大　遅　刻

(※前回からの引用)
マラソンはタンクを走らせて攻撃を受ける時間を減らすことで、受けるダメージを減らして耐久を実現させる戦法です。
色んな方の日誌を見ているとこれを難しそうだと考えている人が多いようですが、そうではありません。

マラソンが難しそうと言われる原因、それは「操作が煩雑に"見える"」から。
実際やってみて「まずAS撃って、タンク走らせて、タゲ操作して・・・あっタンク止まったからまた移動させなきゃ・・・今度は火力のスキル溜まっちゃったから使わなきゃ！あー挑発切れてる！」・・・ってなる方もいるかもしれません。
これは一気に複数のことを考えようとしてしまうのがいけない、と考えています。

マラソンにおいて、主にプレイヤーが行う操作はこの四つ。
①タンクの移動操作
②タンクのAS操作
③それ以外のキャラのAS操作
④それ以外のキャラのタゲ操作
(⑤それ以外のキャラの移動操作)
大体これに分類できます(あくまで「マラソンの形が成立した後」の話です)。
結構これを一気にやらないといけない、と考える人が多いんですよね。
断言します。違います。
実際マラソンを行っている時、プレイヤーはこれを一気に考えているのではなく、頭の中に優先順位を作っているのです。

どういうことか？
例えば、「マラソンをしてもタンクが途中で落ちてしまう」相手に出会ったとします(火力に関してはとりあえず考えない)。
この時、タンクを保たせるために大事な操作は①と②です。つまり優先順位は①②＞③④になるんですよね。
①と②が成立しなければ③と④も意味がないわけです。
よって実際に操作する時①②③④を同時に操作はせず、「まず①と②を済ませてから③と④を考える」のです。
逆も然り。「マラソンが安定するけど火力が足りない」相手に出会ったなら、それは裏を返せば「もう少しタンクに無理をさせても大丈夫」ということです。
この場合優先順位は③④＞①②になります。火力の操作を優先して削りきれるかを試すのが良いでしょう。
"①→②→③→④"のように優先順位を決め、その順番に操作するように心掛けましょう。
この立ち回りの変化を試してどうしようもない、というならばそこから編成の変更を考えていきましょう。

またこれを考えて試していれば、「その編成に足りないもの」も分かりやすくなります。
例えばタンク+ヒーラー+ヒールバフ+クイック+火力2で耐久過剰だとしましょう。時間切れになる・・・というなら、ヒーラーを抜いて火力を増やせないか考えてみましょう。
それじゃタンク保つわけないじゃん！って？
それは①②を優先して試した結果ですか？
火力を意識しすぎて③④を優先していませんか？
編成を火力重視に切り替えた時点で火力は上がっているのですから、今度は耐久重視に操作すれば勝てるかもしれないのです。
これも逆があります。耐久力を編成で伸ばしたなら、今度は火力の操作に重きを置くことで勝機を見いだせるかもしれません。
基本的にキャラの(特に無理な)強化は操作と編成の変更でダメだった場合の"最終手段"です。
 

・・・と、ここまでが前回の日誌になります。
これを前提に応用等を書こうと思います(。-`ω-)

〇ヒュマアバとソフィアの違い
よくマラソン日誌が上がるロヴァ二エ関係で主に用いられやすいのが、「光属性が得意」を持つヒュマアバとソフィアです。今回はその二人に絞って解説していこうかと思います。
ヒュマアバとソフィアは性能面で多くの違いがあります。
いや、んなもん分かり切ってるよって話かもしれませんがマラソン前提とすると少し事情が変わります。
ヒュマアバ・・・足が速い、挑発は狭い
ソフィア・・・足が遅い、挑発は広い
というだけの話ではないってことですね。

