ルキオンの旅日誌

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珍獣巡りの旅 中編

レーナ「キビ弾本格実装を祈念して!」
グァラル「イアル全土の珍獣を巡ってみるぞ!」



バストラル「ああ。では案内を続ける」
「ちょっと待って。グァラル」
「なんだ? ああ、言いたいことはわかる。アンギラはちゃんと後ろに控えているぞ」
「そんなことは聞いてないわよ! あなたの狙いは」
「もちろん革だが」
「でしょうね……。でも、残念だけど今日の目的は小動物たちだから!」
「うむ。前回まとめた一覧を再掲しよう。

ハムスター☆1 夕方 ウラガン渓谷北 F4  ←GET!
ハムスター☆1 夕方 ハワース大森林南 F9 ←GET!
バンビ☆3 朝 デノン丘陵 G9       ←GET!
ハシビロコウ☆4 夕方 チャブ村 E11
レッサーパンダ☆4 夕方 オレスト渓谷 G8
コギツネ☆4 夕方 中央モリアナ H6
オランウータン☆4 夕方 ズエラ高地西 E10
バンビ☆5 朝 ルヴイラの森 H5
ツチノコ☆5 朝 グレン山林 D6

 順に巡るなら今日の獲物では、大太鼓の革を張るには些か物足りないかもしれん」
「そういうことよ!」
「まぁ落ち着け。小耳に挟んだことだがな、前回大いに堪能したバンビは、突然変異で巨大なシカになることがあるらしい」
「あ、そうなんだ……。大人になるって悲しいことなのね」
「やめろ。……俺は考えたのだ。バンビどころではない珍獣と呼ばれる連中が、突然変異した暁には、それはもう伝説的なレベルの獣となるのではないか、とな」
「うーん。戦力としてはいいかもしれないけど、私は、可愛いままのほうがいいな」
「革をとるのはそれからだ」
「絶対に突然変異させないからね!!」

「あれがハシビロコウだ」
「動かんな」
「動かないわね。ねぇ、鳥は対象外なんじゃないの?」
「そうはいかん。フクロウがオウルベアになる例もある」
「そうですかー……」
「気をつけろ。不用意に近づいてド突かれると額が割れるぞ」
「はーい。ではキビ弾を使用して、風魔法! あれ、ダメだったみたい……」
「捕獲率50倍と言っても、☆4ビーストが相手では絶対とはいかないようだな。気長にやるしかあるまい。おい、アンギラ、後は頼む」
アンギラ「ほいほいー」
「お願い、私の目の届かないところでやって!」

「あれがレッサーパンダだ」
「かわいいっ! あ、立った!」
「バンビ同様バッファーだな」
「突然変異したらパンダになるのか?」
「しないわよ! させないわよ! 今度こそ絶対テイムしましょう! 虎の子のビースト捕獲率5倍薬! それからキビ弾! えいっ!」
「うむっ」
「ええっ!? これでもダメなのっ!?」
「厳しいな、まったく。では、アンギラ」
「ほいほいー」
「うう……ごめんなさい風太君、いつか必ずテイムしてあげるんだから!」
「風太って誰だ」

「コギツネだな」
「可愛い!」
「アンギラ、うどんの準備はいいか」
「任せとけぃ」
「待って! まだテイムできないと決まってるわけじゃないでしょう!」
「コギツネか。キツネと言えば地方によっては神の使いとして扱われることもある獣だ。これは期待できるな」
「何に期待しているのよっ!?」
「むっ!? 見ろ! 奴の姿が!」
「ええっ!? 今度は何! まさか、こんなところで突然変異!?」
「いや、あれは……」
「おっ」
「あ」
「アンギラが二人!?」
「あれがコギツネの特技。変身だ。その場にいる者に姿を変えることができる」
「ああ。……なんかもう、どっと疲れちゃったわよ。こうなったら、思い切り吹き飛ばすわ! バストラル、やっちゃって!」
「では」
「……オークの革というのは盲点だったな」
「やめなさい」

「本日のメニューは、ハシビロコウのモモ肉から揚げ、手羽ステーキ、レッサーパンダの焼き肉ってな」
「なんで? なんでキビ弾も薬も使わなかったコギツネだけがテイムできたの!?」
「まぁ人生、そんなもんよ。たんと喰え」
「なかなか味わい深いな」
「うぅ……。しかも、私にはちっとも懐いてくれないし」
「戦闘中に般若のような顔をしてたからしゃーない。おう、お前も、たくさん食って、大きくなれよ」
「アンギラには懐いてるの!?」
「キツネは肉食獣だ。気が合うのかもしれん」
「ふっふっふっ。大きくなれよ」
「絶対に大きくなっちゃだめだからね! 悪いオーク達に狙われてるからね!」


コギツネさん
イケメンなハシビロコウさん
立派な尻尾のレッサーパンダさん

ルキオン

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