あぼがどの旅日誌

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イアルで正当防衛は成り立つのか


 コロシアムで引退垢に凹られた怒りから、ついついヴィンガ&マーサのピックアップガチャを回してしまった。後悔はしていない。
 そんな私にも反省する点がある。前回の日誌は知識のある人間には浅く、そうでない人には難しい、帯に短したすきに長し状態であったと。いや、どうせてきとーに書いているだけだから、やはり後悔も反省もしていないかもしれない。



1.それはさておき、正当防衛という言葉はご存知だろうか。もちろん知っているし、漠然としたイメージを持っていると答える人がほとんどだろう。さらに進んで、プロボクサーが素人を殴ると正当防衛に成らない、という話を聞いたことがある人もいると思う。しかしこれはやや不正確だろう。

2.前提として押さえておきたいのが、正当防衛はあくまで「防衛」であって復讐や不必要な攻撃を許可する制度では無いという点である。防衛の範囲で必要な対処はOKだけど、それ以上やり過ぎたらダメですよというわけだ。だから、いくら喧嘩であっても、相手に非があったとしても、圧倒的戦力差があるプロボクサーが素人をボコボコにしたらそれはもう、「防衛」ではないよね?となる(これを過剰防衛という)。
 つまり、プロボクサーが素人を殴ると正当防衛には成らないという理解は不正確であり、正しくは、一般人よりも正当防衛が成立しづらい場合が多い、といった感じだろうか。プロボクサーでも相手が拳銃持ってたらさすがに相手殴っても良さそうというのは感覚的にわかると思うし。ある事案が正当防衛に成るか成らないかは、双方の戦力や状況から個別具体的に考えるべきなのである。

3.では、イアル界ではどうか。キャラストのサブクエでよくみられる、誰々が襲われているから助けに入ろう!酔っ払いが絡んできたから落ち着かせよう!など、いわゆる正当防衛状況のクエストが非常に多い。これらは正当防衛なのだろうか、それとも過剰防衛なのだろうか。
 剣豪が酒の勢いで酔っ払い達を切り刻む……、などの論外な事例を省くと、実は意外と判断に迷う事例が多いことに気付かされた。
 キャラバンに乗っている連中はイアル屈指の実力者達であり、剣に弓矢に魔法、あげくのはてに大砲までぶっ放す彼らの戦力は脅威そのもの、下手すりゃ一国の武力を軽く凌ぐレベルだろう。
 それゆえ、この日誌を書くまでは、ほとんどの事例では過剰防衛になるのではないかと考えていた。
 しかし、真に脅威といえるのは、そんな彼らの猛攻にナイフ一本で立ち向かう野盗達ではないだろうか。
 イアルにおける正当防衛の判断は難しい。


あぼがど

コメント

1

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夢子

ID: h66whv8i62c6

ナイフどころか、柄で殴る が火力が高いとかだからねえ
刀身はおろか 柄で立ち向かう人までいるんだよ

2

あぼがど

ID: 8cfhsmvpywan

>> 1
柄をダイヤモンド加工でもしてるんですかね。謎だ