※長いです。 そして、多分楽しくありません。
9月17日のキャラストTV内において、月兎ミンミの実装が発表されました。
一つ前の日誌にて、ウサギウサギで心がぴょんぴょんすると書いたばかりですが、ぴょんぴょんを遙かに通り越して、心がsky highにfly awayしてしまったミンミ好きの皆様も多いのではないでしょうか。 あざと可愛い衣装&モーション、本体強化、そして恐らくマシマシ(実装前なので不確定)の機体性能を搭載し、おまけにメインストーリーに関係ない「期間限定イベント」でのコンバージョンヒーローの初実装という、割と重大な出来事をひっさげての登場です。
ワクワクが止まらねぇ!
あ、一応断っておきますが、私にとってミンミは±0くらいの立ち位置にいるヒーローなので、ガチャは回しません。 しかし、ドキがムネムネして止まらんのです。 なので実装前のフライングともいえるタイミングで、この日誌を書いているのです。
何がそんなに私の心を昂ぶらせるかといえば、昨今のキャラストにおける新ヒーロー(コンバージョンもようは中身別物だから新ヒーローでしょ)の実装方法に関して、明るい展望を見たからです。
まず、今までのキャラスト新ヒーロー実装といえば、ストーリーに関わる新キャラクターを先行実装するか、期間限定イベント(コラボイベントはちょっと話が違うので別枠で考えて下さい)で登場するキャラクターとして実装するか、だったのだと思います。
思います、というのは、私がサービス開始当初からキャラストをプレイしていた訳でないため、そこらへんの事情を伝聞でしか想像出来ないからです。 そして、去年のいつ頃だったでしょうか、摂政エミリーという「コンバージョンヒーロー」が実装され、ここに新たに「キャラクターは同じで中身(性能)の違うヒーローを実装する」というパターンが追加されました。
コンバージョンヒーローの実装というのは、キャラストの膨大なストーリーを展開させる中で、物語の進行上起こりえる各キャラクターの立ち位置の変化や成長というものを、追加衣装のようなお茶濁し的要素ではなく、しっかりとしたプレイアブルヒーローとして実装(新しい課金の目玉に)したいという思惑があったのではないかと思います。 それに、新しい課金要素を常にまったくの新キャラクターに求めるのは、正直色々と破綻が見えているので程々にとどめておかないと不味いという側面もあったのかもしれません。
例えばストーリー展開。 これが数人のメインキャラだけで一本道のストーリーを展開させていくタイプのゲームだった場合、物語の本筋に関わるキャラクターは少なくて済みますし、追加実装のキャラクターを投入するにしても、メインストーリーにはまったく関わらせずに、所謂外伝というか、こぼれ話的なお話しとして、それこそ大量に新人さんを追加していっても問題は少なかったでしょう。 話の根幹を動かすキャラクターが少なければ整合性も取りやすいし、話も作りやすい。 課金のために新しいキャラクターを生み出しても、ストーリー構成への影響は極めて少ないのです。 加えて、ストーリーに関わらないなら、投入のタイミングもかなり自由が利くでしょう。
しかし、キャラストはメインストーリーが今現在でも種族で6つ、しかも、それぞれの種族毎にいくつかのサブストーリー的な物語が同時進行、且つ、それらは独立しているように見えて、皆一つの大きなイアルと言う世界の物語に収束するよう構成されているのです。 時系列や各ヒーロー同士の相関、そして、誰がどの物語のどの部分にどの様に関わっていくのか。 これらを矛盾なく筋立てながらストーリーを進めていかなければなりません。 そんなことを、月一くらいで新ヒーローを投入する度に考えていたら、そりゃあもうやっていけません。
今ですら、遙か昔に先行実装されたはいいが、未だにストーリーには関わってこないヒーローが大勢いるのです。 ストーリーを売りにしていてストーリーがまったく実装されないヒーローばかりが使われているのでは、本末転倒というものでしょう(アルボさんとかアルボさんとかアルボさんとか)。
そういう点で、コンバージョンヒーローの実装というものは、ストーリーを更にややこしくしてしまう可能性を排除しつつ新たな課金要素を追加していける、当時の運営にしてみれば一石二鳥の手だったのでしょう。
同じヒーローの別バージョン。 ストーリーに重きを置くが故になのか、実装当時、コンバージョンヒーローと元のヒーローはゲーム内で重複編成不可となっていました。 同一人物が同じPTに複数いたらおかしいですから、当然と言えば当然です。 しかし、これが失敗の元でした。 同一人物という括りでありながら、同じヒーロー同士のシナジーもなければ、アニマも別物、装備も別物。 要は、同じ顔をしただけの、全くの新ヒーローを最初から育てるのと同じなのです。 なのに使えるのはどちらか一方だけ。 今まで該当のヒーローを頑張って育てていたプレイヤーは、お気に入りのヒーローがもっと輝けるかもしれない、とか、きっと頑張って育てた分の恩恵が何かしらあるに違いない、と、思っていたのです。
