ルキオンの旅日誌

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兵法三十六計に学ぶデュエコロ戦術 前編

 ドードーもコインで交換できるようになりませんかね?



 先日めでたくうちのポルカもLv21になりまして、さて☆5テイムでも行くかとイエ島を見渡したところ、どこを見てもドードー湧き待ち放置の人たちが。
 これが自分の末路か……とは思いませんがそこで冒頭のつぶやき。ああでもコイン集めのドードー狩りが流行るのか。かの鳥はどうあがいても絶滅する宿命なのですね。

 いっそビーストランドで養殖&繁殖も世話したら、個体値厳選も捗る!(別ゲー並感)
 などとわけのわからないことを妄想しつつも、まぁうちの貧弱な隊員たちは隙あらば全滅してくれるので、寝放置なんて夢のまた夢。
 今日も彼ら彼女らは元気に浜辺でヤシガニと戯れ、こちらはビーチの監視員をつとめつつ徒然なるままに旅日誌を読み書きしています。


↑ここまでが本題
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↓ここから無駄文


 以前ゲームの対戦仕様の基礎をまとめたので、今回は一般常識たる(?)戦術の基礎をまとめます。
 まず軍同士の戦闘で、正面対決を除く全体戦術は大きく分けて二つしかありません。

・敵陣への電撃奇襲からの各個撃破
・自陣にて縦深防御からの包囲殲滅

 以上です。デュエコロでは二本の橋について、どちらかを主攻として全力突撃にふり、もう一方を低コストビーストによる簡易防備だけと割り切る。
 これで多少格上の相手にも勝てたりします。お試しあれ。


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↓さらに無駄文


 皆様は兵法三十六計というものをご存知でしょうか。

 逃げるに如かず、と一言で片づけられるあれでしょ、と答えたあなたは正解。
ですが根本的に誤解があります。なぜなら三十六計の中で逃げることも一計として挙がっているため。
 ヤプスンジが逃げる時に「三十七計め!」と言っていましたがそういうわけでこれもおかしい。

 孫氏の兵法でしょ、と答えたあなたは不正解、まったく別物です。

 孫氏の「兵法」は戦争のグランドデザインから記した大著です。そもそも「戦わずに勝つが最上」と謳っている通り、戦争以前の“敵の動かし方”から述べています。
 一方で「兵法三十六計」はほぼ戦術のみの話。敵味方の形勢を大きく6つに分け、それぞれに6つの戦法を割り振っています。6×6で36計。

 まず6つの形勢について。要は有利か不利かという分類。

① 勝戦計:「あがいてみせよ、虫どもが!」
② 敵戦計:「らっくしょ~じゃ~ん」
③ 攻戦計:「ええっ!? できるかなぁ……」
④ 混戦計:「ここまでか……」
⑤ 敗戦計:「私の火が……消えちゃう……」

 なお⑥併戦計は同盟国間で優位に立つために用いる策謀 なので、今回は省きます。各国王様のそばにいる佞臣にでも教えてもらってください。

 以下戦法の説明とデュエコロへの応用・逆用例。今回は①と③について。

①勝戦計「あがいてみせよ、虫どもが!」
 こちらが戦いの主導権を握っている場合の定石。

・囲魏救趙(イギキュウチョウ) - 敵を一箇所に集中させず、奔走させて疲れさせてから撃破する。
 先に述べたように主攻は一か所に絞るのが効果的なのですが、相手にはそれをさせないよう仕向けるのがこちら。敵主攻の背後に挑発タンクを出し、自陣中を往復させている間ダメージを蓄積、など。

・借刀殺人(シャクトウサツジン) - 同盟者や第三者が敵を攻撃するよう仕向ける。
 召喚ユニットですかねこれは。範囲持ちには弱いので注意。最近追加されたキャラは召喚持ちが多いのですが、ガオ以外加入クエの難度が高すぎませんかねぇ(チラ

