バイトの旅日誌

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イアルの経済学の件②〜人口・産業について〜


●実態経済に迫るには産業俯瞰が欠かせない 
 
先般の日誌では、
この世界の通貨制度について 書きました。 


要点は、 
・イアル世界の貿易は必ずしも自由でない 
という話です。 
 
「自由ではない」ということについては、 
私は具体的には 
各国が関税障壁を設けている等を 
想定します。 
 
(ちなみに、映画StarWarsでは 
  なぜ戦争が始まったのか??実はこれも 
   一番最初は関税から始まる通商摩擦が 
   発端だったんですねー。どの世界も 
   揉めてますねー。) 
 
 
 
●人口の相対的な多さ・少なさ推定 
 
(1)イアルの人のタンパク源から考える 
・数あるビーストの中でも、我々から見て 
    食べられるのは以下。 
 
-ニワトリ/イノシシ 
   …どの国にも存在(リザードマン不明)) 
-シカ…ヒューマン、エルフのみ 
-アンコウ…ヒューマン、オークのみ 
-ウサギ/カジカ/ヒツジ…ヒューマンのみ 
-ワニ…オークのみ 
-馬…エルフのみ(角ありますがw) 
-ヤシガニ/カンガルー…ゲッシーのみ 
 
この辺ですね! 
大事なのは 
【ニワトリがどの国にもいるので 
   卵が得られる】 
【図体がでかくて(大勢を食べさせられる) 
   かつ、どこにでもいるエネルギー効率 
   のよい食料はイノシシ】 
ですね。 
 
全体的に大きな差があるとまで 
いえないですが、ヒューマン・エルフが 
恵まれています。 
 
さらに、この中でも、大きな気付きが 
あるのですが、それは後述します。 
 
 
(2)地理から考える 
・ドワーフ領 
    北方で国土の半分は万年雪国であり 
    畑作に向く用地はバルド地域くらい 
    だこの穀倉地帯はリセマラで 
    敬遠される程度に結構な広さ。 
・ヒューマン領 
    国土に雪は余り見かけない。 
    モリアナ地帯が恐らくこの世界最大の 
    穀倉地帯 
・エルフ領 
   あんま印象にないけど、温暖な気候 
   寿命が長い 
・オーク領 
   山岳地帯が多く、穀倉地帯があまり 
   見受けられない 
   寿命は長いが、すぐ戦ってすぐ死ぬ 
・ゲッシー領 
   水源が無い!!!以上、終わり!! 
   水源がなく、水はけがよい土地なので 
   果樹栽培が盛んだが、水源が無いので 
   炭水化物があまり作れない。 
   1番痩せた大地。 
 
(3)以上より 
 
人口は 
ヒューマン>ドワーフ>エルフ>オーク>ゲッシ
ではなかろうか。 
 
人口は内需に直結し、国力に直結する。 
 
 
●産業について 
 
ようやく本題です。 
 
食料のところが一次産業の話のつもりでして 
この段が二次産業の話のつもり。 
 
さて、先ほど食料のところで「気付きがある」 
と申しましたが、それはズバリ 
ヒューマン領にいるヒツジです。 
 
これは羊毛でもあります。 
このほか、ヒューマン領には 
「コットン草」もあります。 
 
つまりヒューマン領には 
綿花・羊毛による繊維産業の素地が 
あるわけです。 
今のところ、手工業中心に見えますが、 
ドワーフ世界の機械が入ると大きく成長 
出来ます。 
 
ちなみに、
オークにはカイコガがおりますので 
絹の生産が可能です。ただ、これは奢侈品に 
過ぎないので、国レベルでの産業規模と 
しては綿花に劣ります。 
 
産業史では、繊維業の発展~エネルギー革命 
へと進んでいきますので 
イアル世界の次世代において 
爆発的な成長力を秘めているのは 
紛れもなく「ヒューマン」かと思われます。 
 
ちなみに、エネルギー革命と書きましたが 
この世界はスフィラで動いているようなので 
エルフが強そうですが、資源としては 
どこにでもあるものの様なので、核心的な 
競争優位性たり得るのか疑問も残ります。 
 
ではドワーフ領はどうか? 
テクノロジーは明らかに強力で 
雪が多いとは言え、 
不利な地理とまでではない。 
そして厳しい管理経済で大きな政府志向。 
ソヴィエトみたいですね! 
 
