・・・ヴァルメル図書館にて・・・
フォルク:ありました!このページです!アニマを手にいれる方法!
レーナ:アニマを集めれば強くなれるのよね。どうすれば手に入るの?
フォルク:この文献によると、ウンエイを召還してガチャを回したいとお願いすればいいみたいです。
レーナ:ウンエイって?
フォルク:どうやら悪魔種族のようです。
レーナ:え?悪魔なんて召還して大丈夫なの?
フォルク:わかりません。でも、強くなるためにはやるしかありません。
【文字数制限の都合で省略】
ウンエイ:私を召還したのは貴方達ですか?いったい何の用です?
レーナ:ガチャを回させてほしいの。
ウンエイ:おやおや、お客様でしたか。私はてっきり、また不具合修正の催促かと…いえ、こちらの話です。
フォルク:ここに幻魔石が1500個あります。これでガチャが回せるんですよね。
ウンエイ:残念ですが、石は3000個必要です。
フォルク:そんな!文献には1500個って書いてありましたよ?!
ウンエイ:貴方が見た文献はおそらくキャンペーン期間中のものです。残念ながら今はキャンペーンではありません。
レーナ:悪魔のキャンペーンってなんか嫌ね。でもどうしよう。全然たりないわよ。
ウンエイ:お困りのようですね。手っ取り早く石を手にいれる方法がありますよ。
フォルク:どうすればいいんですか?教えてください!
ウンエイ:…カキンです。
フォルク:カキン?
ウンエイ:そうです。カキンしてほしいとプレイヤーにお願いするんです。
レーナ:プレイヤーって、誰のこと?
ウンエイ:おやおや。まさかプレイヤーも知らずに私を召喚していたとは…いいでしょう。教えて差し上げましょう。キャラバンにはその一つ一つに大いなる意志が働いています。貴方達の行動もすべて、その意思の力によって決められているのです。
フォルク:その意思こそがプレイヤーということですか。
ウンエイ:その通りです。そしてアニマとはプレイヤーとヒーローの愛の証、幻魔石はプレイヤーとキャラバンとの絆の証なのです。キャラバンとプレイヤーの絆が高ければ、プレイヤーのみが持つと言われるカキンの力で、石が増えるはずです。
フォルク:具体的にはどうすればいいんですか?
ウンエイ:さぁ?祈ってみたらどうです?
レーナ:なんか適当な回答ね。
ウンエイ:先程も言ったでしょう。プレイヤーとはそれ自体が意思です。どうすればいいかは私にもわかりません。
フォルク:他に当てもありません。祈ってみましょう。他の仲間も呼んでください。キャラバンとの絆というなら、きっと祈る人数は多い方が良いはずです。
・・・わらわらわら・・・
レーナ:とりあえずキャラバンにいたメンバーを集めたわ。
フォルク:事情は説明した通りです。皆で祈ってください!
ヒーローたち:プレイヤー様、私たちにカキンの力をお授けください。
・・・し~ん・・・
レーナ:何も起こらないわよ。
フォルク:おそらく何かが足りないのでしょう。でも何が…石はキャラバンとの絆…アニマとはヒーローへの愛…アニマがヒーローを強くする…強くする?はっ!そいういうことか!
レーナ:わかったの?
フォルク:おそらくプレイヤーはキャラバンの仲間すべてを愛してるわけでは無いんです。愛してるメンバーのみアニマの力で強くしている。つまり…
レーナ:成長しているヒーローが、プレイヤーに愛されているってことね!
フォルク:その通りです。最近急成長しているのは誰ですか?
レーナ:…ゆめふわマカロンの三人かしら?
フォルク:それです!あの三人の最近の成長ぶりは尋常じゃありません。つまり大いなる意思、プレイヤーからの愛、アニマで成長しているということです!あの三人は今どこに?
ロロミュ:ただいまー!ウドン密林のゲリラライブは大成功だったわ!キノコしかいなかったけど。これがほんとのキノコウドンってやつ?
フォルク:ロロミュさん、そんな事言ってる場合ではありません。かくかくしかじかです!
ロロミュ:わかったわ、私たちも祈るわよ!…プレイヤー!カキンしてくれなかったらもう歌ってあげないわよ!
アメリア:私はパンを焼いてあげません!
ミンミ:私は…えっと…燃やしません!
レーナ:ちょっとちょっと!いくらなんでもそんなお祈りは無いんじゃ…
・・・ちゃりーん、ちゃりちゃりちゃりーん・・・
フォルク:見てください!石がどんどん増えていきます!
レーナ:え?うそ!
フォルク:すごい!13200個もありますよ!
ウンエイ:本来なら9800個なんですが、こっちはまだキャンペーン中なので3400個はおまけです。
フォルク:さあ、これでガチャを回せるはずです。レーナ!
レーナ:うん!回してみるね!…あれ?回らない?
フォルク:これはどういうことです!話が違うじゃないですか!
ウンエイ:これは心外ですね。私のせいではありません。石はプレイヤーが望まなければ使えないんです。先ほどフォルクさん、ご自分で言ったじゃないですか。プレイヤーはキャラバンの仲間すべてを愛しているわけではないと…
フォルク:…?…いったいどういう…そういうことですか!
レーナ:どういうこと?
フォルク:ガチャはランダムなんです。愛するヒーローのアニマが出るとは限らない。だからプレイヤーはこのガチャを渋っているんです。
ウンエイ:そういうことです。ですが私も有償幻魔石を目の前に手ぶらで帰りたくないので、少し手助けをしましょう。
・・・パァー・・・
レーナ:ガチャに私の顔が?これは?
ウンエイ:これはレーナさんのピックアップガチャです。これで引けるようになるんじゃありませんか?
レーナ:…う~ん…まだダメみたい。
フォルク:レーナ、あなたもしかしてプレイヤーに愛されていないんですか?
レーナ:失礼ね!そんなはずないわ!…たぶん…
ウンエイ:…ふふふ…はっはっはっ!
フォルク:何がおかしいんです!
ウンエイ:いえ、貴方たちのキャラバンのプレイヤーは、それほどバカではないようです。
フォルク:…また謎解きですか?いったい…もしかして確率?確率の問題ですね?!
ウンエイ:さすがフォルクくん、勘のいい人は嫌いではありませんよ。
フォルク:ピックアップと言っても絶対じゃない。おそらくレーナのアニマが出る確率は…
ウンエイ:おっと!それ以上しゃべるとこの日誌が消されかねません。でもそんなフォルクくんに免じて、もう一肌脱ぎましょう
・・・パァー・・・
フォルク:ガチャのレーナが光りだした?!
ウンエイ:レーナさんの超ピックアップガチャ、一回限りの限定品です。これならあるいは…
・・・ファー・・・
フォルク:幻魔石が光りだした?レーナ!今です!
・・・がちゃがちゃ・・・
レーナ:やった!ガチャが回ったわ!
・・・コロン、コロコロコロン・・・
レーナ:私の顔が描かれた宝珠がたくさん…これがアニマ?
・・・フォォー・・・
フォルク:アニマとレーナが光りだした?すごい光です!!まぶしい…いったいこれは?!
ウンエイ:どうやらレーナさんの進化が始まったようですね!!
パァーーーー!!!!
っていう夢を見ました。
~ こころの夢日誌 終 ~
コメント
1
Kengoh
ID: pjh8qdbsn4wn
やっぱり悪魔だったんですねww
2
こころベーカリー
ID: gz23bzbmhrw5
>> 1
悪魔ですね。間違いありませんw
コメントありがとうございました(^-^)