hanageです。 第22回です。
今回のテーマは前回に続いて「デュエル」についてのお話し。 ここ最近、同じテーマを何回か続けて投稿するケースが多いですね。 こうなってくると日誌冒頭の書き出しネタが尽きて大変です。 というわけで、余計なことは書かずにさっさと本題に入りましょう。 どうせ今回も長いので。 でも、出来たら前回の日誌を読んでからこちらを読んでいただけると嬉しいです。
~何でデュエルは不人気なのか~
前回は私のデュエル遍歴と称して長い長い振り返りをいたしました。 書き終えて投稿ボタンを押す瞬間、また文字制限に引っかかったりしないだろうかと内心不安だったのですが、セーフセーフ! ということで今回は、私個人の「デュエル」というコンテンツに対する考えを書いてみたいと思います。
で、このデュエルというコンテンツについての考えを述べる上で中心となる事柄は、やはり見出しにあるように、何故デュエルは不人気なのか、という点についてだと思います。 「デュエルは嫌いだからやりたくない」で済ませてしまえば楽ちんチンではありますけれど、それじゃあ日誌にまとめて書く意味も薄いので、この「何故」という「?」の部分に細かく深く切り込んでみようかな、と。 今回はそういう趣旨でやっていきましょう。
1.そもそも不人気なのか
先ず「デュエルは不人気」という前提が正しくないとそもそもの話が成り立たないので、これが正しいのか間違いなのか、そこについて考えましょう。 まぁ、これについては運営が過去に行ったアンケートにおいて、不人気コンテンツのトップがデュエルだったという揺らぎようのない事実があるので話は早いのですが…。 しかし、そういうわかりやすいデータが無かったとしても、旅日誌や日々のゲーム内会話で「デュエルつまらない、嫌い」というネガティブな発言は良く耳にしても、「デュエル楽しい!」という発言はあまり目にしないので、間違いなく大多数の皆さんにとっては不人気か嫌いなコンテンツなんだと思います。
2.だとして何が不人気なのか
では、次にその不人気の理由ですね。 これはもう、人それぞれ、千差万別、色々な理由があると思います。 ですので、その中でもコレ、と思ういくつかの点を挙げてみましょうか。 といっても、あくまでこれは私の考える不人気の理由なので、トンチンカンなものもあるかもしれません。 その時はどうぞ軽く流して下さい。
a.世界観(やりたいこと)にそぐわない
キャラストを何かしらの理由で始めるとき、「デュエル」がやりたくて始める方は少ないと思います。 というか、対人ゲームがやりたい人は最初からキャラストなんて始めるはずがないので、大方の皆さんは、ゲームの宣伝に釣られて広大なイアルという世界を冒険してみたくてアプリをダウンロードしたのではないでしょうか。 そうなると、このデュエルというコンテンツを触るにあたって、「思っていたゲームと違う」と思った方は多いと思うのです。 それでも、いざやってみたらこれが中々楽しかった、というプレイヤーも中にはいらっしゃるでしょう。 実際、デュエルランク最上位のプレイヤーにはそういうケースでデュエルにはまった方もいると思います。 でも、そうでない側のプレイヤーからすると、したくないことを無理矢理押しつけられた様な嫌な気持ちになるわけですから、自ら進んでデュエルを楽しもうという気分にはならないのではないでしょうか。 また、先に言及した運営のアンケートで好きなコンテンツの上位に討滅が入っていた事を考えてみても、多人数のプレイヤーで協力して強敵やダンジョンを攻略する「協力」プレイをキャラストユーザーはしたいわけで、一対一の「対人」ゲームがしたい訳ではないのだ、ということです。
b.デュエルばかりに重点を置いている気がする
「気がする」という表現を使った事に運営側の肩を持つというような意図はなく、寧ろその逆で、私の見解は「気がするのでは無く、重点を置いている」です。 では、どうしてそんなヘンテコな表現にしたのか、というのは後に回して、運営側がデュエルに重点を置いているといえる理由を挙げてみましょう。
誰の目で見てもそうと分かる理由としては、次々に実装される最近の新ヒーロー達は当たり前のように初回CT減(対人戦用)スキルを持っていますし、露骨な対人向けASNSスキルをひっさげて登場していますね。 これは明らかにデュエルで使ってもらうための調整でしょう。 更に、頼んでいなくても定期的に開催される公式デュエル大会。 参加&優勝すれば非常に豪華な賞品が送られます。 これでデュエルには重点を置いていませんなんてことは、ありえないでしょう。
討滅RTA選手権とか、そういうのはやらないんですかね? やったって良いでしょう?
