ライナの旅日誌

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iPhone / iPad Pro のメモリを調べてみたよ


Twitter でメモリの話になったので、ちょっと調べてみました

利用したツールは AppStore からインストールできる、System Status lite
https://itunes.apple.com/us/app/system-status-lite/id992911130?mt=8

これを使ってキャラスト起動によってどのように変化するかと、持っているデバイスで利用可能なメモリってどれくらい?ってのを調べてみました。

全メモリ容量
iPhoneX: 2.8 G
iPad Pro: 3.7 G

利用されているメモリの内訳は、Wired, Active, Inactive, Free となり、このアプリの起動状況によっては、「げ、Free 全然ない」となりますが、心配はいらないです。
内訳の説明
http://www.macyourself.com/2010/02/17/what-is-free-wired-active-and-inactive-system-memory-ram/
から簡単に訳すと (Mac だけど意味は同じかと)

Wired
システム、そのカーネル、およびいくつかの重要なアプリケーションコンポーネントによってRAMに格納された重要な情報。 これは基本的に動かせません - つまり、ハードドライブに移動したり RAM が不足したときにユーザーレベルのデータに置き換えられることはありません。

Active
現在使用中またはごく最近使用された情報。 複数のアプリが同時に動作している場合は、アクティブメモリがかなり多い可能性があります。 これらのアプリケーションを 1 つまたは 2 つ終了すると、アクティブメモリが縮小します。 しかし、そのすべてが空きメモリーに直接戻るわけではありません…次のカテゴリーに進むものもあります。

Inactive
非アクティブメモリは基本的にあなたの最も使用されるツールへの便利なアクセスのための便利なストレージスペースです。 Safari を使っていて終了した場合、 このアプリケーションによってアクティブメモリに格納された情報の一部は、非アクティブメモリに移動されます。 このようにして、次回 Safari を開いたときに、以前よりも速くロードされるようになります。

つまり、Inactive は単なるキャッシュなのでいつでも破棄可能という事になりますし、Active もアプリを終わらせていけば無くなっていく領域なので、重要なのは Wired がどれくらい小さいかで、アプリが利用できるメモリ領域が変わるというわけです。

最初の画像が iPhoneX でキャラストを起動して、終了させた画像で、一番左の数値は、起動前のものです。 キャラスト起動すると 100% 使っているように見えますが、内訳をみると緑の Inactive がキャラスト起動中も残っているので、まだ余裕がある事がわかります。

2番目の画像は iPad Pro でキャラスト起動前から、終了させるまでの画像で、もともと Free が 1.1 GB あります。

3番目の画像は、キャラスト起動中から終わらせた後の推移ですが、起動中は同様に 100% 使っているように見えますが、内訳は緑の Inactive が多く残っておりまだ余裕がある事が分かります。 3番目の画像の数値は終わらせた直後のもので、Free が 1.2 GB になっているので、キャラストに必要なメモリは 1.2 GB と推測します。
(iPhone X でも Free が 30MB ぐらいでキャラスト起動して終了させると 1.1 GB 程 Free が出来ました)

以上から、 
・ [Wired の値]
・ [使える値] = Active + Inactive + Free
としたときに、合計メモリ量 < [Wiredの値] + [使える値]  ならキャラストは落ちない事になるので、[使える値] が少なくとも 1.2G 必要と割り出せます。

では Wired ですが、グラフを見るとわかるようにキャラスト起動中に Wired が上昇しています。iPad Pro で切り替えて見てみると 950MB 程になっていました。

これらを総合すると、デバイスに必要な全メモリ容量は 0.93 + 1.2 = 2.13 GB となり、まるめると 2.2 GB は必要という事になります。

来週はテクスチャがオプションで変更できるようになるらしいので、それでメモリの変化がどうなるかですね~


ライナ

コメント

1

piyo

ID: e4y7xap6cki3

アプリ強制終了前後のメモリ変化も知りたいなOrz