2022/01/21 02:23 公開

捗ってますか

雑日誌

ボクはフォルク
パンド医院の一人息子として日夜、医療に励んでいる
元気いっぱいの陰キャだ

最近、幼馴染のレーナの様子がおかしい

すこし前まで連日のようにボクの部屋にきていた彼女が
急に姿をあらわさなくなったんだ

同い年とはいえ年頃の女の子…衝動的に欲しくなってしまうのも
わからなくはないんだよね

ボクもそれなりにたまっていたので
頑張ってレーナの望むままに何度も何度も出してあげていたんだけど

どうやら満足できなかったらしい…

こんなことは悪いと思いつつもレーナをこっそり尾行してみると
おどろいた事に

今、彼女はヴィンガの部屋にいるのだ！

そりゃヴィンガはボクなんかより大人だし
お金もたくさん持ってる…でも

人目を気にしつつもボクは背徳感と好奇心に揺さぶられながら
ドアにそっと耳を押し当てる…

キャラバン内の個室のドアはかなり頑丈に作られており
鮮明でない2人の会話が遠くに聴こえる

『ねぇヴィンガ…お願いよ』

『…はぁ、おめぇさんも懲りねぇな。
　　こんなとこアデルに見つかったりでもしたら…』

『ふふっ大丈夫よ。それに私…我慢できないの…
　　いっぱいヴィンガに…出してほしいのよ♡』
『あなただって相当…たまってるんじゃない？わかってるんだから』

『そりゃまぁ……お、おぃ…そんなガッつくなって…！』

・・・・・！
そんな！よりにもよって…！

全身の血の気が引いた
ミャルロが今の僕を見たら「貧血なの？デスなの？」って言いそうなくらい

ボクなら…ってわけじゃないけどヴィンガとそんな関係になったら
一生つきまとわれるに決まってるじゃないか…！！！

大きなお世話って言われるかもしれない
ボクがレーナを満足させられなかったからかもしれない

盗み聞きしていたことをとがめられる事などとうに頭から消えて
分厚い扉を突き破る勢いでヴィンガの部屋に飛び込み叫ぶ！！！！