夜のちょっぴり怖い話 第三夜

2018/01/25 00:35 公開

夜のちょっぴり怖い話　第三夜

私は友人とＳｋｙｐｅをしながらゲームするのが大好きです。
それはもう毎晩したいくらい。
今は仕事が忙しく、あんまりしていないのですが…

それは夏の頃の事です。

いつものようにＬＩＮＥで「スカしよう」から始まり、
くだらない事を話して笑って。　今日あった事を話して笑って。

いつもと変わらない、楽しい時間…のはずでした。

友人の様子がおかしいのです。

いつもよりも口数が少なく、何かがおかしい。

私「どうかしたか？」

友人「いや…なんでも…」

この様な感じが続き、やはりおかしいので再度聞きました。

私「やっぱりなんかおかしいよ…どうかした？」

すると…

友人「お前今テレビ見てる？」
と聞かれました。

その時の時間は夜の10時～11時
私はこの時間テレビを見ませんし、親もすでに寝ています。

私は「見ていない」と答えました。
同時に何故か聞くと…

友人「なんか女の声聞こえるんだが…」

こう言うのです。
私は盆近いので怖い話でもして脅かしてるんじゃないかと思いましたが、
友人は怖い話などで驚かす人でもありません。

友人「きこるんだよなぁ…なんて言ってるか分からんが…」

幽霊でもいるんじゃないか…？と、次第に怖くなり

なんとかこの恐怖を紛らわせる為に一つの方法を思いついたのです。

以前テレビでやっていた方法。

手を叩いて、響いたらいない…
響かなかったら…いる…

以前私はこの自室で試していて、響くことが分かっていました。
なので響いていない！　一件落着！と、したかったのです。

したかったのですが…

響きませんでした。

2人とも「「え？」」ってなりましたね。

私は怖くてまた叩きました。
すると…今度はしっかりと響いたのです。

今までそばにいたのかもしれませんね…。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく