恐怖の一階

2018/01/29 15:15 公開

恐怖の一階

ソフィア「気になってはいたのだが、いつも私たちは2階にいるだろう？一階はどうなっているんだ？」

アメリア「いかない方がいいと思いますよぉ～」

ソフィア「…何故だ。きになるではないか」

ミンミ「この前アメリアのパン作る材料が足りなくて…禍鬼さんに在庫ないか聞きに行こうとしたのですよ」

ソフィア「ふむ…それで？」

ミンミ「もうあそこには二度と行きたくないですね…薄暗いし、変な匂いはするし…いい場所ではなかったです」

ソフィア「2階とそんなに違うのか…」

ポワトト「ふむ…これは事件ですね！現場確認です！」ﾀﾞﾀﾞｯ

ソフィア「あっ！？おい犬！待て！」

アメリア「…どうしましょう、行っちゃいましたぁ」

ソフィア「くっ…これも話し始めた私の責任…仕方ない！連れ戻してくる！」

ミンミ「わ、私も行きます！何かあれば私の魔法で！」

ソフィア「後方は任せたぞ！」

ミンミ「はい！」

ギィィィイ…

ミンミ「お、お邪魔しまぁ～す…」

ソフィア「暗いな…霧が出てるぞ…」

ミンミ「うぅ～…だからここ嫌なのです…早くポワトトさん見つけて帰りましょう…」

ポワトト「「ぎゃあああああああああ‼」」

ソフィア「っ‼犬の悲鳴…！急ぐぞ！」

ｺﾞﾎﾟｯ…ｺﾞﾎﾟｺﾞﾎﾟ…

ソフィア「こ、これは…死体…？」

ミンミ「な、なんですかこれ…」

ソフィア「兵士の死体が…水の中に入れられている…？」

ミンミ「”セバスチャン”…？名前がここにありますよ…」

ソフィア「あいつは死体で何をしようとしているのだ…！解せん！奴の根性も叩きなおさなくては‼」

ダァンッ‼

ミンミ「ひっ‼」

ソフィア「隠れろ！」

？？？「おかしいなぁ…なにか聞こえたんだがなぁ…聞き間違いかぁ？」

蠢く骨の剣士「カタカタ…」

？？？「でもいねぇだ…ん？…なんだぁこのいぬっころ…」

ミンミ((‼ポワトトさん⁉))

ソフィア((静かに！気付かれるぞ！))

？？？「オデの調理場に…さては禍鬼からの差し入れかぁ？嬉しいなぁ～」

蠢く骨の剣士「カタカタ…」

？？？「あン？…新人？…なんだぁ…食えねぇのかぁ、せっかく、新しい肉が手に入ったかと思ったのによぉ…」

ソフィア((あいつ…食うつもりだったのか…それにしてもなんなのだここは？私達がいつも暮らしている2階の下がこんなにも魔物の巣窟になっているとは…))

ミンミ「はぅ…」ﾊﾞﾀﾝ

ソフィア((ミンミ⁉しっかりしろ！))

？？？「…だれか、いるのかぁ？」

ソフィア((ｯ！まずい…！ミンミ！一時撤退だ！))ﾀﾞﾀﾞｯ

･･･

骨の剣士「カタカタ…」

？？？「ネズミ？…コノフィツムかぁ…食えねえもんなぁ…オデはもう戻るど…アルフレッド、ネズミはキツく叱っておいてくれぇ…」

ギィィィ…ダァンッ‼

骨の剣士「カタカタ…」

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夜勤前の休憩にこんなこと考えて楽しんでおります…( ´∀｀＊)
寝れない時は色々考えているのです…笑