島津豊久の旅日誌

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Episode 9「やったー!星6つマオ(偽)ゲットだぜ!」

Cross Story (偽)

ヴィンガ「こいつはなあミリア、俺が苦労して倭国から取り寄せた、聖獣を星6つに進化させるボールだ。今ならたったの500万Gでいいぜ。こいつを思い切り聖獣にぶつければいいのさ。」

ミリア「ええ?ほんとかなあ。...何か安っぽいのよねえ。宝珠や宝玉じゃなくてボールなんだ。」

ヴィンガ「お前が買わねえなら、エルフの姫様に売っちまうぜ。」

ミリア「...わかった。買うわよ。」

ヴィンガ「へっ。毎度ありい。金は月賦でいいぜ。ただし毎月きっちり取り立てるけどよ。」

* * * * *

ミリア「つい勢いで買っちゃたけど、これ大丈夫なのかなー?」

マオ「...キィ?」

ガオ「ミリア!離れろ!それは危険だ!ガオわかる。」

ミリア「えっ?!ガオわかるの??」

ガオ「それ使えば、取り返しのつかない恐ろしいこと起きる。マオも怖がってる。」

ミリア「そうは言っても、もう買っちゃったしなー。...えーい!」

ポン...ドロロン。

システム”雷獣マオ(星6つ)をゲットした。”

マオ「ピカッ?!」

ミリア「えっ?ウソッ?!...マオ?あなた本当にマオなの?大丈夫?」

マオ「ピカピカピカー!ピカッ!」

ミリア「キャー!マオが何か黄色いヒルドンみたいになっちゃった!マオ!しっかりして!」

マオ「ピカピカ!ピカチュ...」

ガオ「やめろマオ!!それ以上言うな!!それ以上言うと諸々の権利関係が複雑になる!大人の事情がからんでくる!訴えられる!ガオわかる!」

* * * * *

レリオーラ「...それで、ヴィンガさん、わたくしに何かご用でしょうか?」

ヴィンガ「こいつはなあ姫様、俺が苦労して倭国から取り寄せた、聖獣を星6つに進化させるボールだ。今ならたったの500万Gでいいぜ。」

(つづく)

写真:キューシュー地方でトレーナーの旅を続けるミリア。マオと一緒に歩けば、何かのアメが貰えるようだ。

島津豊久

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