ウェール山道にある温泉の袂に偉丈夫なエルフが佇んでいます。
あ、あと不釣合いな杖を持ったエルフも１人います…。

ルーファス : おい、落ち着け。
ディレ : も、申し訳ありません…。し、しかしですね…。
ル : ふむ、お前の言いたい事は分かるがな。
デ : ええ、時間になったのですが、全くその気配がありません。
私如きは兎も角、ルーファス様をお待たせするとは…。
ル : 仕方あるまい、今報告を上げておいた。
デ : ほ、報告ですか？一体何処に…。
ル : ふふふ、天だ。
デ : （な、何を仰っているのだこの人は…。）
ル : む、お前…。我を狂人か何かと勘違いしておるのか？
デ : い、いえ、そのような事は決して…。
ル : まぁ、良い。今に分かる。待つがよい。
デ : は、はい。

待つ事暫し、突然ルーファスが動き始めます。
ル : む、漸く来たか。行くぞ。
デ : は、はい。

ル : ふふふ、漸く採れたぞ！
デ : ル、ルーファス様。私は採れませんでした…。
ル : な、何だと？等しく採れる筈だぞ、ここは。
デ : し、暫し待ってみます。

更に待つ事暫し、日が変わったところでディレが動きます。
デ : ルーファス様、採れました！
ル : おお、そうか。でかしたぞ。さて、我も…。

ル : …、む、今度は我が採れないぞ！
デ : な、何故でしょう…。
ル : 分からん、天への報告も答えは曖昧か…。
デ : ま、まぁ、これでホンシメジが一つ増えましたね。
ル : あ、あぁ。それにしても、あのヒューマンも要求が多いな…。
デ : そうですよね、ホンシメジを７個とは…。
最低でも７晩掛かりますよね。この依頼。
ル : 全くだ、我とて暇ではないのだ。だというのに…。
こればかりは、お前だけに任せるわけにはいかないからな。
デ : 恐れ入ります。
ル : さて、暫く経たねば採取はできぬ。他へ行くぞ。
デ : 御意。

ホンシメジ７つを要求されるクエで、
実際にギルメンのやのじさんと合流した時に起きた事を
SSで表現してみました。
たまに出現しないことがあるんですよね。
この時もやのじさんに来て、私に来ませんでしたｗ

※天への報告＝運営への問い合わせですｗ