でも、それは裏切られました。
まぁ、運営側からすれば、もし仮に、既存の同名ヒーローのアニマを専用変換できたりなんてした日には、プレイヤーはガチャなど回さず、推しのヒーローの育成はとっくに終えて、まだ見ぬ未来を夢見て貯めた膨大な量のそれらアニマをフル活用して育成するであろうことが目に見えていますから、そんな淡い希望を持った方が愚かなのかも知れません。
その後、だったら課金なんてしない、という収益結果が出てきたからなのか、それともシステム的に同時編成不可のUI周りが不便で仕方なかったからなのか、この、同名ヒーローの同時編成不可は撤廃され、同じ顔した別ヒーローが同一PTで暴れまくるという今に至るわけです。
私は、このコンバージョンヒーローを巡る顛末を思い返すに、運営は考え方を間違っていた訳ではないと思っています。 同一人物で別性能というキャラクターの投入方法なんて、さして珍しいものではないですし、人気のキャラを更に押していくことで課金を促すなんて至って普通の事でしょう。
でも、考え方は間違っていなくても、やり方が間違っていたと思います。 そういう手法でヒーローを実装していくのだったら、三年なんて言わず、その一年前か、もっと言うならサービス開始当初からやっていれば良かったのです。
三年間というプレイ時間の中でプレイヤー達が育ててきたキャラ愛というものの形。 キャラストというゲームにおけるヒーローの扱い方というモノが「口には出さねど心で分かる」くらいにしっかり固まった後で、それを前提からぶち壊してしまうようなことをしてしまったから、失敗したのです。 やるならそういうものが固まる前に、さっさとやっておけば批判も問題も大きくならなかったでしょう。 二股の分かれ道を、右が正解と思ってひたすら奥に進んだ先で「左が正解」の看板を見せられたようなもんです。 だったら入り口に立てておけよ、と。 ここまで奥に進んで来てしまったら、今更気持ちを切り替えて、元来た道を引き返す気にはなれないのです。 そうやって、きっとあの頃、何人もの古参プレイヤーがイアルから去って行ったことでしょう。
ええと、ここまで長く書いてきて、やっと本題に突入です。 今回のタイトル「月兎ミンミはキャラストの救世主となるのか?」についてのお話しです。
日誌の冒頭で、ワクワクが止まらない、とか、明るい展望を見た、とか書いておりましたが、私は今回のコンバージョンヒーローの実装方法について、「良い落としどころを見つけた」と感じたのです。
何故なら、この方法を採用すれば、「まったくの新ヒーロー」を増やすことなく、「メインストーリーの縛り」も無視して、自由にヒーローを実装することが出来るからです。
まず、まったくの新ヒーローというのは、イベントならそれなりに、ストーリーに関わるなら大変に、バックボーンであったり3Dモデルのデザインやヒーローのコンセプトであったりを考えなければなりません。 特に、物語の展開が広大かつ複雑なキャラストでは、実装する前も実装してからも、この「ストーリーどうするよ問題」が常について回ることでしょう。 こういった手間を簡略化なり解消する手段として、加えて、既に実装されてプレイヤーに思い入れのあるヒーローを再投入できるという安定感。 それらは本来のコンバージョンの目的であったはずなのでしょうが、残念ながら今まで、それらはあまり上手いこと機能しているようには、少なくとも私には見て取れません。 ですが、今回はちょっと事情が違います。
何故なら、今回は限定イベント。 つかの間の夢の時間のようなものですから、そのヒーローが本来受け持っている「メインストーリーの縛り」からある程度解放された、「その時限りの夢のヒーロー」を、メインストーリーの展開には関係なく、随時投入することが出来るのです。 扱い方を間違えるとメインストーリーまで崩壊させてしまう危険性はあるでしょうが、上手いこと処理が出来るなら、
「モフモフ好きが暴走してゲッシーコスチュームを着込んでしまったアルボ」
「日常のおしゃれというモノを経験してみるべく着飾ったソフィア&エミリー」
「一夜限りのアイドル白爪騎士団(プロデューサーはアッザリア)」
等々、挙げたらキリがないくらいの、メインストーリーガン無視ヒーロー達(衣装含む)を実装できるわけです。 更には、ストーリー展開上コンバージョンヒーローなんて夢のまた夢、と半ば諦めていたあの子が、もしかしたら来月にも、イベント限定コンバージョンヒーローとして実装されるかも知れないのです。
そういうわけなので、私としては、
アロティ&ワウガガコンバージョンの可能性広がったコレ!!!
