隙間から朝陽が差し込む。
目が覚め、俺は顔を洗う。先ずはこれだ。
そして、早目の出勤を始めるのだ。
田舎駅舎のしがない駅長。俺の仕事だ。
徒歩で2、30分の所だが、朝の街並みを楽しむべく、俺は早出をする事を日課としている。
横を車がゆっくり走り抜ける。田舎は渋滞と云うものを知らない。かといって、
田畑だらけでも無い。東京や大阪の様な大都市でないというくらいだ。
商店街を抜けていくのだが、必ず声をかけてくる奴がいる。
精肉店の富江さんだ。旦那と店を営んでおり、高一の娘が居る。
勿論、肉を売るだけではなく、コロッケ、唐揚げなどの惣菜も売っており、毎朝俺の為にコロッケを1つ用意してくれている。
「おはよう!サスケ、今日も食べておゆき。」
そういって、1つくれるのだ。いつも悪いな。俺は有り難く頂く。すると、中から、
娘の夏樹が出てきた。お嬢様女子高生で、見た目も麗しい美少女だ。
「おはよう♪サスケ。今日もイケメンね♡」
そんな冗談を交え挨拶をかわす。
ふ。お前も綺麗だぜ。ほら、早くいかねぇと
遅刻するぞ!俺は、微笑む。
「いってきまーす。」夏樹がかけていく。
そのまま、商店街を抜けると、駅舎横の本屋によるのだ。
老夫婦のやっている古い本屋。
今は、デジタル化され、紙の本はとんと売れない。それでも、僅かな冊子を愛するもの達が訪れる故2人は本屋を続ける。
俺は、この店の匂いが好きだ。いつまでも続いて欲しいと思う。
駅につき、改札を抜け、停まっている列車を少し眺める。朝の通勤客が乗り降りしている。繁盛に満足する俺。窓際で、幾つもの弁当を食べながら、旨い!旨い!を連呼する不思議な客もいた。まぁ、良い。
踵(きびす)を返し、室内へと入っていく。
新人の田中が、即座に駆け寄ってくる。
「おはようございます。サスケさん。」
「奥様のみけさん、お待ちですよ笑」
俺は奥にゆき、みけの隣に座る。
そして、客を見守るのだった。
俺はサスケ。猫駅長である。皆に挨拶する。
「にゃあぁぁ。」🐱
目が覚め、俺は顔を洗う。先ずはこれだ。
そして、早目の出勤を始めるのだ。
田舎駅舎のしがない駅長。俺の仕事だ。
徒歩で2、30分の所だが、朝の街並みを楽しむべく、俺は早出をする事を日課としている。
横を車がゆっくり走り抜ける。田舎は渋滞と云うものを知らない。かといって、
田畑だらけでも無い。東京や大阪の様な大都市でないというくらいだ。
商店街を抜けていくのだが、必ず声をかけてくる奴がいる。
精肉店の富江さんだ。旦那と店を営んでおり、高一の娘が居る。
勿論、肉を売るだけではなく、コロッケ、唐揚げなどの惣菜も売っており、毎朝俺の為にコロッケを1つ用意してくれている。
「おはよう!サスケ、今日も食べておゆき。」
そういって、1つくれるのだ。いつも悪いな。俺は有り難く頂く。すると、中から、
娘の夏樹が出てきた。お嬢様女子高生で、見た目も麗しい美少女だ。
「おはよう♪サスケ。今日もイケメンね♡」
そんな冗談を交え挨拶をかわす。
ふ。お前も綺麗だぜ。ほら、早くいかねぇと
遅刻するぞ!俺は、微笑む。
「いってきまーす。」夏樹がかけていく。
そのまま、商店街を抜けると、駅舎横の本屋によるのだ。
老夫婦のやっている古い本屋。
今は、デジタル化され、紙の本はとんと売れない。それでも、僅かな冊子を愛するもの達が訪れる故2人は本屋を続ける。
俺は、この店の匂いが好きだ。いつまでも続いて欲しいと思う。
駅につき、改札を抜け、停まっている列車を少し眺める。朝の通勤客が乗り降りしている。繁盛に満足する俺。窓際で、幾つもの弁当を食べながら、旨い!旨い!を連呼する不思議な客もいた。まぁ、良い。
踵(きびす)を返し、室内へと入っていく。
新人の田中が、即座に駆け寄ってくる。
「おはようございます。サスケさん。」
「奥様のみけさん、お待ちですよ笑」
俺は奥にゆき、みけの隣に座る。
そして、客を見守るのだった。
俺はサスケ。猫駅長である。皆に挨拶する。
「にゃあぁぁ。」🐱
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