~これまでのあらすじ~
ふとしたきっかけでイアルの恐ろしい秘密を知ってしまったオデッシア。
あのオークの王ゾルバも、エルフの王ソルヴィフも、そしてエミリーも、体はマジックゴーレムで、中身はモーリーだったのだ!
何を言っているのかわからねーと思うが、俺も何をされたのかわからなかった。頭がどうにかなりそうだった。モーリーの恐ろしさの片鱗を味わったぜ。
(ヒューマンのヒーロー、ポル〇レフ談)
Cross Story (偽)
エミリー「ヴァーミッド卿、あなたの野望も終わりです。アッザリア様とオデッシア様も加勢に来てくれました。」
ヴァーミッド「おのれ小娘。まさかギュリアムまで手をまわしていたとはな。」
アッザリア「撃てええええー!!」
ヴァーミッド「ぐわああああああああああああ!!!!...待て!待て!落ち着け、エミリー!アッザリアも!」
エミリー「この期におよんで命乞いですか?」
...ぷしゅー、パカッ
ヴァーリー「うわあああああああん!おねえちゃまたちひど~い!あたしだよー!ヴァーリーだよぉおー!」
オデッシア「ヒッ!まさかヴァーミッド卿までモーリーさんだったの!私もう頭がおかしくなりそうですわ!」
アッザリア「あっ、ヴァーリーちゃんだ!」
...ぷしゅー、パカッ
アーリー「じゃーん!アーリーだよぉー!ヴァーリーちゃん!久しぶりだねぇー!」
オデッシア「イヤアアアアアアアアアアアアア!そんな!まさか!お母様まで!!!!...私、今まで全く気づきませんでしたわ!」
バロチチ「おい!お嬢!お嬢!しっかりしろ!...気絶しちまいやがった。」
エミリー「あななたち、人前でむやみにマジックゴーレムを脱いではいけません。...それにしてもヴァーリー、どうしてこんなことをしたのです。危うくヴァルメルが滅んでしまうところでしたよ。」
ヴァーリー「うえええええええん!あたし、ちょっといたずらしただけなのにー。あたしは何も悪くないのにー。」
...ぷしゅー、パカッ
エミリー(本体)「じゃーん!エミリー(本体)だよぉー!ヴァーリーちゃん、もう2度とお国を乗っ取ろうとしたらだめだよぉー。」
ヴァーリー「ごめんなさああああい。」
モーリー「じゃあ、仲直りにみんなでケーキ食べにいこっかー。」
アーリー&エミリー(本体)「いいねぇー!」
ヴァーリー「...でもその前に、あたしたち、オデッシアちゃんに見られちゃったよぉ!」
モーリー「これはおしおきしないとだめだねぇー。」
アーリー&エミリー(本体)「そおだねぇー!」
バロチチ「おい!お嬢!起きろ!やべえぞ!お嬢!お嬢オオオオオー!!!!!!!」
...こうして、この日、モーリー姉妹に7番目の妹”オーリー”が誕生した。
モーリー姉妹はやがてイアルの地を埋め尽くしてしまうのだろうか?
(つづく)
写真:現在までに開示可能な情報
長女エミリー(本体)/エミリーの中の人
次女ゾーリー/ゾルバ王の中の人
三女ソーリー/ソルヴィフ王の中の人
四女アーリー/アッザリア女王の中の人
五女モーリー/唯一マジックゴーレムを着ていない人
六女ヴァーリー/ヴァーミッド卿の中の人
七女オーリー/オデッシアの中の人 【New!】
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