 
●雑感 
・国力は、ヒューマン/エルフ/ドワーフ 
   に対して、明らかにオーク/ゲッシーが 
   劣後。 
・これが信長の野望とかCivilization的な 
   ゲームだったら、ドワーフでやりたいなー。


バイト

コメント

1

サシュ

ID: ebigkygvtg8e

一周年の世界観でオークの人口はかなりあると見かけた気がします(曖昧)
一度目を通してみると良いかもしれませんよ

2

1000いいね達成

バイト

ID: a4p5gin26t4z

>> 1
なるほど!!ありがとうございます。
世界観のやつは、ちゃんと目を通してませんです汗

てことは、オークはかなり子沢山な種族なんですかねー

3

サシュ

ID: ebigkygvtg8e

見直したので訂正します
オークはエルフとドワーフの間らしいです

4

100いいね達成

ハルコマ

ID: vtcukhdgzu7y

すごく面白かったです!
イアル世界への想像力が膨らんでしまいました笑

スフィラがイアルの人々の生活に
どれくらい関与しているのかも気になりますね。
そのうち枯渇問題からの領地争いなど起きるのかしら

5

圧倒的支持率

Sinoa

ID: pxppcbeath6n

ッシューーーーー!!!!(スクロール

(*'ω'*)凄い速さで下までこれた!

6

イアルの冒険者

NoWarありち

ID: im9npw3fvk4s

素晴らしいです。イアルの世界をリアルに考えるのって面白いですね。夢が膨らみます。続編を期待してます( ^ω^ )

7

エルザ

ID: 2mk47b7q87h7

すごく面白い研究だと思ったので、経済学はド素人ですが応援の意味も込めてコメントさせて頂きます!

ジャオキキのボイスに「ゲッシーは偏食の人が多くて困るネ!肉だけとか、野菜だけとか、どんぐりだけとか!」みたいなのがあるのですが、彼の言う通りならばゲッシーの主食は穀物でない可能性があります。勿論ジャオキキはチャーハン作ってるしそれを食べるゲッシーも多いのでしょうが、食性が動物寄りなのであればヒトとは多少事情が変わってくるかもしれません。水源に関しては大地溝と樹根街の間に大きな川?がありますが、平野がないので農作は難しそうですね…。
また生殖能力も動物に近いならば子沢山の可能性もあると思います。彼らは理性を持つ亜人であるため野生動物のような生存競争は行われていないはずですから、単純に考えれば人口は結構ありそうです。

8

エルザ

ID: 2mk47b7q87h7

>> 7
しかしゲッシーには「四肢十六種族」(ゾンカカボイスより)と言われる多様性があります。具体的にはネズミ族とかウサギ族とかそういうものですが、仮にそのうちの同種族間でしか子をもうけることができない場合そう簡単に子孫を増やせる訳ではないのかもしれません。(例えばゾンカカ・ポロミミ・リリは、随分見た目が違いますが皆ウサギ族だと思われます)

それとうろ覚えなのですが、図鑑のカイコガの所に「オークに養蚕の技術はない」という記述があった…気がします。見間違いかもしれないのでメンテあけたら確認しますが、そもそもオークは手仕事を弱者の行いとして蔑む傾向がある(公式の世界観ページより)のでいずれにせよ盛んでないことは確かです。彼らは狩りと強奪によって生計を立ててきたため生産することに関しては知識も経験も浅く、それこそがまさにゾルバ王の嘆くところですね。

長文失礼しました。今後の研究も期待してます!

9

老舗人

むぐ

ID: nex7qa4cqbzs

このシリーズ好きです(*´∀`*)
考えたこともないことだけど読むと分かりやすい!