突如世界が大きく歪む。
間もなく目の前には、先ほどのブラックバスのヌシこと
アリゲーターガーが2匹ゆったりと漂っている。
「おいおい、さっきは1匹しかいなかったんじゃなかったっけ・・」
確かに、戦いを挑んだその瞬間は1匹だったのだが・・。
しかし、こちらも人数がなぜか6名まで増えていた。
やるしかない。そう決めたhamutaroは剣を握りしめ
戦闘を開始しt
「「「あpしうrなqwせdrftgyふじこlp(大合唱)」」」
と、思いきや6名が全員同時にしゃべり始めた。
なんという連帯感()
えっと・・・、とりあえずイラつく声でランランラーンとかいってるのは聞き取れた。
さらにBGMも入り交じってる。
世界観とは。戦闘とは。
多少なりパニくるhamutaroをよそに、他の突如出てきたメンバーは
各々スキルを使用して、果敢にガーに突進していった。
ソフィアと名のつく女剣士は、メンバー全員にダメージカットのバフを付与し
ギルガバという屈強そうなオークは、ナルシストな超ロングモーションの後、自己バフスーパーモードで突っかかる。
名も知らぬ大根足はただ、ピョンピョン跳ねながら歌って
キリアンと名乗る赤髪は二丁拳銃で走り込み
同僚のレオミュールと名乗る白髪は、後方よりライフル射撃を実施
その間をアルフレッドというメガネが回復と強化を行っていた。
ギルガバ浮いてんな?おいギルガバ?
冷静にパーティに突っ込みをいれるhamutaroだが
次の瞬間、自身の目を疑う事に。
ソフィアとギルガバがペタンと倒れたのだ。
全身ガチガチの甲冑のソフィアと、他のキャラの2倍の体躯はありそうなギルガバが、だ。
しかも、自身の持つHPの10倍ほどのダメージを受けて
完全に地面に倒れ込み、見事に星を回していた。
おいおいwいくらなんでもガーさん強すぎじゃねぇのwww
「らんらんらーん♪」
お前はほんとにうるさい大根足だな・・。
ソフィアさんもダメージカットバフいれつつ、自身でも保持しているし
ギルガバさんもスーパーギルガバンになっているので、カットは入っている。
唯一☆5の存在でもある。
だが、なんだ。
このざまは・・・
「らんらんらーん♪」
キリアンが倒れる。
「らんらんらーん♪」
アルフレッドが倒れる。
「らんらん・・ふべぇああああ」
大根足が倒れる。
レオも倒れる。
GAME OVER
端末が暗くなり、赤く浮かび上がるゲームオーバーの文字。
昔ファミコンで死んだときもよくこんな感じで出てたな~。
オーソドックスで、それでいて懐かしい、そんな文字。
脱力感とともに、次の死なない為の計画を練り始める
そのスターターピストルが頭の中を駆け抜ける。
最近だと「YOU DEAD」とか「血がでた!」とか
そういう切った張った系のゲームばっかりしていたhamutaroには
色々と思いだすには十分強烈な表記だった。
画面が再び歪み、再度フィールドに戻った際には
お前はなぜ死んだのか、どうしたら強くなんのか。
そういう補助的なUIが端末を覆っていたが
まぁ、そんな課金してすぐにどうこうなる話でもないっていうのは
少しづつ感覚を取り戻しつつあるhamutaroには十分理解できた。
あと、どうやったら強くなんのかの情報も、そう簡単な話ではないんだよ。
そう、このゲームで強くなるには気が遠くなるほどの積み上げが必要になるのだ。
武器を調達したり、その武器を鍛錬したり
キャラクターを鍛錬したり
ルーンボードを強化していったり。
PT構成、陣形、属性。
全てのバランスを整え、こういったツワモノと争う際には
しっかりと属性等を見極めていく必要がある。
OK、一回すがすがしいまでに死んだおかげで色々思い出してきた。
一度帰ろう。
hamutaroは、ウドンを後にした。
コメント
1
HITMAN
ID: 7dh6witj3jd9
ハムさん久しぶり(^_^)元気?
相変わらず文才あるね(笑)毎回見てるよ!
2
エクレア
ID: pi2mfi3n43qb
お久しぶりですっ(´-3-`)
うるさい大根足がもうラスボスでいいんじゃないかなぁーw
3
にゃんこラジオ局
ID: ya5ze9qu2yie
ハムさん......ロロミュのお使いが((( ;゚Д゚)))
アイドルが出してはいけない声が出てましたΣ(*゚Д゚*)
4
hamutaro
ID: 25h7j43dhd5q
>> 1
元気にやってるよヒッメーン!
いやいや、ダラダラ空き時間に書いてるだけっすwとんでもねぇっすw
いつも読んでくれてありがとう!
5
hamutaro
ID: 25h7j43dhd5q
>> 2
エクレアお久しぶりー!
ほんとマジでラスボスだわ・・・www
ラスボス設定でいこうかしらwww
6
hamutaro
ID: 25h7j43dhd5q
>> 3
あいつさ、なんだろうww
イラットくるんだよねwww生理的にwww
扱いも、ついつい可愛がってしまいましたよww