ルキオンの旅日誌

公開

北国 登別より 前編


ゲームよりもリアルで末世の感があります。 
 
一部のアメリカの若者たちは、新型コロナウイルスをBoomerRemover(老害排除剤)と呼んで、外出禁止令を積極的に無視して感染爆発を促す行動をしているとか。 
 
さすがメリケン、ブラックジョークに命を掛けています。 
 
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コロナ対策で重要なのは十分な栄養と手洗い励行、避けるべきは密閉空間、人混み、おしゃべりや激しい運動、そしてストレス。 
 
そう、一人旅なら全く問題ない! 
外国人がいない今ならなお快適! 
むしろ日々乗る満員電車よりも遥かに好環境! 
 
青色吐息の観光業界をも救うべく、一肌脱いで登別まで行ってきました。 
 
 
折しも北海道の緊急事態宣言が3月19日に解除された翌々日。羽田から飛び立つ飛行機は予定よりも1サイズ小さく、しかも半分程度が空席。うーん、快適不景気ですわ~。 
 
「お客様にお知らせいたします。現在新型コロナウィルスの影響を受け、機内サービスのウェルカムドリンクを中止しております」 
 
やたら風が強い日でした。1時間半のフライトを経て新千歳空港に降りたところ、登別へ向かう3本のバスのうち2本が利用者減のためか運休。……不景気ですわ~。 
 
駅へ向かい電車に乗り込んだものの、しばらくしても動き出さない。 
 
「お客様にお知らせいたします。現在、島牧駅と北広島駅との間で、架線事故があったとの連絡がございました」 
 
強風で折れた枝のせいらしく、復旧の見込みが立たないとか。……。 
 
なんなのでしょう今回の旅。 
旅の達人故に危機に近づけないのでしょうか。あるいはライオン師匠の呪いか。 
もしくはこの土地に嫌われているのかもしれません。前回北海道来た時も地図をなくしたりお化けがでたり散々だったし。 
 
やはりバスにのることにします。結局JR千歳線が復旧したのはその日の夕暮れだった模様。 
 
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豚丼食べつつ1時間ほど時間を潰し、室蘭行きのバスに乗って1時間、登別で途中下車して登別マリンパークニクスへ徒歩5分。 
 
見えてきたシルエットはゲーム内でも紹介されていた洋風のお城(画像)。 
 
ここも閑散としています。こういった施設は固定費が大きいでしょうし、人がこないと危機的。 
さっそくチケットを買いに行きましたが、なんと窓口4か所がすべて閉まっている・・・!? 
 
連休中日だというのに入場者が少ないためか、インフォメーションカウンターがチケット売り場を兼ねている模様。閉園していないのは確認してきたものの、不運が重なってきたので少々焦りました。 
 
(・ω・ )「おとな一枚お願いします」 
受付お姉さん「はい。ではこちらチケットになります」 
(・ω・ )「どうもどうも。それと、ゲームのコラボの何かありませんか?」 
受付お姉さん「あっ、ではいったんチケットをお預かりします」 
(゚∀゚ )?「はぁ、どうぞ」 
 
チケットを一旦返却すると、その裏面に【済】の判子を押すお姉さん。 
どうやら一回入場した後で複数回ここにきて何枚ももらっていく客がいた模様。うーん、不景気というか世知辛い。 
 
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中止されたショーやイベントもあったようですが、イルカショーもアシカショーも見慣れたもの。まっすぐ本丸(ニクス城)に進みます。 
入ってすぐにある背高水槽の隣には「おいしい水族館」の文字(画像)。 
さっそくナポレオンフィッシュの美味しい調理法が紹介されています。 
熱を加えると鶏肉くらいに硬くなるけど美味しくて中華料理で珍重されるとか。 
 
ヽ(゜▽、゜)ノ「……(じゅるり)」 

実によい水族館ですな。
 
順路に沿って潮の匂いに満ちたエスカレーターを上り、城内を巡りながら下っていきます。 
触れ合いコーナーでウニやナマコの解説(画像)を読んだり、やる気に満ちたウツボさんを見たり(画像)、金魚万華鏡に入ったり(画像)。 
スペースは余裕が多く、陶磁器の飾られた棚とかドライフラワーの花瓶とか机とソファのセットとかが通路にあって、のんびり鑑賞できます。建物が立派な分、増改築は難しそうに見えますが、水族館と言うより美術館に来たような感じ。 
 
海のハンター展も興味深かったものの、個人的には出口付近のクラゲ室がよかったですね。 
クラゲたちが浮かぶ暗い部屋の中、できれば一生ここで寝て暮らしたいと思えるほど幻想的でございました。 
 
ニクス城を出て陸族館に行くと爬虫類と両生類がうようよしています。
マダ○○○○○○○○○○とも東武動物公園以来の再会をしました。
ツチノコもいます(画像)、必見。 
 
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売店のぬいぐるみを冷やかして入口のインフォメーションカウンターに戻り、近郊案内などを見ていると、登別温泉への無料送迎バスがあることを発見! 出発時間は……1分後!? 
 
( °ω °) 「お姉さん! 温泉行バスの乗り場ってどこですか!?」 
受付お姉さん「えっ!? こちらを出て左に行った先、トイレの近くですが……(時計を見ながら)あー」 
(`・ω・´) 「ありがとう!」 
 
おい、勝手に諦めるな! 
 
……ダッシュですべり込んだライトバンは若者たちで一杯でした。卒業旅行か何かのようです。 
自分は一人だったので助手席に乗せてもらうことに。息の上がった怪しいおっイケメンお兄さんの登場で一瞬静まった車内は、すぐに元の空気を取り戻しました。
いや、このご時世に集団旅行、しかも狭い車内でしゃべくり倒すとか、人類の愚かさは洋の東西を問いませんね。(感染)爆発すればいいのに。

さてここから登別温泉までは約8キロの道のり。
蛇足の後編に続きます。 


ルキオン

コメント

1

うさノフ

ID: qdp2q4d6g6x4

なんかもう凄く懐かしい感じがしました(笑)

自分行った時は中国人沢山いたけど
というかほぼ中国人でしたけど
めっちゃ空いてそうですね

登別温泉良いですよね~♪((( *´꒳`* )))
自分はお酒飲みながら入れるとこ行って1番の思い出になりました( *´艸`)

2

初めての試み

戦闘力5

ID: cwykbapm58g8

おお ツチノコちゃんが!😁

3

ルキオン

ID: qixngfgfxjy6

>> 1
やらざるを得ませんよね! 露天風呂で雪見酒!(残雪ですがw)

中国人もいないけど日本人もいないというやばい状況です。快適でしたけど。
動物園も水族館も何とかこの大変な時期を乗り越えてほしいものです。

4

ルキオン

ID: qixngfgfxjy6

>> 2
よく見ると足はあるんですよw
ヒガシアオジタトカゲさんでした(^▽^)