「クレヴィスは使いづらい」という評価で、大半の方の意見が一致するものと思います。

使いづらい理由については、あえて説明するまでもないかもしれません。
今回はそこを再確認したうえで、ではどういう場面で使えるのか？というところに踏み込んでみようと思います。

クレヴィスの特徴はＮＳ、ＡＳともに４種類の状態異常をランダムに付与するものです。
与えられる状態異常は恐怖、魅了、スタン、凍結です。

＜クレヴィスが使いづらい理由＞
・　状態異常がランダムであること
　４種類も状態異常を使えるといっても、効果を狙って与えることができません。
　例えば凍結とスタンが同時にかかっても恩恵が薄いわけです。

・　対象の状態異常が重複不可系であること
　状態異常には「重複不可系」、「時間延長系」、「重複系」があります。
　クレヴィスの使う状態異常は全て「重複不可系」です。
　これが使いづらい理由になるのは、状態異常の耐性が関係してきます。

　「時間延長系」の状態異常を使うジャマーとしては、ポワトト、アロティがいます。
　どんどん状態異常をかけて、沈黙や暗闇を維持する使い方ができます。
　「重複系」はエッダの防御デバフ等が該当します。
　こちらも状態異常をどんどんかけて、スタックを積み重ねる使い方になります。
　「重複不可系」は、スタン等の使うタイミングを狙う状態異常が多いです。
　クレヴィスは効果がランダムなことから、タイミングを狙うことができません。

・　ＮＳに状態異常がついていること
　前述の「重複不可系」の状態異常のタイミングを狙えないもう１つの理由です。
　ＮＳは意図的に攻撃の手を止めることが難しいです。
　この点はキール（ＮＳスタン）やテオ（ＮＳスタン）も同様です。

　ＮＳではなくＡＳであれば、スキル発動のタイミングを狙うことができます。
　もしくは、「重複不可系」以外であれば、ＮＳ状態異常は問題ありません。
　例えば前述のポワトト、アロティ、エッダが使いづらいとはなりません。

・　恐怖と魅了による敵の進行方向が逆
　戦う上で敵と味方の位置関係というのは重要です。
　狙った場所に敵を集めることができるヴィンガやエルフアバは重宝されます。
　クレヴィスの場合、恐怖で敵が逃げていき、魅了で敵が近づいてきます。
　この点で場のコントロールが難しくなるため、使いづらい理由になります。 

クレヴィスが使いづらい決定的な理由は、上記で挙げた点が組み合わされることです。
使える状態異常が「重複不可系」ではなく「時間延長系」か「重複系」だった場合

例えば暗闇、沈黙、鈍足、スロウがランダムにかかるのであれば、クレヴィスの使用感は変わっていたものと思います。


 ＜クレヴィスの運用方法＞

・　デュエル／コロシアムは不明です。

・　火力は低いのでレイドはオススメできません

・　エニグマもスコアアップ以外での運用は微妙です。

・　ストーリー（強敵）では限定条件下で運用可能です。
　クレヴィスの使う状態異常は全て敵が行動不能になるものです。
　欠点は魅了と恐怖で敵が動き回るため、コントロールが難しくなる点です。
　そこで、バインドと組み合わせることで足止め＋行動不能が可能になります。
　なお、人数枠の限られる所にクレヴィスを採用する状況はかなり限定的です。

　通常戦闘で他の人とＰＴ組むときにクレヴィス入れるのはオススメできません。

・　勢力戦の防衛ＰＴの組み込み
　おそらく現状で最もクレヴィスが活躍できる場面かと思います。
　勢力戦の防衛ＰＴは中の人なしのAuto戦闘です。
　そのため、もともとスキルのタイミングを狙って動いたりはしません。
　攻撃側は防衛ＰＴの編成をみて状態異常対策を組んで戦うことが多いです。
　複数の状態異常を使うクレヴィスに対して完全対策は困難です。


最後に…
クレヴィスの育成は個人的に全くオススメできません。
そのリソースを他に回した方が強くなれる可能性が高いです。
完全に趣味枠での育成だと思います。
ただ、トリックスターではないですが、非常にトリッキーなので面白いです。(*´艸`)


クレヴィスこういう使い方できるよというご意見は大歓迎です(/・ω・)/