vinciの旅日誌

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嘘も方便


こんにちはvinciです☆
先日、 関東は雪が降ったようですね。 私は家から出ないしカーテンも雨戸もガッチガチに閉め切っていたので気づきませんでした笑


さて。皆さんは初詣で行かれましたか?
私と家内のメカは中々行けずにおります。
早く、 浅間大神ことサクヤビメちゃんに挨拶に伺わなくてはいけないのですがどんどん後回しに……
このままではサクヤビメちゃんがヘソを曲げて
「もぅ!!全然来てくれないじゃない!! 元旦には会いに来るのが当然でしょ!!」
と富士山を噴火させてしまうのではないかとニヤニヤ ヒヤヒヤしております。。

私たちが行く神社は、 全然人が来ないような小さい所なのですが、 たまには大きめの神社も見てみたいんですよね。 おみくじも引きたいし絵馬もみたいし…
最近は絵馬に色々なイラストを描いている人たちがたくさんいて、 見ているだけで あっという間に時間が過ぎてしまいます☆

ところで皆さんは絵馬を書いた事はありますか? 私は一度だけ進路を決める年に友人と書きにいきました。  当時は自分が何になるかなんて考えてもいなかったので絵馬には
「無病速菜」と書いて吊るしてきました。
健康的な前菜が出てきそうですね。

一緒に行った友人は自分の進路をしっかりと見据えている人でした。
そんな彼のエピソードを一つ。

ある日の学校での出来事
その日は進路希望調査を提出する日でした。
前述した通り私は全く先を考えていなかったので前の席の友人の調査書を覗き見ました。
彼は第二希望 第三希望は書いていましたが、
第一希望だけが空欄でした。
「普通、 第一だけが埋まらないなんてあるのかな?」と首を傾げる私。
どうやら そう思ったのは私だけではなかったようで。。

生徒の希望を見て回っていた先生が彼の隣で立ち止まり
「どうした山田(仮) 何か書きづらいのか?」
と問いかけました。
山田君は普段から明るく、クラスのムードメイカー的な人物でした。
そんな彼が神妙な面持ちです。

「いや。 その。 決まってはいるんですけどー」
とどこかバツの悪そうな山田君。
「決まっているなら早く書いて提出せんか!!もう鈴(チャイム)が鳴るぞ!!」
急かす担任。

先生が立ち去って、 すぐに第一希望を書き上げた山田君が提出しにいきます。
ですが、 山田君の希望書を受け取った担任の顔色がみるみると変わっていきました。
「山田!! なんだコレは!!ふざけたものを提出するんじゃない!!」 担任は顔を真っ赤にして山田君に怒鳴ります。
とうの山田君は相変わらずバツが悪そうに
「ダメっスかねー? ははは」と。
「ダメに決まっているだろう!! なんだこの
AV男優 というのは!!」
怒る担任。 少し間を置いてから、大笑いするクラスメイト。
「山田 何書いてんだよ笑」
「男の夢かもしれないけど 普通書かないだろ笑」
そんな中。担任ともう1人笑っていない彼がいた。山田君である。
「なんとか言わんか山田!! それとも職員室にくるか!!」
その怒号にクラスは静まり返る。
そして、 バツの悪そうな顔から何かを決心した顔に変わった山田君が口を開いた。

「不細工な男でも童貞を捨てられるって
世界中の男子に夢を与えたいんです!!」

その時の彼の目を私は生涯忘れる事はないだろう。 あの輝きに満ち満ちた彼の目を。

その後、 クラスから笑い声が聞こえる事も
怒号が飛ぶこともなかった。


そんな山田君の絵馬には、綺麗な字でこう書いてあった。

『夢を叶える』と。

そんな彼も今では立派に電子機器会社の社長である。 









はい。うそまつ うそまつ(めでたし めでたし)





vinci

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この発言は削除されました(2020/01/24 11:40) 1