母さん、僕のあの幻魔石、どうしたんでせうね？
ええ、正月、2022から2023へゆく年で、
運営へ問合せたあの幻魔石ですよ。
母さん、あれは大事な幻魔石でしたよ、
僕はあのときずいぶんくやしかった、
だけど、いきなりデイリー報酬だけが
出てきたもんだから。
母さん、あのとき、連絡先に問合せしたっけね、
紺のリンク先のフォームに。
けれど、とうとう駄目だった、
なにしろ○○○な運営で、それに草が背たけぐらい伸びていたんですもの。
母さん、ほんとにあの幻魔石どうなったでせう？
そのとき傍らに咲いていた車百合の花は
もうとうに枯れちゃったでせうね、そして、
秋には、灰色の霧があの丘をこめ、
あの幻魔石の下で毎晩きりぎりすが啼いたかも知れませんよ。
母さん、そして、きっと今頃は、今夜あたりは、
あの谷間に、静かに雪がつもっているでせう、
昔、つやつや光った、あの赤い幻魔石と、
その裏に運営が書いた
3ヶ日限定2023石という文字を
埋めるように、静かに、寂しく。

( https://masters.caravan-stories.com/posts/cnyxfofz )

(追伸:
　知り合いに、そんな昔の映画、誰も知らないよとツッコまれました。添付した画像は、以前にビデオで見た『人間の証明』という劇場映画のラストシーンへのオマージュです。という事で、補足でした。
にしても、本当に回答ってこないんですよね。)