まず足の速さですが、これはマラソンというものにおいて必ずしも良いものであるとは言い切れない、と考えています。
何故かというと・・・
マラソンを行う際、皆さんタンクを長距離走らせるのを繰り返しますよね？
このときヒュマアバの移動能力が2.6に対しソフィアの移動が1.5なので、ヒュマアバはソフィアに対して2.6/1.5=約1.73倍のスピードで同じ距離を走ることができるということです。
しかしこれは裏を返せば、ヒュマアバは指示された場所に到達するまでの時間がソフィアの1.5/2.6=約0.58倍しかない、ということでもあります。
前に説明した通り異なる複数の操作を一気に行うのは無理があるので、タンクが指定距離を走り終える度に新たな指令を出さなくてはいけません。
移動している間は攻撃が当たりにくい、即ち基本的に追加操作する必要がないので、「足が速いタンクほどタンクの操作が忙しくなる」ということは覚えておく必要があります。
ただし足が遅いということは「一回囲まれると脱出が難しい」ということです。
運営が中々説明しませんが攻撃には通常の状態異常以外に「よろけ」が存在し、よろけが発生するとそこまでの移動・AS指令がキャンセルされます。これが囲まれると連続で発生しやすいので、逃げるのが遅いとハメ殺しされる確率が間違いなく上がります。
この点で一長一短だと言えますね。足の遅いタンクは崩れると脆いです(;'∀')

じゃあ挑発面は完全にソフィアが上なの？と言われるとそうとも言えません。
個人的にマラソンにおいて重要視している"余剰時間"という概念があるからです。

〇"待ち"
マラソンしなければならないような敵と出会った時、敵はただ殴ってくるわけではありません。状態異常を使ったり、バフで自身を強化したり、もしくはデバフでこちらを妨害してくるかもしれません。
これらの行動には全て、こちらのキャラと同じくCTが存在します。連発することは原則できません。
これを突くテクニックが"待ち"です。さっき言った"余剰時間"を活かし、好機を待つことで生存を有利にできます。

"余剰時間"とは、"挑発する必要がない時間"のことを勝手にそう呼んでますw
つまり　「挑発持続時間-挑発スキルのCT=余剰時間」　です。
これに何の意味があるか？
キャラは挑発する際、スキルを撃つ為に立ち止まらなくてはいけません。
これはマラソンにおいて絶対的な隙であり、攻撃を避けられないタイミングを生み出してしまいます。ここに敵からの状態異常攻撃やバフ付きの攻撃を受けると避けられないし、デバフがかかっている状態で無理に挑発しようとするとそこから逃げられないかもしれません。

ではこれを避けてしまいましょう！(●´ω｀●)
例えば今回の追憶で来ているグリマルキン。毒と攻撃バフ、更にバフ解除を使ってくる強敵です。瞬く間に毒スタックを積み上げられタンクが沈んだ人も少なくないはず。
ただこいつらにも重大な欠点が存在します。それは"こちらが隣接していなくても、CTが溜まった時点で技を撃ってくる"という点です。
さっきも言った通り、移動している間は攻撃は当たりにくく立ち止まった時が危険なのです。
じゃあ敵が危険な攻撃をしている時は走っていればいいと思いませんか？空振りを見届けてから止まれば良い。
バフデバフについても同じ。かかっている間は走っていればいいのです。
挑発スキルが溜まったからといって、必ずそこで挑発スキルを使わなければならないということはありません。挑発したら(=立ち止まったら)危ない状況なら、危ない状況が終わるまで立ち止まらなければ良いのです。
このように挑発スキルが溜まった後もすぐに挑発せず様子を伺い、立ち止まる好機を待つ戦法を"待ち"と呼んでいます。実際意識せずやってる人も多いのではなかろうか。

ここで重要になるのが余剰時間です。
☆5メイン+スキルレベル5を仮定すると、余剰時間は
ヒュマアバ　40秒(挑発時間)-20秒(ASCT)=20秒
ソフィア　25秒(挑発時間)-22秒(ASCT)=3秒
となります。
この秒数はそれぞれのタンクにおいて「隙を伺っていられる時間」を表し、この秒数が長いほど"待ち"がしやすくなります。
勿論実際はスキレベもここまで上げるか分かりませんし知力ルーンでカバーできるのでこの限りではありませんが(一般的な"知力型ソフィア"の余剰時間は7秒)、"待ち"を行いたい相手にはヒュマアバのようなタンクが有効であることは覚えておくと良いかもしれません。

