先日の大型アップデートについて、皆様思うところはあると思います。

モチベが上がった人、逆に下がった人。
特に何も気にしていない人。

自分は気にしたくはないのですが、やっぱり気になってしまうので、何がモヤモヤポイントなのか？を整理してみようと思います。かなりの長文ですが御容赦ください。


初めに言うと、自分は課金者が無課金より有利なのは当たり前、ゲーム内のあれこれがインフレしていくのも当たり前というスタンスです。

それでは、なぜモヤるのか？


1.一般ユーザーには遠すぎる☆6進化
☆6進化を進めるプレイヤーがいる中で、☆6進化したいのにできないというプレイヤーが多いのも事実だと思います。
まず問題なのが料金設定。1キャラ約1万円での進化です。目が覚めてしまうやり口ではないでしょうか。もう少し間接的な売り方があったと思いますが。1PT進化するには6万円。微課金では躊躇う価格です。ここに、アニマ200枚も集めなくてはならず、無課金にはかなりハードルが高い。
課金しなくても進化自体は可能です。しかし、1日あたり手に入るポイントの量が各コンテンツによって異なり、また必要となる量も異なるにも関わらず、一律の料金設定。しかもうち3つはランキングにより報酬が大きく変わってきます(デュエル、コロシアム、英雄の試練)。運営はエアプか？と思わせるような設定です。キャラにより進化の難易度がかなり違うと思われます。
ユーザーの不満が大きいのは当たり前でしょう。

進化アイテムの売り方にも問題があると思います。


2.ゲーム性のない育成
エミリーを☆5にするために苦労した人は多いでしょう。昔で言えばソフィアの☆5も苦労した人が多いはず。
難関クエストをクリアするためにかけた努力と、クリアした時の達成感。そして進化させた時の喜び。
進化アイテムを課金で売ること自体は賛成の声もあるかもしれませんが、あまりにも短絡的な集金を目的としていることが見え透いています。
ユーザーが夢から醒めてしまいます。
RPGのはずが、冒険要素はなく、日々のルーティンワークとリアルマネーで行われる育成。
これでゲームをプレイしていると言えるのでしょうか？ソシャゲともRPGとも言えない何かに成り下がっていませんか？


それでも、時間がかかれどいずれ進化できるというのに、なぜユーザーは文句を言うのか？おそらく、他プレイヤーとの差が開くことに危機感を覚えている人が多いのではないでしょうか。本来、強力な他プレイヤーは頼もしい存在となるはずです。しかし、そうとも言いきれません。

3.対人コンテンツの強制
討滅、エニグマ、門番などNPCの強敵も多く存在します。しかし、そのどれをクリアするにも必要になるのがルーンです。それを手に入れるには、基本的にデュエルやコロシアムをするしかありません。(プレミアムポイントでも購入できますが、約3000円でルーン1つとなり、重課金前提です。)
ここでは廃課金も無課金も古参も新人も同じ土俵で戦わなくてはいけません。ランク別ではありますが、ポイントのためにより上のランクで戦おうと苦労している人も多いでしょう。
他人が強くなればなるほど、自分が苦労する。
これでは大型アップデートにいい気分でいられるはずありません。
さらに、あろうことかデュエル/コロシアムポイントで☆6進化素材が売られています。デュエコロポイントを稼げない層は、今後一層苦労しなければならないことが予想されます。

☆6進化するために、対人で勝たなければならない→対人で勝つには、☆6進化やルーンが必要→そのためには対人で勝たなければならない
負のループから抜け出すには、もはや課金しか残されていないかもしれません。

現状、☆5、両手☆5のキャラが☆6、両手☆6のキャラに立ち向かうのはあまりにも無謀に思えます。
来週メイン☆6が実装されますが、格差がさらに加速していくことが予想されます。



4.急すぎるステータスのインフレーション
☆6キャラを見たことがある人なら分かるかと思いますが、ステータスの伸びがかなり大きいです。
タンクでも☆5シューターより高い攻撃力、マジシャンでも☆5タンクより高い防御力を持つことが可能です。
☆6装備があればさらにステータスは伸びていきます。
また、☆6で解禁されるパッシブスキルは全員一律の知力パッシブ。
ASの強力なキャラがさらに強くなる一方、スキルに恵まれないキャラの使い勝手が悪くなるばかり。

ゲームにおいてインフレは避けられないこと。しかし、それがあまりにも急激に起こるとバランスの崩壊、モチベの低下などユーザー離れにつながりかねません。
特に対人を推すのであれば慎重に行うべき調整のはずです。
しかし、それを考えているとはとても思えない。


5.謎の☆6進化ラインナップ
初期村の3人が☆6進化一番乗りになることは想像に易かったですが、蓋を開けてみればどうでしょうか。
元々性能が高いとは言いにくかったフォルクやカールはハブられ、ザラもフィロメナも進化不可能。一方で☆5ステータスが低くない上に先行実装であるエルヴィはじめゴルドー、ラルフの進化実装。
比較的最近実装されたガダ、ロンヴァルド、マーサ、ミルコスタも進化可能。
大幅に能力をドーピングされたスミロフ、プリアを初めとするキャラも実装。

色々なキャラを使って欲しいと思うならば、使用率の低いキャラから進化させていくのが道理ではないでしょうか。

デュエル上位定番だったヴィンガ、アンダリオ、白爪らの進化を急がなかった点は評価できますが、同時に行われたアップデートで勢力が大きく変わる中、進化を控えた効果があるとは思えません。
黒角、ガバロガスが対人上位デッキを埋め尽くす未来もそう遠くないかもしれません。

対人はキャラストにおける不人気コンテンツNo.1です。それにも関わらず、運営はあくまでも対人を軸に据えようとします。

なぜ対人コンテンツはここまで嫌われているのでしょう？


6.見た目と中身のちぐはぐさ
皆様がキャラストを始めた理由はなんでしょう？続けている理由は？プレイヤーの多くは、のんびりとしつつも美しい雰囲気、音楽、キャラクター、ビーストなどに惹かれてこのゲームを始めたのではないかと思います。実際、この手のジャンルでは珍しく女性ユーザーも多いのがキャラストの特徴でしょう。見た目としては、「可愛らしいテイストと個性的なキャラクターによるRPG」に見えると思います。
一方、多くの対人ゲー厶(PvPのもの)はかなりテイストが異なります。もっとリアル調デザインのゲームが多いでしょう。PvPが目当てのユーザーがわざわざキャラストを選ぶことは少ないと思われます。
見た目と中身が乖離しており、集まった客層と運営の欲しいユーザー観がズレてしまっている。

対人が好きな層が集まりにくいゲームであるのに、頑なに対人を推している。
不満が大きいのは当然ですね。

対人コンテンツが抱えている問題については、また今度触れようかと思います。





ここまでダラダラと不満の原因を述べてきました。
それでは自分は運営に何を望むのか？
それは既に、以前のユーザーアンケートで明らかになっています。

期待するだけ無駄かもしれない。
それでも期待してしまう。
このゲームを続けたい。

キャラストが嫌いな人、興味がなくなった人は不満も言わずあっさりと辞めていくでしょう。

しかし、日誌上には不満、愚痴、怒りに満ちた引退報告が溢れている。

本当はみんな、キャラストが好きだったのではないでしょうか。

その気持ちを、踏みにじらないで欲しい。



どうか、運営がキャラストを見捨てないでくれますように。
ユーザーを見捨てないでくれますように。


この日誌を読んでくださった皆様に幸あれ。
キャラストに幸あれ。