パルヤン：アメリア、僕となぞなぞしてくれる？
アメリア：いいですよ。
パルヤン：えっと、パンはパンでも、食べられないパンはなーんだ！
アメリア：…腐ったパン？
パルヤン：ぶぶー、ハズレ。
アメリア：凍ったパン。
パルヤン：これなぞなぞだよ？
アメリア：私が初めて焼いたパン！
パルヤン：焦がしたの？そうじゃなくて、正解はフライパンでした♪
アメリア：フライパン？揚げパンってことですか？美味しいですよ。パルヤン、好き嫌いしたらダメですよ！
パルヤン：う、うん。ごめんなさい。

ボグス：おう、どうした浮かない顔して。
パルヤン：あ、ボグス？なぞなぞ答えてくれる人を探してて…
ボグス：お？なぞなぞ？面白そうじゃねーか！俺が答えてやるぜ！
パルヤン：うん。じゃ、初め４本足、次に２本足、最後３本足になるものなーんだ！
ボグス：そりゃ、昨日闘った熊だな！
パルヤン：熊？
ボグス：最初４本足で歩いていたが、俺を見るなり２本足で立ち上がって威嚇してきたんで、一発食らわしてやったら前足ついて倒れちまったのよ！どうだ！正解だろ！
パルヤン：ううん、正解は人間だよ。
ボグス：ヒューマンだと？俺様がヒューマンに負けるわけないだろ！
パルヤン：ひっ！ご、ごめんなさい！

パルヤン：びっくりした。なぞなぞは、もっと頭の良さそうな人じゃないとダメなのかな…

パルヤン：あ、フォルク。僕となぞなぞしてくれる？
フォルク：面白そうですね。いいですよ。パルヤンが問題を出すんですか？
パルヤン：うん。じゃ、食べるとお父さんが嫌いになる果物なーんだ！
フォルク：私は別に父さんが嫌いなわけじゃありませんよ。
パルヤン：え？
フォルク：確かに私に対する期待が大きくて疎ましく思うこともありましたが…
パルヤン：あの、これなぞなぞだよ？正解はパパイアなんだけど。
フォルク：だから！パパがイヤだなんて言ってないじゃないですか！
パルヤン：わーん！ごめんなさーい！

パダノア：あら、パルヤン。皆となぞなぞするんじゃなかったの？
パルヤン：………なぞなぞ怖い
パダノア：？

～　こころの妄想日誌　終　～

こころベーカリー