タクトの旅日誌

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これからのキャラストの話をしよう~これからの話~


こんにちは!
タクトです。

前回は広げた風呂敷を畳みきれずにすいません(^_^;)
もはやお付き合いしてくれる方も少なくなっているかもしれませんが、
連投にて行きたいと思います。

さて、前回の日誌「これからのキャラストの話をしよう〜キャラストの話〜」ではこう結論づけました。

「キャラストを支えるのは多様性である」


この視点に立って、今回のアップデートを評価、そして今後についての提言(というと偉そうかな?)をしたいと思います。

まず星6進化実装について。
実装するという意思決定については前々回の日誌でも書いたとおり、致し方ないものだと思います。
ただ、その方法は充分に批評されるべきものだったように感じます。

課金要素と既存のコンテンツポイントを消費するという、安易で一切のエクスキューズのない実装は緊急度という要素があったとは言え、避けるべきでした。
なぜならこれはキャラストを支える多様性を著しく阻害するからです。

課金要素はお金を払える人のみ、ポイントはコンテンツに参加した人のみしか享受できません。
しかし、多様性という観点から見ると、これはあまりに乱暴です。好きなキャラは居るけど、そのコンテンツが苦手だから、課金はできないからと言うユーザーからは単純な締め出しでしかありません。

「いやいや、でも業績も困ってるし、速効性が必要だったんだって!逆にどうすればよかったのさ!」

答えは単純です。星6進化素材を星5進化と同じキーアイテムにした上で、ガチャと石交換あるいはプレポ交換にすればいい。そして、注記に
「なお、星6進化に必要なキーアイテムは今後実装予定のストーリーをクリアすることで手に入ります」
と宣言すればよかったように思います。(時期も示せればなお良い)

育成飽和状態にある人や、課金に対するハードルが低い人は課金してくれるのは間違いない。ましてや周りの重課金層が課金をして強くなれば、相対的実感を重視する人の課金力は倍々ゲームで増大します。
そして、そうじゃない人も今後ストーリーで実装されるんだったら、自分もいつかと思える。引退や課金率の低下に歯止めをかけることが出来るでしょう。
もともとも王道ファンタジーRPGの要素を期待されていたゲームですし、ストーリー、音楽などについては非常に満足度の高いコンテンツです。なので、そこにもきちんと目配せしてるよと示せれば、かなりの人が気持ち的に報われたのではないでしょうか。

ついで、キャラクターの上方修正について。
これは先の日誌で、Aimingがキャラストを諦めていない証拠、つまり上位層より下の人への目配せだったと書きましたが、その方法がこれで良かったかというと疑問符となります。

キャラクターの過度な上方修正はインフレを巻き起こし、先発組と後発組の差を広げます。これは後発組を締め出すことに成りかねず、やはりキャラストを支える多様性を阻害しかねません。

本来ならば、やはりデュエルのシステムそのものに手を加えるべきだったでしょう。
例えば、

・コストゲージを現状の10から20に上げ、ヒーローについてのコストを細分化して、差異を出す。 
→使用キャラ固定化の解消
 ・デュエルポイントの獲得に対するタッチポイントを増やす。   
   -例えば通常デュエルに加えて、ギルドデュエルにポイントを付けたり、   
   -デュエル対戦募集システムのようなものを作り、ユーザー同士の主体的なマッチングを図るなど。
→マッチング精度、ポイント獲得効率、育成効率の向上。

ただしいずれも実装には工数の大きな開発が絡むので、すぐに実装はできません。
だからこその手早くキャラクターを上方修正なんだと言うのは理解できますが、これも宣言しておくだけで解決だった気がするんですよね。

「上記のようなデュエルシステムの大幅な改修を〇〇月に予定しております。なお、現時点でアイデアやご意見がありましたら、問合わせをお願いします。」

とやるだけで、ユーザーからしたら、今は星6が実装されて更に戦況は厳しくなるけど、我慢してれば改善されそうと感じることができたはずです。しかもそこにさらにユーザー視点の改善案も入れられるんだみたいな。

そもそもキャラストは開発コンセプトに

「みんなとつくる」

を掲げていたはず。そこには多様なニーズに応えたい。そうすることがゲームにとってもいいんだという想いがあったはずです。

そこでいくと私が今回「これから」の話として、提案したいのは、

“ユーザーと運営・開発がオープンにコミュニケートできる場所を作って欲しい”

キャラストの大きな課題の一つにブラックボックス化した運営体制が挙げられます。
基本的に運営とユーザーのやり取りは問い合わせなどを通じたクローズドなコミュニケーションで行われいます。それ故、ユーザーにはなぜ自分たちの要望が通らないのか、実現が難しいのか理解ができず、ストレスが溜まります。そこに風穴を開けるかと期待されたアンケート結果の公開もその後のコミュニケーションは特にありません。

これではユーザーが自分たちは「実感」はきちんと得られるのかと不安になってしまうでしょう。

これは何も新しいプラットフォームを作れと言ってるわけではありません。
例えば、日誌に運営の人間としてコメントしてみるとか、みんなの掲示板の書き込みに反応するとかから始めてもいいと思います。
もう少し余裕があれば、ユーザーの座談会みたいなものを企画してもいい。