ただ、上記の点については、私は致し方なしと思っています。 決して納得している訳ではありませんが、このゲームの収入源が新ヒーローに対する課金で成り立っている以上、そういった課金源には明確な使いどころというものを用意してあげなければなりません。 なら、ストーリーで輝くヒーローでも良いじゃないかと思いたくはありますが、よーく冷静に考えて下さい。 ストーリークエストは一回クリアしてしまったらもう終わり、つまり有限なのです。 対して、デュエルには明確な終わりがありません。 尚且つ、新しいヒーローを増やせばその度にプレイヤーは新しい対応をしなくてはならない。 つまりは新しい課金要素を追加する余地がストーリークエストよりも遙かに大きいのです。 そして尚悪いことには、その実装される新ヒーローがいなくても今までゲームが成立していたという事実。 ぶっちゃけ、新ヒーローなど追加しなくたってイアルのストーリーは問題無く廻っているし、これからも廻ってしまうのです。 運営が特定のヒーローでしかクリア出来ないクエストを追加しない限りはね。
さて、そろそろ後に回していた、私が「気がする」という表現を使った理由を説明しましょうか。 上に書いた理由から考えるに、今のキャラストが今後もサービスを続けていく為に「デュエル」は無くてはならないコンテンツである、というのは、悔しいかな、間違いないでしょう。 だとしたら、今の運営は「デュエル」を魅力のある、楽しいコンテンツに出来ているでしょうか。
出来ていませんよね? だって不人気なんだから。
そのつもりがあるのなら、少なくとも頻発する不具合の改善、きめ細かいヒーローのバランス調整(コスト見直しや思い切った下方修正も必要でしょう)、ギルドイベントでデュエルが対象になった時の露骨なスコア調整に対する対策、etc。 挙げればやることはキリがありません。 そういった手間と人手のかかる事を、頭を悩ませながらコツコツと続けて初めて、「デュエル」というものが運営に重要視される事にプレイヤーが何らかの落としどころを見つけて納得したり、もしくは積極的にソレを楽しめるようになるのではないでしょうか。
現状の、強いヒーローには更に強いヒーローを投入してバランスを取るだけの方針では、そのうち立ちゆかなくなると思いますよ。 そういう理由で、私は「気がする」という言葉を選んだのです。
気がするだけで、やっているとは思えない、と。
c.そもそもコンテンツ自体が出来損ない
嫌いなの人の間では、ただの後出しじゃんけんだ、とか、皆揃って極一部の強いキャラを使うだけで面白くない、とか、バランスが崩壊している、とか、露骨な格下狩りされて萎えるとか、これも挙げればキリのない批判の数々が交されています。 それらを一言でまとめると「出来損ないのゲーム」ということになってしまうわけですが、果たしてそれは本当でしょうか?
まぁ、それら感想が真実かどうかはさておき、そういった発言がされていることは紛れもない事実で、そしてアンケートも「不人気」という結果なのですから、そういう意味では間違いなくデュエルは出来損ないのゲームなのでしょう。
しかし、この「デュエル」という対人ゲームを単体のゲームとして至極冷静な目で評価した時、その出来具合は一体どの程度のものなのでしょうか。
私は、このデュエルというゲームが出来損ないだとは思っていません。 前回、私はデュエルが「嫌い」と三度に渡って自分の意思表明をしましたが、嫌いなのは「デュエル」であって、「コンセプデッキトカーニバル」は寧ろ好きなのです。
ゲームの大枠は同じでありながら、私はこの二つのゲームを全く別の「(不)公平なゲーム」と「平等なゲーム」だと考えています。
一体、どういうことでしょうか?
皆さんは、「平等と公平」、という画像を目にしたことはありませんか? 三人の人間が、壁の向こうを覗こうとしている画像です(この後、画像を知っている前提で話が進むので、分からない方は事前にご覧になっておいて下さい)。
それは、「平等」と「公平」という一見同じような意味の言葉の違いをわかりやすく説明したものなのですが、キャラストの「コンセプトデッキカーニバル」と「デュエル」も、これとよく似た部分のあるコンテンツだ、と私は思うのです。
まずは「コンセプトデッキカーニバル」の場合を考えてみましょう。 「コンセプトデッキカーニバル」は全てのプレイヤーが「同じ」強さ、種類のヒーローを、「同じ」性能のキャラバン、「同じ」性能の塔、「同じ」フィールドを使って、「同じ」スコアからスタートして対戦するルールです。 つまりは、全員に同じ箱を配っている画像のように、「平等」なルールに則ったゲームだと考えられます。 そこで差が出来るのは自分自身の身長、言い換えると「プレイングの上手さ」と「運の良さ」、そして「試合をした回数」だけとなります。 あ、端末の通信環境も一応入れておいて下さい。
そうなると、さあ、どうなるでしょうか? 強いキャラを一方的に使われることはなく、バランスが悪いとしても、それはお互い様、運の良さだって、それこそお互い五分と五分です。 唯一違いがあるのは、試合の回数を任意でふやせること位でしょうか。
