アレイの旅日誌

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イアル地理志


個人的にずっとまとめたかったイアルの地理についてここに記します。
「イアル地理志」なんて大層なタイトルにしましたが、あくまで素人による主観混じりの日誌であることをご了承くださいm(_ _)m




イアルには3つの大陸があります。
イアルの中で最大規模を誇り、四種族が住む
「プロクシマ超大陸」。
プロクシマから見て南東方向にあり、ゲッシー達が住まう「バルティカ大陸」。
そして、プロクシマから見て南西方向にあり、リザードマン達が住まう「ヌーア大陸」。
我々の住む世界と同じく北は寒く、南は暖かいようです。



オーク領
プロクシマ超大陸の南部を領有しており、全体的に雨量が多く湿度が高く感じられます。
熱帯、中でも熱帯雨林気候に近いようです。
グアラニ段瀑に見られるように質の良い水資源も豊富で、家々は床が高く湿気を逃がせるよう工夫がなされています。
余談
白い処刑場の名物といえば大量に積み重なった髑髏でしょう。しかし湿度が高く、いかにも蒸し暑そうなオーク領において、あのように首だけとはいえ遺骸を放置していて臭くはないのかと不思議に思います。現在は白骨化しているため平気かもしれませんが、切られたばかりの首をそのまま放置していては……しかもあれだけの量です。あの髑髏たちは先人たちの我慢の末に積み上げられたものなのかもしれません。

ヒューマン領
プロクシマ超大陸の東側、イアル世界の中緯度辺りを領有しており、温帯のような雰囲気の漂う場所です。特にヴァルメルは、小麦が名産品という記載が公式サイトのワールドにあったため、夏は乾燥し、冬は雨量が多いという、地中海性気候に近いようです。
しかし、ヒューマン領全土がという訳ではなく、ドワーフ領と国境を接するギュリアム境国は、住民の服装からも冷帯のように寒々しい印象を
受け、反対にオーク領と接するトランブル太守国は湿度が高く暑そうな印象を受けます。
同じように中緯度にあるエルフ領と比べると、気候的には似ているものの、地形はヒューマン領の方が平原的で開けた土地が多いように思われます。また、森と言うよりは山という印象も強く、オレスト渓谷などフォルカ村から王都に向かう最中にも坂が多く見られ、3つの都市(ヴァルメル、ギュロア、マクマミア)にも傾斜のある坂があります。

エルフ領
ヒューマン領と同じくイアルの中緯度辺りを領有しており、領土自体は内海(ネロのある海)を挟んだ西側にあります。
気候は温帯。地形を見ると、ヒューマン領に比べ森が多い印象を受けます。しかし、鬱蒼と茂る森と言うよりは、明るく妖精でもいそうな雰囲気であり、まさに北欧神話に出てくるエルフがいる森のイメージそのままといった感じです。
前述の通り温帯に属するように見受けられますが、やはり北に行けばロヴァニエのように寒々しく、南に行けばアーデン樹林のように蒸し暑そうな印象を受けます。特にロヴァニエに向かう途中にあるロッカ湿地は、ところどころ水が凍っており、とても寒そうに感じられました。

ドワーフ領
プロクシマ超大陸の北部を領有しており、領土全体が冷帯~寒帯のような印象を受けます。
ドワーフ領の中ではまだ南の方であるラナスク平野に、はぐれのシロクマが見られるくらいなので、やはり全体的に寒いようです。ドワーフ領はイアルの中で唯一、恒常的に雪が見られる地域でもあります。特にゲルブルス山麓以北の寒さは凄まじく、ミルオーズに住むカルナウホヴァさんも「ゲリスクはヒトの住んでいい世界じゃない」と語っています。バシュカル氷河辺りは氷雪気候ではないかと予想しましたが、木々が見えたり、花のマテリアルが採集出来たりすることから、ツンドラ気候寄りのようです。
余談
「北の地」と聞くと寒々しく不毛で、鍬も入らぬ凍土が広がっている、という印象を受けがちですが、ドワーフ達は不思議な程その気候に適応しているように見えます。
「必要は発明の母」という言葉があるように、ドワーフ達が技術革新を進められたのは、このような厳しい環境もひとつの理由だったのではないでしょうか。寒さの厳しいゲリスクの街でもストーブがあれば暮らしていけるでしょうし、実際問題、凍死せず、また農業もままならない地で暮らすには、そのような技術革新は必要不可欠だったのではと思います。

ゲッシー領
プロクシマ超大陸から南東にあるバルティカ大陸を領有しており、同じ大陸の大地溝の向こう側にはダークエルフ、北にはワコクというワジンの住まう国があるという、プロクシマとはまた違った勢力図のある地域で暮らしています。
気候は亜熱帯~熱帯。オーク領に比べると雨量が少なく、リゾート地のような雰囲気があります。私たちの住む世界だとハワイやグアムに近いでしょうか。遠浅で暖かな海、白い砂浜、内陸部では南国に見られるような葉の大きな植物があります。

リザードマン領
プロクシマから南西にあるヌーア大陸を領有しており、バルティカ大陸とは違い住まうのはリザードマンのみのようです。
気候は乾燥帯。砂砂漠ではなく、ブンワーイ砂漠のように岩石砂漠が多い印象を受けます。砂漠といえば氷雪気候と並び、ヒトが住むには厳しいとされる気候のひとつです。住まうのはリザードマンのみと記載しましたが、むしろ住めるのはリザードマンのみというのが適当かもしれません。圧倒的な回復力、1週間食事と水を絶っても死なない生命力、高い心肺機能、これらを持つ彼らでなくば暮らせないでしょう。
公式サイトのワールドによると、建物は「砂と土を練り合わせた粘土に近いもので造られている」とあるので、恐らく日干しレンガのようなものを使用していると思われます。

大まかにではありますが、書きたかったことは書ききれたかと思います(2時間経過)
まだまだ考察の余地はあり、見逃している箇所や見立てのあまい箇所も多くあるかと思うので、イアルのフィールドワークをより一層強化していこうと思います。


アレイ

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