伽那樹の旅日誌

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【妄想】BP1の攻防【小話】

※二次創作的なあれこれが嫌いな方はそっとブラウザバックでお戻りください。
色々とキャラ崩壊注意です。
あくまで当キャラバン内での出来事です。
ヒューマンアヴァターとドワーフアヴァターの名称はアデルとルカで統一してあります。



――――――

「やぁフォルク」

珍しく、マルバスの方からフォルクに声を掛けて来た。どうしたのかと思いそちらに視線を向けると満面の笑みで嬉しそうなマルバスがこちらに近寄ってくる所だった。
今朝がたまで何やら不機嫌そうな顔をしていたというのに、どうしたのだろうか。
そう思いながら、フォルクは口を開く。

「どうしたんですか、やけにご機嫌ですね」
「うん、さっきアデルちゃんに新しい武器を貰ったんだ」
「……という事は☆5武器でも手に入ったんですか?」
「ううん、☆4」

それにフォルクは首を横に倒した。

「それは、今装備しているものと変わらないのでは?」
「変わらないよ。でもそれ以外にも装備修練もしてくれてルーンまでくれて補助装備も解放してくれたんだよ」
「……そうですか」

それでご機嫌なのか、とフォルクは口に出さずに思う。

「あ、マルバスいた!」

パタパタとレーナが走って来て、ぷくりと頬を膨らませてびしりとマルバスを指さした。

「アデルの事いじめたでしょ!めっ!」
「酷い言われようだなぁ、ボクは何もしてないよ」
「したでしょ!BPでジリアンに抜かされたってぼやいた後、アデルに無言の圧力与えたでしょ!」
「ボクはただ何時もの様にアデルちゃんを見てただけだよ」

悪びれた様子もなく、マルバスはそう言った。

「とにかく!今後、アデルをいじめちゃダメだからね!」

レーナはそう言ってまたキャラバンの方へと戻っていった。マルバスはやれやれと言った様子で息を吐き、フォルクは僅かに口元を引き攣らせた。

「それで、ご機嫌なんですね」
「ん?何が?」
「いえ、なんでも」

ご機嫌なマルバスを横目に、フォルクは小さくため息を付いた。

――――――

「うーん、折角ジリアンが一番になったのにねぇ」
「そうだね、折角一番になったのにね」

キャナルとカールがふぅっと大きなため息を付き、ルカは伺うようにジリアンを見上げた。

「別にこだわりがある訳じゃないからどうだって良いんですけどね」

特に気にしてもいなさそうなジリアンにルカはちょっとだけ安心したように息を吐いた。

「でもさー、やっぱりBPで一番になるって嬉しいじゃん」
「そうだよ、あのマルバスを追い抜いたのにまたすぐ抜かされるとかさ、なんか悔しいじゃん」
「オレは踊る場所さえあればBPとか気にしないんですけどね、それに……」

ジリアンはそう言って、ほんの少しだけ意地の悪そうな笑みをその口元に浮かべた。

「たかだがBP1の差なんて、一回限凸すれば簡単に巻き返せそうじゃないですか、ねぇ、ルカ?」
「!?」

ビクリと肩を震わせて、ルカはそのまま固まってしまった。

「あちゃー」
「……ジリアン、目が笑ってないよ……」

キャナルとカールは心の底からルカに同情して小さく息を吐いた。

『頑張れ』

そしてまだ固まったままのルカにそう声を掛けた。


ーーーーーー

って言うような事が昨日あって
そしてマルバっちゃんが個人BPトップに返り咲いた(笑)

何かとキャラバン内で起きた問題のしわ寄せは
各アヴァターに行きそうな気がしたので
勢いに任せて書いてみた。

うちのキャラバンはこんな感じですが
今日も平和に旅を続けております(笑)

伽那樹

コメント

1

あん(aaa引退

ID: yb7fzxbw4iza

w
面白かったよ!!!
ジリアン君が黒い!!!wでも、っぽい!!!ww

マルバっちゃん、返り咲きおめでとうー!!

2

イアルの冒険者

伽那樹

ID: 9i9jpemju9aj

>> 1
ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです(*ノωノ)
なんだかジリアンさんは時折黒いイメージです(笑)
次に抜かされると巻き返すのが本当に大変な事になりそうです・・・・