と、勝手に盛り上がらずにはいられないのです。
そう思わせてくれるくらい、今回の月兎ミンミに対する力の入れ具合はやべーのです。 カワイイは作れるとはいいますが、久々に、キャラスト運営の本気を垣間見た気分です。 引くつもりはないけど、これはカワイイ! と思わず揺らぐぐらいには、気合いの入った新コンバージョンヒーローに思えるのです(逆に言えば、コレ失敗したら来年のご来光をキャラスト内で拝めないかも知れないくらい収益がやばいのかもね)。
なので、運営の方々。 是非ともこの新しいコンバージョン実装方式を成功させ、限定イベントにつき一人くらいはこういった刺激的な新ヒーローを投入して下さるよう、お願い申し上げます。 個人的には、デュエルの性能は程々でも見た目とモーションに鬼気迫る魅力を感じるヤツを、早々に、アロティかワウガガかダメならゲッシーの誰かで。
はよ!! はよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
終わり。(長いので画像は無し。)
コメント
1
〓ふぅか〓
ID: i46vdg68vvh2
初期のコンバ導入問題については
ホントそう思います(手法のミス…
個人的には今回の「限定コンバ」賛成派٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
願わくばキンギンのようなペアコンバも出して欲しいです
アルボ+アドリアス
ルヴレ+ミンミ
ロン+ラルフ
リドミラ+エロニカなどなど…
2
hanage
ID: hwazq4nc8cgj
>> 1
…エロニカw
夢のある限定バージョンの実装(ペアコンバ)というのも、面白いですね。
3
ことら
ID: 2qwrpvm6y5tj
素晴らしい考察だと思いました!
確かにスマホでプレイする他の人気ソシャゲなどを見るに、同じキャラの別バージョンは珍しくもなんともない、とコンバージョン実装当時も自分は思っていました。
でもそれがなぜ批判されていたのかはこの日誌で完璧に理解しました。
なるほどキャラ愛が育つ前からシステムとしてあれば、他のソシャゲのようにバージョン違いを沢山生んでも受け入れられただろうと思います!
そしてそういう視点からミンミのコンバを見ると「ワクワクが止まらねえ」にボクもなりました!
ワウガガやアロティのイベントコンバージョン欲しいですね!!
4
hanage
ID: hwazq4nc8cgj
>> 3
同キャラ別バージョンを多用するゲームの場合、そういう別枠の同一人物を登場させる為の理由付けもちゃんと作っていますよね(別人格、平行世界からの転移、武器種変更、イベント限定お祭り仕様等)。 そういったものも一切ないところでいきなりコンバージョンを実装したのも混乱と失望の元だったのではとないでしょうか。
まぁ、コンバージョンヒーローというものをキャラストプレイヤーも受け入れる素地が出来た頃なので、イベント限定お祭り仕様の新コンバージョンヒーローなら好意的に楽しく受け入れられるのではないかな、と思っています。
5
フォドリック
ID: jvuyv8w5xv8y
自分の考えでは恐らくサービス初期からコンバを実装するのは不可能だったとおもいます。
というのもコンバヒーロー自体が運営の苦肉の策と思われるからです。
したがって、そもそもコンバージョンを実装する選択肢というか、コンバという発想そのものがなかったと思いますねー
理由はあるにはありますが・・・メチャ長文になりそうなので割愛しますw
6
hanage
ID: hwazq4nc8cgj
>> 5
コンバの実装が不可能だったかどうか、は、その当時をプレイしていない身として言及はしませんが、コメントの様な考え方を持っていらっしゃる事に納得するに十分な理由というものは、私自身も少なからず感じています。
ただ、過去に紆余曲折があっても、これからもキャラストというゲームが続いていく可能性を感じられそうな出来事には、なるべくなら好意的な見方をしたいものです。
7
ギャレック
ID: gkjzs6ma5i77
なるほど期間限定用の別枠コンバージョン
読んでいてすごい納得しました。
良いね11回くらい押しておきました(心の中で)
欲を言えば、旧ヒーローたちがちゃんと育てた価値も出せるように
又、旧ヒーローたちも育てたく成る様に
コンバージョン前・後のヒーロー間で、育てたステータスの20%が
反対側のヒーローに増加されるシステム
など有れば嬉しいんですけどねー・・・。
そうすれば、コンバージョンを育てると
元のヒーローも使えるレベルに育つシステムに
こういうの欲しかったなー・・・
8
hanage
ID: hwazq4nc8cgj
>> 7
そうですねぇ。 バランス調整が難しいでしょうけれど、同名ヒーロー同士で何らかのシナジーがあれば良いですよね。 例えば、攻撃力パッシブ1~2Lv分くらいのオマケはつけても良かったんじゃないでしょうか。 もしくは才気一つ分とか。
9
リオルグ
ID: nb9czgb2y79w
コメント失礼します
僕もなるほどと納得しました
そう考えるとアヴァターこそ最もコンバージョンに向いていると思うのですよね
変に喋らないしストーリーもそこまで深く掘っていないし・・・でも自分の分身では無い
やはりアヴァターでは売り上げが無いから後に後にってなるのでしょうか・・・
となると結局売り上げアップの為の手段では無いかなと思う次第です
10
hanage
ID: hwazq4nc8cgj
>> 9
売上げの為の手段、というのは、これは基本無料でガチャによる収入を主として運営するゲームの宿命のようなものなので、致し方ないとは思います。
コンバージョンアヴァターというのも、結構面白いかも知れませんね。 おっしゃる通り、戦闘スタイル設定の自由さはほかのヒーローにはない利点ですね。