島津豊久の旅日誌

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Episode 51「偽攻略~英雄の試練ランヴォルド編~(偽)」


Cross Story(偽)

ミグノノ「今日の英雄の試練は誰だっけ?」

ロロタタ「ランヴォルドさんよ。」

???「くっくっくっ。英雄の試練に挑戦しに来たのかい?キャラバンの諸君。」

ソフィア「その声は、アーティストだな!貴様アアア!今日こそ叩き斬ってやる!」

アーティスト「落ち着きたまえ。今日は君たちと争うつもりはないよ。私は、ネロの役人から、この英雄の試練のメンテナンスを任されているだけさ。」

ソフィア「何だと?!」

ミグノノ「...あのう。もしかして、今まで戦ってきた英雄は、アーティストさんがつくった偽者だったってこと?」

アーティスト「くっくっくっ。君は理解が早いようだ。いかにも、そのとおりさ。君たちに楽しんで貰えているようで何よりだよ。」

ソフィア「相変わらず、ふざけた奴だ。...それで、我々に何か用があるのか?」

アーティスト「くっくっくっ。残念なお知らせだよ。君たちの一つ前に来たパーティーが、ランヴォルド(偽)をボコボコにして壊してしまったのでね。残念ながら今日はもう、英雄の試練は店じまいさ。ああ、口惜しや、口惜しや。」

ソフィア「何イイ?!...おい貴様!それは困るぞ。我々にも都合があるんだ。何とかならないのか?」

アーティスト「くっくっくっ。あいにくマジックゴーレムの在庫が残って無くてね。...まあ、ランヴォルドの代わりに失敗作でもいいというなら、出せないことも無いんだが。」

ソフィア「それでも構わん。是非お願いする!」

アーティスト「くっくっくっ。では、今日は特別な英雄に、君たちの相手をして貰おう。...いでよ!マジックゴーレム!」

レーナ(偽)「グレンフロッドオオオ!全開で行こうぜえええええ!」

ミグノノ「...。(ツリーマン?)」

ロロタタ「...。(もしかして、レーナさん?)」

タタリン「...。(あっ!顔がレーナさんだ!)」

ソフィア「...。(うわあ。何というか、これはひどいな。)」

アデル「...。(何で声だけランヴォルドのままなんだろ?)」

アーティスト「おやおや。みんな固まってしまったようだね。そんなにボーッとしていると、やられてしまうよ。」

レーナ「ちょっと!何よ?何なのよこれ!何であたしなのよ!それに造詣もおかしいじゃない!」

アーティスト「くっくっくっ。だから失敗作だと言っただろう。...ヴァーミッド卿に頼まれて作ってはみたものの、資料が少なくてね。こうなってしまったんだよ。」

レーナ「すぐひっこめて!あたしは今、人気投票で一番狙ってるんだから!こんなの出されたら、あたしの評判が下がっちゃうでしょ!」

アーティスト「くっくっくっ。出てきてしまった以上、倒さない限り消えないよ。」

レーナ「そんなあ!みんな、聞いたでしょ?急いでボコボコにするわよ!」

タタリン「...。」

ミグノノ「...。」

ロロタタ「...。」

アデル「...。」

ソフィア「...。」

レーナ「うわあ!みんな目が点になって固まってる。...こんなのダメダメじゃない!」

こうして、レーナ以外はほとんど無抵抗なまま、パーティーはあっさり全滅してしまった。

その後も多くのパーティーが討伐にやってきたが、あるものは固まり、あるものは腹筋がよじれるほど笑い転げ、誰もレーナ(偽)を倒すことができなかったという。
ゆえにレーナ(偽)は、未だ健在なのだ。
奴は今でも、英雄の塔のどこかで、再登場の機会をうかがっているらしい。

それからしばらくの間、レーナが自由都市ネロを歩いていると、指をさされて笑われるようになってしまった。

(おしまい)

写真:「はじまったな。」「ああ。すべてはこれからだ。」


島津豊久

コメント

1

イアルの冒険者

ID: zw5gxscayn9d

ダメだ……
笑い過ぎで、もう戦えない〜
(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

2

島津豊久

ID: weubkgqkmtdq

メリークリスマス!
ありがとうございますwww
いいスクショが取れたので、カッとなってやったwww