・以逸待労(イイツタイロウ) - 直ちに戦闘するのではなく、敵を撹乱して主導権を握り、敵の疲弊を誘う。
 先に進むほど実感するバフデバフの恩恵。クエストボスだとデバフは無効だったりすることも多いですが相対的にデュエコロではデバフが活躍。☆5サブ武器はNSが変化してバフデバフが乗ったりとお得感が強いです。

・趁火打劫(チンカダコウ) - 敵の被害や混乱に乗じて行動し、利益を得る。
 火事場泥棒のすゝめ。敵に塩を送るのとは真逆ですが、たぶんこっちが世界標準。激戦地とは別の地点に配置位置自由のキャラを置くことで、相手に対策コストを無駄遣いさせたり主戦地で優位に立ったりできるでしょう。

・声東撃西(セイトウゲキセイ) - 陽動によって敵の動きを翻弄し、防備を崩してから攻める。
 西に領土を広げようとするならまず東に進むのがよい。先述の主攻と防備という役割分担を臨機応変に入れ替えることも時には大事。まぁ余裕があれば両方で攻めてもいいんですが。

・瞞天過海(マンテンカカイ) - 敵に繰り返し行動を見せつけて見慣れさせておき、油断を誘って攻撃する。
 以上で述べたような陳腐化した戦術を逆用して裏を突く。ギルドデュエルのように、同じ相手と何度もやる時には有効かもしれません。


③ 攻戦計:「ええっ!? できるかなぁ……」
相手が一筋縄でいかない場合の作戦。

・打草驚蛇(ダソウキョウダ) - 状況が分らない場合は偵察を出し、反応を探る。
 大抵、最初はコストが10たまるまで様子を見ると思います。属性など相手に合わせて後出ししたほうが優位に立てるので。しかし溜まりきっても相手が動かないときは偵察用に低コストビーストを出すのが定石。低速でCTが長くASの強力な子がオススメ。相手は焦ります。ザリガニとか。

・借屍還魂(シャクシカンコン) - 死んだ者や他人の大義名分を持ち出して、自らの目的を達する。
 死亡時スキルの使いどころですね。イシカワガエルは高コストすぎて使いづらいですが、オークゾンビやハエ、グソクムシが輝きます。キラキラ

・調虎離山(チョウコリザン) - 敵を本拠地から誘い出し、味方に有利な地形で戦う。
 制限デュエルでは特にキャラバンの砲撃が強力すぎて泣いた記憶。強敵を迎え撃つなら敢えて自陣で袋叩きに、といっても自陣を危険にさらす諸刃の剣ではありますが。

・欲擒姑縦(ヨクキンコショウ) - 敵をわざと逃がして気を弛ませたところを捕らえる。
 死に狂いになるまで敵を追い詰めてはならない、という話。背水の陣でバーサク化しないようにという配慮です。ザグドルなどカウンター持ちを叩くときには飛行や遠距離で。

・抛磚引玉(ホウセンインギョク) - 自分にとっては必要のないものを囮にし、敵をおびき寄せる。
 必要ない? いえいえ大事な捨て駒ですよ(ゲス顔)。挑発タンク、低コストビースト、死亡スキル持ちなどなど。置き場所とタイミングがとても大事。特に相手の主力高コストキャラを足止めできればベスト。

・擒賊擒王(キンゾクキンオウ) - 敵の主力や、中心人物を捕らえることで、敵を弱体化する。
 たびたび述べていますが、デュエコロは実はコスト管理ゲームです。低コストで高コストを止められればよし。同コストなら勝てればよし。知っての通りヒーラーは高コストなので、優先的に倒すことを推奨します。


 続きは次回。
 先生、力よりもお金と時間が欲しいです。

ルキオン

コメント

1

リジー

ID: q8ymwr3pny2a

軽い気持ちで読み進めてたら割とガチだった・・・!
噛み砕くとたいしたこと言ってないのにかっこよさげな名前付けちゃうのは古今東西不変の法則なんですかねw

2

ルキオン

ID: qixngfgfxjy6

>> 1
さすがはリジーさん、さっそくハッタリを見破られましたか

でも大丈夫、後半は情けない内容が多くなります。土下座とかね!