もちろんCS対応って相当負荷のかかる作業です。
おそらく問い合わせなどでは酷い暴言のような内容が届くことも珍しくないと思います。
ユーザー側にも節度みたいなものを求めなければ、建設的なコミュニケーションはできない。

だからこそオープンに。

それぞれがアカウントを持ったユーザーですから、ある種の実名性があります。
FBやインスタが荒れにくいのはそういった実名性とオープンな環境があるからだと思います。

なんと言っても、運営が自分の要望について認識をしてくれているという「実感」は非常にユーザーにとっては大きいものです。全てに対して完璧に対応しなくていい。現状で無理なものは無理で全然構わない。ただ、認識をしていますとオープンな場所で認めることは相当に大きい「実感」です。
また、CRM的な観点で言っても要望を言ってくるユーザーが多いときはリレーション改善の大チャンスだったりします。見ていますよ。役に立っていますよと伝えることで、一見摩擦が起きているように見える関係値が劇的に改善し、ファンに転じるケースはゲームに限らず、他のサービスでも頻繁に見られる現象です。
ぜひキャラストチームにはこの転機をチャンスに変えて欲しい。

キャラストを支える多様性を支えるユーザーに適切な「実感」を与える。

これが私の期待する「これからのキャラスト」です。
好きなキャラストを少しでも長く楽しみたい。そんな願いを込めて。



追伸
長々とお付き合いありがとうございました。
想定では2篇で終わると思いましたが、想定どおりには行かないものですね(^_^;)
今後とも宜しくお願いします♪




タクト

コメント

1

イアルのブロガー

プラシドゥス

ID: s6xtz46murzz

3編全部読ませていただきました。
とてもわかりやすく、読みやすく、「これからのキャラスト」に関して、自分の中でも少し整理がついたように思えます。
☆6実装とリザードマン実装は、急ぎ過ぎたとしか思えず、キャラストが重視していたであろう何かを置き去りにしてきた気がしていましたが、それがうまく形にならず、ずっともやっとしておりました。
後々の実装でもいいから、私は☆6のストーリーが見たかったです。

良い記事をありがとうございました。

2

初めての試み

タクト

ID: k9b3yxjtmth5

>> 1
プラシドゥスさん、コメントありがとうございます♪

スクショセンスのない私は、いつも素敵なスクショをあげてくれる日誌を楽しみにしてます(´ω`)

今回の諸々の駄文は私見なので実際とは違うかもしれませんが、なにか役に立てたようなら報われます(>_<)

3

四季(前科8犯)

ID: fkdfpjcdrzxt

タクトさん
何故と思っていた所が分かりやすく書かれていて感動しました。

ユーザーからすると、理解し難いアップデート、修正、スケジュールも業績観点が絡むとなるほど分かりやすい。

しかし、ユーザーはそんなこと( 'ω')シラネ

タクトさんのいうように、★6への進化方法や時期を未確定だとしても説明することが重要なんだと激しく同意。

と、ともにタクトさんも諦めてない感じがヒシヒシと伝わって来ました。
キャラスト楽しいですよね。私も大好きです。

4

エルヴィン

ID: gx4aucw6p2ip

タクトさん、はじめまして
とても感動しました、バグは多くけど
やめたくないゲームなので
ユーザーと運営で協力して、もっといいゲームにしていきたいですね
みんなとつくる、頑張っていきましょー!

5

初めての試み

タクト

ID: k9b3yxjtmth5

>> 3
四季さーん、コメントありがとうございます!

あくまで外部の人間が状況証拠を並べただけではありますが(^_^;)

ただおっしゃる通り僕はまだ諦めてませんw
もっと色んな人にとって良くなって欲しいし、イケると思ってます(≧∇≦)b

6

初めての試み

タクト

ID: k9b3yxjtmth5

>> 4
エルヴィンさん、初めまして♪
コメントありがとうございます!

そうですよね!
高校生以降ゲームらしいゲームは卒業したつもりが、まさかハマるとは思わなかったですw
なのでせっかくなら、良くしたいです(>_<)
頑張りましょー!!

7

ヒナドリ

ID: 2fve8p9mc5mi

タクトさん、こんにちは。星6実装についての日誌、ありがとうございました。
自身の中で、納得する機会を与えてくれました。

デュエコロを含めた、イアルで過ごす満足感を、多くのユーザーが、長い期間に渡って、持続させていく為の、企業側の方法や、その達成のための苦労を
ゲームに馴染みのないのですが、キャラストは続けて行きたいプレイヤーの一人として理解することができました。

日常の中で、サービス提供側に意見を表明することって少ないですよね。役所、病院、銀行に、コンビニでも。
不満や要望があっても口にすることは、まずないです。しかし、MMORPGの世界では、その敷居は低いなと感じています。

カールが今回の実装から外れて、同じくショックを受けています。では、

8

初めての試み

タクト

ID: k9b3yxjtmth5

>> 7
こんにちは!
コメントありがとうございます♪

僕もWeb界隈で働いていて、ユーザーとの関係値作りに四苦八苦する毎日なので、なんとなく透けて見える(気がする)ことをツラツラと書いてみました(^_^;)

検討違いの可能性もありますがねw
世の中色んなサービスが顧客一人一人に最適化をかけていくことを求められているので、レガシィなプロダクトで許されていた一方向性のコミュニケーションではもう足りなくなってきてるのは間違いないですよね。

カール…カール…カール…(ToT)