Cross Story(偽)
ミグノノ「今日の英雄の試練は誰だっけ?」
ロロタタ「ランヴォルドさんよ。」
???「くっくっくっ。英雄の試練に挑戦しに来たのかい?キャラバンの諸君。」
ソフィア「その声は、アーティストだな!貴様アアア!今日こそ叩き斬ってやる!」
アーティスト「落ち着きたまえ。今日は君たちと争うつもりはないよ。私は、ネロの役人から、この英雄の試練のメンテナンスを任されているだけさ。」
ソフィア「何だと?!」
ミグノノ「...あのう。もしかして、今まで戦ってきた英雄は、アーティストさんがつくった偽者だったってこと?」
アーティスト「くっくっくっ。君は理解が早いようだ。いかにも、そのとおりさ。君たちに楽しんで貰えているようで何よりだよ。」
ソフィア「相変わらず、ふざけた奴だ。...それで、我々に何か用があるのか?」
アーティスト「くっくっくっ。残念なお知らせだよ。君たちの一つ前に来たパーティーが、ランヴォルド(偽)をボコボコにして壊してしまったのでね。残念ながら今日はもう、英雄の試練は店じまいさ。ああ、口惜しや、口惜しや。」
ソフィア「何イイ?!...おい貴様!それは困るぞ。我々にも都合があるんだ。何とかならないのか?」
アーティスト「くっくっくっ。あいにくマジックゴーレムの在庫が残って無くてね。...まあ、ランヴォルドの代わりに失敗作でもいいというなら、出せないことも無いんだが。」
ソフィア「それでも構わん。是非お願いする!」
アーティスト「くっくっくっ。では、今日は特別な英雄に、君たちの相手をして貰おう。...いでよ!マジックゴーレム!」
レーナ(偽)「グレンフロッドオオオ!全開で行こうぜえええええ!」
ミグノノ「...。(ツリーマン?)」
ロロタタ「...。(もしかして、レーナさん?)」
タタリン「...。(あっ!顔がレーナさんだ!)」
ソフィア「...。(うわあ。何というか、これはひどいな。)」
アデル「...。(何で声だけランヴォルドのままなんだろ?)」
アーティスト「おやおや。みんな固まってしまったようだね。そんなにボーッとしていると、やられてしまうよ。」
レーナ「ちょっと!何よ?何なのよこれ!何であたしなのよ!それに造詣もおかしいじゃない!」
アーティスト「くっくっくっ。だから失敗作だと言っただろう。...ヴァーミッド卿に頼まれて作ってはみたものの、資料が少なくてね。こうなってしまったんだよ。」
レーナ「すぐひっこめて!あたしは今、人気投票で一番狙ってるんだから!こんなの出されたら、あたしの評判が下がっちゃうでしょ!」
アーティスト「くっくっくっ。出てきてしまった以上、倒さない限り消えないよ。」
レーナ「そんなあ!みんな、聞いたでしょ?急いでボコボコにするわよ!」
タタリン「...。」
ミグノノ「...。」
ロロタタ「...。」
アデル「...。」
ソフィア「...。」
レーナ「うわあ!みんな目が点になって固まってる。...こんなのダメダメじゃない!」
こうして、レーナ以外はほとんど無抵抗なまま、パーティーはあっさり全滅してしまった。
その後も多くのパーティーが討伐にやってきたが、あるものは固まり、あるものは腹筋がよじれるほど笑い転げ、誰もレーナ(偽)を倒すことができなかったという。
ゆえにレーナ(偽)は、未だ健在なのだ。
奴は今でも、英雄の塔のどこかで、再登場の機会をうかがっているらしい。
それからしばらくの間、レーナが自由都市ネロを歩いていると、指をさされて笑われるようになってしまった。
(おしまい)
写真:「はじまったな。」「ああ。すべてはこれからだ。」
ミグノノ「今日の英雄の試練は誰だっけ?」
ロロタタ「ランヴォルドさんよ。」
???「くっくっくっ。英雄の試練に挑戦しに来たのかい?キャラバンの諸君。」
