな感じがします。
「お入りください」
「失礼するよ」
サリバン様でした。手にはワインの瓶が……。
続いて、ワインの貴公子ラスベルさんが現れました。
「ふふふ、アリアロにルームサービスだよ」
「あ、あの……」
「いいから、お前さんは座ってな」
紳士方は、勝手知ったる他人の家という感じで家具を適当に動かし、グラスにワインが注がれ、ラスベルさんは酒のつまみを用意し始めました。
あっという間に酒場のような雰囲気に。その傍で、雷神のような風貌の男に足をマッサージされるオオトカゲがオロオロしている、という些か滑稽なシーンができあがっていました。
ラスベルさんから否応なくワイングラスを渡され、私は完全に身動きが取れなくなりました。
「盗み聞きをしていたわけではないが、グァラル君がフィロメナ君に相談していたのが聞こえてね。どうせならと、ラスベル君に声をかけさせてもらったのだ」
「足を痛めながら一日中駆けずり回っていた仲間に対して、何も報いないのは失礼だ。サリバン殿からの提案を快く引き受け、最高のワインとつまみを用意させてもらった。存分に楽しんでくれたまえ」
「お心遣い痛み入ります……。ここまでしてくださるなんて」
「俺らのほうこそ、何も手伝えなくて悪かったな。太鼓の皮を新調するときは長時間離れられねぇし、サリバンは納期までに仕上げなきゃならねぇ依頼があるし、ラスベルは葡萄につく害虫との戦いがある。アリアロは公務もこなして、ビーストのお守りまでして、今日は本当によく働いてたよなあ」
「私はできる限りのことをしたまでですよ」
「おめぇさんらしいな。ーーさ、こんなもんかな。野郎の手じゃ、あんまりきめ細やかな配慮はできんが」
「いえいえ、力の按配がちょうど良く、とても心地よかったです。今日はよく眠れそうですよ。感謝いたします」
「そりゃあ良かった」
「では、乾杯をしようか。ーーアリアロ君に」
サリバン様がそう言ってグラスを掲げると、ラスベルさんもグァラルさんも、私の名とともにグラスを掲げてくれました。
「キャラバンと、多才なる皆さんに」
私は感謝と共に、乾杯させていただきました。
どんな時でも、人はお互いを支え合うものです。自分はどうなってもよいなどと思うのは、それこそ傲慢な考えなのだということを、今日、身を持って教えられた気が致します。
ーーーーー
[タリスひとこと]
お読みいただき、ありがとうございます。
ただいまは、マンドラゴラを大事に大事に育成中です。
前回のお話の前に上げる予定だったものなので、衣装やマンドラゴラの花の状態等、時系列がおかしなことになっていますがお許しください。
この日は色々な場所を駆けずり回っていて、実際にこんな走り回っていたら足がとんでもないことになるだろう、と。
そんなことを考えていたら、浮かんできたお話です。
魔法生物としてのマンドラゴラは、実際に高温多湿を嫌うかどうかは知りません。
オーク領のグアラニにもいるくらいだから、大丈夫なのかな、どうなのかなと判断がつきませんでした。
エルフ領のルヴイラの尾根にいるマンドラゴラと、どのように生態が違うのかというところが気になります。
(うちのリザさんはルヴイラの尾根でテイムしたので)
ちなみに、高麗人参は高温多湿な環境はダメだそうです。
そちらを参考にしました。
植物分類学上のマンドレイクは、ネパールから中国、ミャンマー北部にかけて自生しているとのこと。
……温帯性気候のところに生息しているじゃないか。(ノД`)・゜・。
でも形からすると高麗人参ですよね、どう見ても…。
まだ観察し始めで不明ってことで許してください。
行くとこ行くとこ魔獣が降ってくるのですが、好かれてるのかしら……。
ーーーーー
[タリスひとこと]
お読みいただき、ありがとうございます。
ただいまは、マンドラゴラを大事に大事に育成中です。
前回のお話の前に上げる予定だったものなので、衣装やマンドラゴラの花の状態等、時系列がおかしなことになっていますがお許しください。
この日は色々な場所を駆けずり回っていて、実際にこんな走り回っていたら足がとんでもないことになるだろう、と。
そんなことを考えていたら、浮かんできたお話です。
魔法生物としてのマンドラゴラは、実際に高温多湿を嫌うかどうかは知りません。
オーク領のグアラニにもいるくらいだから、大丈夫なのかな、どうなのかなと判断がつきませんでした。
エルフ領のルヴイラの尾根にいるマンドラゴラと、どのように生態が違うのかというところが気になります。
(うちのリザさんはルヴイラの尾根でテイムしたので)
ちなみに、高麗人参は高温多湿な環境はダメだそうです。
そちらを参考にしました。
植物分類学上のマンドレイクは、ネパールから中国、ミャンマー北部にかけて自生しているとのこと。
……温帯性気候のところに生息しているじゃないか。(ノД`)・゜・。
でも形からすると高麗人参ですよね、どう見ても…。
まだ観察し始めで不明ってことで許してください。
行くとこ行くとこ魔獣が降ってくるのですが、好かれてるのかしら……。
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