であれば、そこでの勝ち負け、スコアの高い低いは、それこそ自分自身の実力ということですよね? 提示されたヒーロー達から勝ち筋となるデッキ構築を見つけ、相手が一体どういうヒーロー、どういう手を使って相対するかを考えながら、対戦する。 何とも面白いゲームじゃありませんか。
だから、私は「デュエル」が嫌いでも「コンセプトデッキカーニバル」は好きなのです。
しかし、もう片方の「公平なゲーム」であるべき「デュエル」はどうでしょう。 「デュエル」は自分の所持するヒーローを、自分が育てた強さで、自分の強化したキャラバンで、そして、前シーズン時のスコアを参照したクラスから始めて対戦するゲームです。 自分がもっと高い位置で壁の向こうを覗きたいのなら(高いクラスにいきたいのなら)、ヒーローをふやし、強化することが任意で可能です。 つまり、自分が望めばある程度の箱を好きに積み上げることが出来るわけです。 たとえその高さが身の丈(元々の身長、つまりはプレイングの上手さ)に釣り合わないとしても、その不足分を誰もが公平に手に入れられるのです。
そういう意味で「デュエル」というのは本来、プレイする人の上手い下手をある程度無視できる、要は、そういう対人ゲームが苦手な人でもヒーローの育成次第では楽しめる(強くなれる)、窓口と敷居の低い「公平」なゲームであったはずなのです。
ですが、残念ながらそうはなっていませんよね。 何故なのか。
それは、高く高く積み上げた箱の上に乗っかりながら自身はしゃがみ込み、やっと背伸びして壁の向こうをのぞき込もうとしているプレイヤー達を余裕の表情で見ている人達がいるからです。
同じ目線にいると思っていたお隣は、実は本来はるか高い所から自分を見下ろしているはずの相手だった。 そうと知らずにそんな人と対戦して、果たして面白いのでしょうか。 相手は面白いかも知れません。 だって本来同じ高さではないのだから、楽勝でしょう。 でも、もう片方は? 本来なら相手になんかならないはずの相手に、一方的に負かされて、何が楽しいのですか。 こんなの「不」公平ですよ。
ですがしかし、そういう人達が悪いのかといえば、私はそれも違うと思います。 人間なんて、許されるならいくらだって楽をしたい生き物です。 運営が作ったゲームの仕様上、不正や違反とならない方法なら、それを最大限利用して自分に有利だったり楽なプレイをして何が悪いのでしょうか? 人の良心として、なんていう言葉は、お互いが真っ正直で美しい心の持ち主同士だから通じるのですよ。
だから、私はそういう卑怯とも取れる方法でゲームが出来てしまう環境を放置している運営にこそ、責任があると思っています。 ちゃんと全てのプレイヤーが、自分の本来戦うべき強さの相手と、実力の拮抗した良い対戦が出来ていたなら、私は「デュエル」だって十分に面白くなる要素をもったコンテンツだと思っているのです。 だって、ルール自体は「コンセプトデッキカーニバル」と同じなんですから。
と、長々書き連ねてしまいましたが、私としては、「デュエル」というコンテンツは運営のテコ入れ次第で今よりは少なくとも皆が楽しめるゲームになると思っています。 一番良いのは「デュエル」だけに頼らないゲームの運営方法を見つけることなのでしょうが、それは本当に難しいこと。 それが出来ていれば、リリース開始から一年と持たず終了するゲームが巷にあふれることなんてないのですから。
~今回のまとめ~
さて、今回も長々と、つながっているようでまとまりのない日誌を書いてしまいました。 最後に、私のデュエルに対する考え方を今までの文章を踏まえて簡潔にまとめると、
「デュエル」はキャラストの世界観にそぐわないと思うし、プレイヤーだってそれを望んでゲームを始めたわけじゃないと思う。 不人気コンテンツなのは間違いないし、ゲームバランスだって良いとは思えない。 でも、ゲーム存続の為には「デュエル」が人気のあるコンテンツにならなければならないと思うし、やり方によっては今より少なくとも面白くなる気がする。 でも本心を言えば、やっぱりデュエル以外でヒーローを生かせる場所がもっと増えれば良いのにと思う。
と、こんなところでしょうか。
相変わらず、長くなってしまいましたね。 だがしかし、次回もデュエルについて書く予定です。 内容は読んで確かめて下さいな。
続く。(出来るならデュエルより心躍る冒険がしたい。)
コメント
1
たぬぅ
ID: fcziurstyqnx
デュエルしないとポイント貰えず、好きなキャラの育成も出来ないのが微妙なんだと思います(っ´ω`c)
育成素材をそれぞれ別にしないで共通の何かで他のコンテンツでも好きな物を頑張ってたら良いようにしたらストレスとか無くなると思うんですけどね(˘ω˘)
討滅のポイントなんて余りまくりなのに英雄のポイントはよく足りなくなるし~笑笑
2
hanage
ID: hwazq4nc8cgj
>> 1
ポイントの足りない余るは確かに大きな問題ですよね。
討滅ポイントとか50万近く貯まってますし。
共通の何かで、というのは各コンテンツの独立性が損なわれかねないので、アニマ変換機のように、各ポイントを別のポイントに変換できる機能などあると多少違うかも知れませんね。