ソフィア「その声は、アーティストだな!貴様アアア!今日こそ叩き斬ってやる!」
アーティスト「落ち着きたまえ。今日は君たちと争うつもりはないよ。私は、ネロの役人から、この英雄の試練のメンテナンスを任されているだけさ。」
ソフィア「何だと?!」
ミグノノ「...あのう。もしかして、今まで戦ってきた英雄は、アーティストさんがつくった偽者だったってこと?」
アーティスト「くっくっくっ。君は理解が早いようだ。いかにも、そのとおりさ。君たちに楽しんで貰えているようで何よりだよ。」
ソフィア「相変わらず、ふざけた奴だ。...それで、我々に何か用があるのか?」
アーティスト「くっくっくっ。残念なお知らせだよ。君たちの一つ前に来たパーティーが、ランヴォルド(偽)をボコボコにして壊してしまったのでね。残念ながら今日はもう、英雄の試練は店じまいさ。ああ、口惜しや、口惜しや。」
ソフィア「何イイ?!...おい貴様!それは困るぞ。我々にも都合があるんだ。何とかならないのか?」
アーティスト「くっくっくっ。あいにくマジックゴーレムの在庫が残って無くてね。...まあ、ランヴォルドの代わりに失敗作でもいいというなら、出せないことも無いんだが。」
ソフィア「それでも構わん。是非お願いする!」
アーティスト「くっくっくっ。では、今日は特別な英雄に、君たちの相手をして貰おう。...いでよ!マジックゴーレム!」
レーナ(偽)「グレンフロッドオオオ!全開で行こうぜえええええ!」
ミグノノ「...。(ツリーマン?)」
ロロタタ「...。(もしかして、レーナさん?)」
タタリン「...。(あっ!顔がレーナさんだ!)」
ソフィア「...。(うわあ。何というか、これはひどいな。)」
アデル「...。(何で声だけランヴォルドのままなんだろ?)」
アーティスト「おやおや。みんな固まってしまったようだね。そんなにボーッとしていると、やられてしまうよ。」
レーナ「ちょっと!何よ?何なのよこれ!何であたしなのよ!それに造詣もおかしいじゃない!」
アーティスト「くっくっくっ。だから失敗作だと言っただろう。...ヴァーミッド卿に頼まれて作ってはみたものの、資料が少なくてね。こうなってしまったんだよ。」
レーナ「すぐひっこめて!あたしは今、人気投票で一番狙ってるんだから!こんなの出されたら、あたしの評判が下がっちゃうでしょ!」
アーティスト「くっくっくっ。出てきてしまった以上、倒さない限り消えないよ。」
レーナ「そんなあ!みんな、聞いたでしょ?急いでボコボコにするわよ!」
タタリン「...。」
ミグノノ「...。」
ロロタタ「...。」
アデル「...。」
ソフィア「...。」
レーナ「うわあ!みんな目が点になって固まってる。...こんなのダメダメじゃない!」
こうして、レーナ以外はほとんど無抵抗なまま、パーティーはあっさり全滅してしまった。
その後も多くのパーティーが討伐にやってきたが、あるものは固まり、あるものは腹筋がよじれるほど笑い転げ、誰もレーナ(偽)を倒すことができなかったという。
ゆえにレーナ(偽)は、未だ健在なのだ。
奴は今でも、英雄の塔のどこかで、再登場の機会をうかがっているらしい。
それからしばらくの間、レーナが自由都市ネロを歩いていると、指をさされて笑われるようになってしまった。
(おしまい)
写真:「はじまったな。」「ああ。すべてはこれからだ。」
コメント
1
桃
ID: zw5gxscayn9d
ダメだ……
笑い過ぎで、もう戦えない〜
(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
2
島津豊久
ID: weubkgqkmtdq
メリークリスマス!
ありがとうございますwww
いいスクショが取れたので、カッとなってやったwww