バナナの旅日誌

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シーン1:イベントエリア『天兎の聖域』でミャルさんと


【シーン1】
 (ヒャクジュウの友から数週間経った頃。
 イベントエリア。天兎の聖域。

 鳥居の前。
 佇むミャル。
 ミャルの横にオラン。)

ミャル『….。』
オラン『ミャルさん? 大丈夫ですか?』
ミャル『大丈夫。….。多分』

(俯くミャル。
オランがミャルの肩に手をかける)


オラン『この辺り血生臭いですね。相当狩られたみたいですから。ミャルさんも、中に入った方がいいですよ。』
ミャル『….。』

(しばらく沈黙。
顔を上げるミャル。
視線の先には大きな鳥居。)

ミャル『ねぇ。いったい、ここで、どれくらい狩られたのかしら。』


オラン『どうでしょう。
そういえば、ウサトさんが死骸からアニマ回収してましたから。彼に聞けばわかるのでしょうけど。』

(ふたたび俯くミャル。
僅かに微笑むミャル。
その頬にひかる一筋の涙。)


オラン『すいません。』
ミャル『….。いいのよ。いいの。ありがとう。』

ミャル『あっ。そうだ。えっと。』

(ミャル、ポーチの中を探る。
写真を取り出すミャル。)

ミャル『大事なお友達なの。オリジナル1って、酷い名前よね。でも彼と約束したの。絶対にサスビーも他のビーストも人間等とお友達にするって。大事な約束なの。』

(写真の上。涙が落ちる。)
(大きな鳥居の影が伸びる全景。
鳥居の横に小さな2人の影。)

【シーン1 終わり→続く】


バナナ

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