〇"押し出し"
勝手に命名シリーズパート2です。
これはタンクが後衛の周りを回る形でマラソンで逃げる際に後衛に接触し、その後衛を移動させてしまうことを指します。
これを起こすと後衛が散らばるので、以下の弊害が起きやすくなります。
・敵との距離が不安定になり移動を挟みやすくなる(NSの回転が落ちる)
・(散らばり過ぎた場合)味方同士のバフを受けられない距離まで離れる場合がある
・範囲攻撃(特に自分中心範囲のもの)の当たり方が安定しなくなる
結構大事だったりします・・・が、正直前二つに比べて優先順位は低いです(なら何故書いたし)。
特に二つ目はよっぽど酷い走り方しないとまず起こりません←
「後衛の周りを四角形を描くように逃げる」というマラソンをしている人は結構多いと思うので、まあ余裕があればというところでしょうか。
自分中心の攻撃を行うサーヴェインやカイネスを使う人は覚えておいてもいい・・・かも？w

〇火力の立ち回り方
マラソンの本筋からは逸れますが、これもちょっと触れておこうと思います。
マラソンを行っている時、敵は常に動いています。この状態で火力のタゲを野放しにしておくと、後衛に近い方の相手を優先して狙ってしまうため敵の体力の削られ方に差が生じてしまいます。
敵4体に攻撃が当たっているということは、敵1体に攻撃を当てている時に比べてダメージが4倍になっているということです。
敵の体力はできる限り均等に削り、体力がより残ってしまっている敵に火力のタゲを集中させる作業を定期的に行いましょう。全ての相手を同時に倒すくらいが理想となります。
特に
・物理及び魔法防御デバフを使用している時
・NSもしくはASが単体攻撃のキャラを採用している時
・逃走ルートを長めにとっている時
は、このタゲ取りを徹底するだけで総ダメージが大きく増加する場合があります。

また注意したいのが範囲ASの予備動作が長いキャラ。このタイプのASもしっかり当てたいところです。
この具体的な対処法は大きく分けて三つ。
・タンクを立ち止まらせ、敵を一時的に集める
・敵の移動場所を先読みして置き攻撃する
・逃走ルートを短めにして後衛と敵の距離を近づける
一つ目はタンクに負荷がかかり火力のAS周期にタンクの動きを合わせなければならないですが、ASの操作が特に必要無いのがメリットです。
二つ目はタンクの移動を前提としているのでタンクに負荷がかかりにくいですが、ASの手動操作が必要で複数並行操作が難しいというデメリットがあります。
三つ目は根本的にマラソンに慣れないと"押し出し"を誘発しやすいです。
脳死ぶっぱで済むので楽っちゃ楽ですがw
先述したタンクのタイプや立ち回り、また個人の重きを置いているポイントに合わせて事前にどうするか決めておきましょう。



この後にルートについて書こうかな・・・と思いましたが、正直クエによっても形が大きく変わるので書きにくすぎて( ；´Д｀)誰か分かりやすいの書いてください！お願いします！(他力本願)
というかこの日誌水曜日に上げるとか言ってたんですがね、今回は大遅刻をかましてしまい大変申し訳ありませんでしたm(_ _)m
内容的に役に立つか相当怪しいのに筆も遅いのか・・・(呆れ)

SS1:開幕の大体の動き
支援キャラがタンク指定→挑発→逃げ(何故かSS抜け)→火力のタゲ指定
この辺は敵やタンクによって自由に入れ替えよう
まあぶっちゃけ初手とかちょっとミスってもリカバリー利くけどね(小声)
SS2-1:毒剣空振りの図
ヒュマアバはこれの待ちができると生存率が大幅に上がる
SS2-2:ソフィアによる空振り待ち挑発の図
ソフィアは余剰時間が短いので待ちが難しめ
挑発切れたら元も子もないのでその辺はバランス
SS2-3:「まずありえない」状況になってしまった様子
アルフとロロミュが相互にバフ圏外にいる(ロロミュにアルフがかからないのは問題無いがアルフにロロミュがかからないのはDPSが落ちる)
ちなみにこうなった場合離れている方を集団に戻す作業が必要