エルザの旅日誌

公開

銀嶺にて


かねてから「ロッコマンモスやりたくなさすぎる」という理由で放置していたドワーフ領北方のエリア。
イベントの舞台がゲリスクという話に始まって北を放置していることを話したら、いつもよくしてくださっているギルメンの先輩方がフブキ・イオティ討伐を手伝ってくださることになりました。

心強い上級者を味方に、姫プレイスタート。
ところがフブキはまだしも、イオティの硬さは想像をはるかに上回っていました。火力もバフもめいっぱい入れたはずなのになかなか削れません。
おまけに広範囲攻撃+凍結。普通のイエティが放つスノウストームは射程5mですが、イオティ自身がデカいからか射程9mのリリまでもが凍ります。

しかしこちらの戦力だって負けてはいない。私のアデルが小さいイオティの相手をしている間に先輩方のラルフとロンがクソデカイオティに立ち向かう。3人そろって黒角騎士団の衣装を身に纏い奮闘する姿は本当にかっこよかった。かっこよすぎて、勝利を確信した最後の方でSS撮ってました。ごめんなさい。(勝手に載せているので一応お名前は隠してあります)

かくしてイオティを討伐することができました。すでに日付が変わっていたのでそのままサンタレイドもご一緒させていただき、「あぁ~今わたしMMOしてるぅ~~」という幸せな気分になりました。
最近はリアルもイアルも寒くなってきたはずなのに、私の心はぽかぽかです。ほんとにありがとうございました。



さあ、ここからは私一人の戦いだ。この日のために貯めこんでいたキビダンを使ってシヴァを仲間にして、いざ氷河へ。

ところが、現在バシュカル氷河はイベントの影響か絶賛ぶっ壊れ中。マップに人っ子一人いなくなるというバグに見舞われていました。
翌朝のメンテで修正される予定だけど、そんなの待っていられない。先輩方に背中を押されてやってきたからには、なんとしてでもあの桃色幼女花火師を救わねばならん。
たしかな闘志を胸に抱きながら見えないポストを登録し、見えないNPCのサブクエを無視し、ついにたどり着いたロッコマンモス決戦の地。

現実ならば幾千万の先人たちの骸がまさに死屍累々と転がっているであろうこの血塗られた場所に、ひとりの勇敢な闇商人が現れた。
彼が肩をいからせてポストから彼の地へAUTO移動する様子を、周辺にいた同志たちはいったい幾度目にしたのだろうか。

拘束された巨象たちが再び動き出すたびにため息がこぼれ落ち、尊い命が失われ、反省会が開かれる。その繰り返し。
「ミンミの☆5メインがあるから、そんなに長引かないはずなんだ」
その事実だけを励みに挑み続けて約半刻。


北端の集落へと続く小路が開かれた。


先人の攻略記事は偉大だ。きっと何時間も戦い、考え、苦難を耐え抜いたのだろう。時には動画を撮って分析したかもしれない。諦めかけた時には、家族の顔を思い起こしたかもしれない。

正直、こんなことを全プレイヤーに課すのは頭がおかしいと思いました。ヴルヴァリアの盗賊しかり、ダメ減54のタンクが秒で溶ける敵なんて簡単に出しちゃダメでしょ。マゾのオタクしか残らないぞ。それでいいのか?いや、それがいいんだろうな、商業的には…

とにもかくにも無事ゲリスクに到着することができました。なんて良い空。なんて良い音楽。町の人たちも明るく逞しい人ばかりで素敵です。
それほど時間をかけずに来られたのは、ひとえに多くの先輩方のご協力のおかげです。道中わたしを助けてくれたすべての方々に心から感謝します!

最終回じゃないよ。ちゃんと今後も楽しんで続けていきたいと思います!
おわり。


エルザ

コメント