ローモンド湖の大掃除も佳境に入ってきましたね。
今回は「タヌシ」こと、「ジャンボスタニシ」を攻略した際の日誌ですが、攻略日誌ではありません。
かなり長文の上、暑っ苦しく書かれていますｗ
読むのが面倒くさい人は「いいね」だけ押しておいてください♪


２日ほど前の夜中、ギルドの深夜組常連メンバー３人で、タヌシ狩りにチャレンジしました。
うちのギルドには、私の数倍、高カロリーな火力を持つ人たちが沢山いて、彼らのおかげで、すでに3人ともタヌシ狩りは成功していました。

だが、しかし、です。
ある歴戦の勇士のセリフが、私の心の中に響くのです。
「見事だな。しかし小僧、自分の力で勝ったのではないぞ！
そのギルメンキャラの性能のおかげだということを忘れるな」
そうです。
私は、タヌシ狩りを「クリアさせてもらった」のであって、自ら「クリアした」とは胸を張って言えない、そんなモヤモヤした気持ちを抱えていたのでした。

そしてそれはおそらく、他の2人も同じだったのでしょう。
それぞれの思いを胸に、ひそかにキャラ強化に努めた私たち3人は、深夜再びジャンボスタニシの前に立ったのでした。


それぞれのPT編成をチェックし、突入の手順を確認し、いざバトル！
数回のチャレンジで確かな手ごたえを感じた私たちは、失敗を繰り返しながらも、諦めずにタヌシに挑み続けました。

そして、運命の一戦。
（いい子、いい子、動くな～）
タヌシの残りHPが半分を切った辺りから、HPの減り方が加速したように見えました。
残りHP、約30％！
（いけるかも♪）
そう思った矢先です。
タヌシがちょっと動いたように見えました。
と、思ったら画面に「タニシヒーリング」の文字が！
（ダメかー！）
諦めかけたその時、タヌシの動きが止まりました。
仲間のラルミミのバインドが間に合ったのです。
（これは運も味方してる！）
（何としてもこのチャンスをものに）

再び減り始めるタヌシの残りHP。
しかし、突入役の私の画面左上には、残り時間3分を知らせるタイマーが表れ、カウントダウンが始まりました。

残り時間、1分半。
（タヌシの残りHPは10％？それとも15％？）
（いけーっ！）
今まで順調に削られてきたHPの減り方が、ゆっくりになった気がしました。
（時間よ、止まれーっ！）
そして―――

残り時間、0秒！
（ああ、間に合わなかっ……）

―――クエストクリア
【ギルド】 ジャンボスタニシを倒そう

一瞬、何が起こったのか理解できない私の目の前で、ゆっくりと崩れてゆくジャンボスタニシ。
まるで、バスケットボールの試合で終了のブザーと同時に決まった決勝3Pシュートのように、それはスローモーションに見えました。
「かった？……勝ったーっ！！！」
真夜中のローモンド湖底の一角で、私たち3人は喜びを爆発させたのでした。


一緒に戦ってくれたせんちゅさん、へけちゃん、ありがとうございました！
深夜にも関わらず、バトルが終わるまでそっと見守ってくれていたキリコさん、タヌシ戦の攻略法を教えてくれたギルドの仲間たちにも感謝です。

最後まで読んでくださった人にも
ありがとうございました(*^▽^*)

Gatz