やさしーぶたの旅日誌

公開

キャラバンストーリーズ オデッシア と ポロックス のクロスストーリー#3

~デザインの紙束を捲るミリア~
ミリア「...ん?こっちのはまだ描きかけだけど...今までのデザインに比べると少しシンプルね。」

ポロ「あー...ああ。そうだね。...少し旅に焦点を置いてデザインを考えてみたんだ。」

ミリア「旅ねぇ。」

ポロ「僕たちと違って、オデッシアはギュリアムから外交使節としての使命がある。ギュリアムのお姫様としてふるまい方にも内外問わず常に見られ、評価されている。服でさえ自由にすることが困難だ。僕自身としてはせめてシンプルのデザインだとしても品格を失わず、かつ動きやすい服装を一つ作ってあげる必要があると感じたんだ。

ミリア「それにしてもちょっとシンプルすぎるわよこれじゃ。」

オデッシア「わたしはこういう色の服をこれまであまり着たことがありません。でも、そういうやさしさを服の中にとりいれることができるのですね。」

急に意識を失うオデッシア。
バロチチ「なんか祭りごとをしているようじゃからな。わしも駆けつけてきてやったぞ!」

ポロ「祭り?ただオデッシアの新しい服装を考えているだけだよ。(オデッシアからどういう話を聞いたんだろう...)」

バロチチ「なんと...!出店はでておらんのか。まぁよい。ん?どれどれ~。わしもこう見えて着物には少々うるさくてな。おぬしの技量を見定めてやろう...。」

ポロ「(なんかめんどくさくなってきたな。)」

バロチチ「なんじゃワシ要素が見る影もなくなっているではないか!毛皮の上からこんな...。スカートじゃとぉ?けしからん!!」

ポロ「なんだよ『ワシ要素』って。これはオデッシアが安心して過せるように作る服なんだ。バロチチの服じゃないだろう!それにこれは、オデッシアの体にフィットしたインナーの上から羽織るようにデザインしているんだよ。」

バロチチ「... ......。 わしがー!ワシ成分がっ!」

ポロ「うるさいなっw」

オデッシア「す、すいません!すいませんっ!」

ポロ「わかった!わかったから...。バロチチの要望もできるだけこたえるようにするから。」

バロチチ「頼むぞかっこいいのをな!(満足げ)」

~ミリア、オデッシア、バロチチをおいてせっせと筆を動かすポロックス~
バロチチ「違う!そーじゃない。ここはこういう感じにな?」

ポロ「あっちょっと!」

バロチチ「なぜじゃ。なぜわからぬ!?いいように筆が進まぬか。じゃワシが回って見せるから今のうちにインスピレーションをだな...。」

ポロ「回るなwうっとうしいw」

オデッシア「すいません!すいません!すいません!すいません!」

ポロ「ちがっ!別にオデッシアに怒ってるわけじゃー...あ”--(疲れてきてめまいが...『ゲッソリ』)」

~カクカクシカジカ~
ポロ「ふーっ。(だいぶまとまってきたなぁ)」

バロチチ「お!これはわしの肩掛け!お!これはワシの帯の色と同じじゃ!(ワクワク)」

ポロ「(なんかバロチチの衣装つくってるみたいな感じになってきたな)」

何かにきづくポロ
ポロ「思った以上に威厳というか高貴な雰囲気も出てきた気がするぞ?これならお姫様の装いとしてふさわしいかもしれない。(まさかバロチチに救われるとはな~。でも本人には黙っておこう)」

ポロ「おいバロチチ、オデッシアに代わってくれ。ミリアもこっちにきてくれ~見てほしいデザインができたんだ!」

ミリア「お主の技量をみてやろう~!」

オデッシア「はいっ!ぜひ!」

キャラバンの中「なに~?」「ミリア達なにしてるの~?」「ポロがデザインやってるんだってさ」「ぜったいこのフリフリがいいっしょ。」

ちょうど太陽が空のてっぺんに差し掛かる手前、キャラバンの中はにぎわい始めた。

~#3おわり~

#オデッシア衣装
#ファンイラスト

やさしーぶた

コメント

1

圧倒的支持率

わこ

ID: gyqi3qcyvpsn

雰囲気あるー♡(*‘ω‘ *)

2

イアルの冒険者

やさしーぶた

ID: isjea3c3sfvy

>> 1
わこさん、コメントうれしいです^^!見に来てくれてありがとーでした!わこさんの「オデッシア」見返り美人も色っぽくていいですよ^^

3

イアルの冒険者

やさしーぶた

ID: isjea3c3sfvy

>> 2
まちがえた恵美子!

4

est

ID: fqq7mkuysjjx

情景が思い浮かぶストーリーと衣装のモコモコ&装飾がとても素敵です:)
イベントお疲れ様でした ¦3

5

イアルの冒険者

やさしーぶた

ID: isjea3c3sfvy

>> 4
えすとさんのデザインにも見て学ぶところがたくさんありました~!パッと見てロイヤルな雰囲気が出せるのはしっかりコンセプトや生地のパターンに使えそうなものを把握してるからだなんだろうなと思いました!こういうふうに完成度を高められるのかと感心しました^^えすとさんのいい部分を感じ取って取り入れていきたいと思わされました!