~これまでのあらすじ~
キャラバンの旅が終わってから10年後、ミグノノとロロタタが結婚することになったので、タタリンが呼びかけて久しぶりにみんなで集まって同窓会を開くことになった。
会場のナルポポ村の酒場には、(元)ヒーローたちが続々と集まってきた。
Cross Story (偽) その4
プリア「おっ、ボグズじゃん。ちーっす。うぷぷ、前髪後退してやんの。」
ボグズ「うるせぇ!…おめぇは全然変わってねえなって、うお!羽がねえじゃねえか?!どうしちまったんだ?」
プリア「あー、羽?今日はドレスで邪魔になるから置いてきた。」
ボグズ「ぬお?!…あの羽、取れるのかよ?」
プリア「あたりまえじゃん。知らなかったのー?…この前ソフィアに貸してあげたら、パラディンになったって超喜んでたよ。ウケルー。」
ボグズ「…。」
タタリン「…。(今度あたしも貸してもらおう。)」
Cross Story (偽) その5
行商人?「タタリンちゃん、久しぶり。」
タタリン「おばちゃん、来てくれてありがとう。ヒーローじゃなくても大歓迎よ。」
行商人?「何言ってるんだい。ホラ、あたしだよ。ミサクラだよ。」
タタリン「?!」
ミサクラ「ひゃっひゃっひゃっ。そんなに変わっちまったかい?現役を引退したら急に老け込んじまってねえ。」
ミサクラは本人である証拠に特技の分身を見せてくれたが、1人しか出せなかった。
タタリン「…。(キャラバンで旅をしてた頃は何歳だったんだろ?)」
Cross Story (偽) その6
ソフィア「全く、貴様たちには苦労させられたぞ。何度床をなめさせられたことか。」
ラルフ(偽)「迷惑おかけして、すんませんでした。」
ロンヴァルド(偽)「ホンマに、すんませんでした。反省してます。」
ソフィア「もう昔の話だ。まあ飲め飲め。...マスター、中ジョッキを4つ追加だ。」
ソフィア(偽)「おおきに。今日は本物の姐さんと仲良くなれて、めっちゃうれしいわぁー。」
タタリン「…。(偽黒角騎士団の人たち、結構気さくだったのね。…でも何でなまってるんだろ?)」
Cross Story (偽) その7
ルル「…。」
セシリア「…。」
アデル「…。」
ガムラ「…。」
ヴィンガ「…何ていうか、このテーブルは静かだな。」
タタリン「…。(気まずい。どうしよう?あたしが何とか盛り上げないと!)」
(つづく)
写真:いつも寡黙なタタリン「...。」
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