追憶アンギラは終わってしまったわけですが。
いやー…我ながら、始めた当時は本当に……
****
りっかはやっと、テオやほかの人に逢えました。
イアルとは、なんてにぎやかな所だったのでしょう!
あんなにさびしく心細い場所だったのがウソのようです。
りっかは少し楽しくなりました。
楽しくなったりっかは、元気が出てきました。
平野は南にも続いています。
あっちに行ったりこっちに行ったり、
自由自在に走り回りました。
平野は、広い!
青い空がどこまでも続いてる!!
広い広い平野を、りっかはいくらでも走り回ります。
いやー…我ながら、始めた当時は本当に……
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りっかはやっと、テオやほかの人に逢えました。
イアルとは、なんてにぎやかな所だったのでしょう!
あんなにさびしく心細い場所だったのがウソのようです。
りっかは少し楽しくなりました。
楽しくなったりっかは、元気が出てきました。
平野は南にも続いています。
あっちに行ったりこっちに行ったり、
自由自在に走り回りました。
平野は、広い!
青い空がどこまでも続いてる!!
広い広い平野を、りっかはいくらでも走り回ります。
そして、それに!
りっかは、方向の変え方を覚えたのです。
りっかは、方向の変え方を覚えたのです。
広いところを走るようにしたので、
曲がる時さえ気をつければ、
木にぶつかったり丘にぶつかったりも、もうしません。
なんて、なんて気持ちがいいんだろう!!
たくさん走っていると、いろんな人を見かけました。
りっかと同じドワーフがいます。
ごつい人や背の高い人もいるようです。
たまには、頭の上を素敵なキャラバンが飛んでいきます。
すごーーい!!
飛んでる!!
りっかのキャラバンも飛ぶのだろうか
飛ぶならぜひ見てみたい
そう思ったりっかは、たくさん走ってから急ブレーキで、
後ろを振り返ってみました。
……りっかのキャラバンは、なんだかあまり素敵ではありませんでした。
ずんぐりむっくりしたのが、のそのそとついてくるばかりです。
どうしてりっかのキャラバンは、こんなに丸っこく歩くんだろう……?
………?
…………???
しばらくりっかは考えましたが、
考えてもよく分からなかったので、
「そういうものなのだ」
と思うことにしました。
キャラバンが飛びもせず素敵でもないのはとても残念ですが、
それはそれ、そういうものなのです。
どうせりっかの後ろをついてくるだけ。
見なければ気にもなりません。
気を取り直したりっかは、また元気に走り出しました。
「りっかさん、今どこにいるのー?」
テオからまた話しかけられました。
「今、ラナスクってとこにいるよー」
「ラナスク南にきてー」
「わかった。走る!」
「走るのかー」
移動ならもうお手のもの。
りっかはたくさん走れるのです。
それも、上手に走れるようになったのです。
テオはきっとびっくりして褒めてくれる!
そう思うと、りっかは矢も楯もたまりません。
一生懸命走ります。
「りっかさん、まだー?待ってるよー?」
「今走ってるよー!」
「走ってるのかー」
「あいー!!」
「飛べるんだけどね……」
りっかだって、キャラバンが飛べることは知ってるもん。
とりっかは思いました。
でも、りっかのキャラバンは、丸くて飛ばないキャラバンなのです。
それはそういうもの、仕方のないことなのです。
なので、りっかは気にせず、走ります。
曲がる時さえ気をつければ、
木にぶつかったり丘にぶつかったりも、もうしません。
なんて、なんて気持ちがいいんだろう!!
たくさん走っていると、いろんな人を見かけました。
りっかと同じドワーフがいます。
ごつい人や背の高い人もいるようです。
たまには、頭の上を素敵なキャラバンが飛んでいきます。
すごーーい!!
飛んでる!!
りっかのキャラバンも飛ぶのだろうか
飛ぶならぜひ見てみたい
そう思ったりっかは、たくさん走ってから急ブレーキで、
後ろを振り返ってみました。
……りっかのキャラバンは、なんだかあまり素敵ではありませんでした。
ずんぐりむっくりしたのが、のそのそとついてくるばかりです。
どうしてりっかのキャラバンは、こんなに丸っこく歩くんだろう……?
………?
…………???
しばらくりっかは考えましたが、
考えてもよく分からなかったので、
「そういうものなのだ」
と思うことにしました。
キャラバンが飛びもせず素敵でもないのはとても残念ですが、
それはそれ、そういうものなのです。
どうせりっかの後ろをついてくるだけ。
見なければ気にもなりません。
気を取り直したりっかは、また元気に走り出しました。
「りっかさん、今どこにいるのー?」
テオからまた話しかけられました。
「今、ラナスクってとこにいるよー」
「ラナスク南にきてー」
「わかった。走る!」
「走るのかー」
移動ならもうお手のもの。
りっかはたくさん走れるのです。
それも、上手に走れるようになったのです。
テオはきっとびっくりして褒めてくれる!
そう思うと、りっかは矢も楯もたまりません。
一生懸命走ります。
「りっかさん、まだー?待ってるよー?」
「今走ってるよー!」
「走ってるのかー」
「あいー!!」
「飛べるんだけどね……」
りっかだって、キャラバンが飛べることは知ってるもん。
とりっかは思いました。
でも、りっかのキャラバンは、丸くて飛ばないキャラバンなのです。
それはそういうもの、仕方のないことなのです。
なので、りっかは気にせず、走ります。
コメント
1
アーシュラ
ID: 3vu5dg7gadam
凄く好みの文章です…(*´ `*)ポ
2
るび
ID: dnakmrtyhang
このシリーズ面白いです!w
忘れていたはじめたての頃を思い出します(・д・。)
3
くまこ
ID: sjw67mh52j8d
あーーー( 。゚Д゚。) めっちゃわかる(゜-゜)(。_。)
まわりで声はするのに誰もいないとか、訳がわからず走り倒したりとか。。
そんなだったなぁ。。とw
もう、一年以上前のことかぁ。。しみじみ。。( ´ー`)
続きを楽しみにしてます! 続くよね?( ・ω・)
4
ricca
ID: 9ezk2z3ywtd6
>> 1
おお、ありがとうございます♡うれしいです!
5
ricca
ID: 9ezk2z3ywtd6
>> 2
るびさん、ありがとうございます。
私も思い返したことなどなかったのですが、書いてみると案外覚えてるものですね☆追憶アンギラ様様です(笑)
6
ricca
ID: 9ezk2z3ywtd6
>> 3
くまこさんもこんな感じでしたか!
こんなに訳がわかってなかったのは自分だけだったかと思ってたので、共感いただけるのはとても嬉しいです♪♪
そう、もう一年以上も前なのですよ……長いような短いような……初心を思い出してしみじみできるのが、下がり気味のモチベーションのガソリンになってますw(ので続けると思います)
7
テオ
ID: xzztd5hag7zt
なんだなんだwなんなのだwww
面白いなあコレ!!
更に続編を求むぞぉっ!!!!
8
ricca
ID: 9ezk2z3ywtd6
>> 7
そんだけ言ってもらえると嬉しいww