おはこんばんにちわ。
ヨキハマニュースです!!
この度、ヨキハマでイタズラをした罰として水蓮堂で労働中のロックさんが勤勉な模範囚として異例の褒賞を授与されることとなりました。
ロックさんは巷間を騒がせた
「ヨキハマのヤンバルクイナをビーチパラソルに置き去り」事件で実行犯として刑に服しており、先日1250日目の労働を終えたばかりです。
ロックさんの働きぶりは近隣住人にも評価されており、以前のイタズラについても冤罪を訴える声が多数上がった事から、ヨキハマコーストガードは近くロックさんの釈放を検討している模様です。
これを受けてロックさんは
「ヨキハマの皆さんの寛大な措置に感激しています。しかし、エニグマのシーズンでは何もできませんでした。ギルドのマスターとしてメンバーに迷惑をかけた事を深くお詫びしたいと思っています。めんごめんご。」
とコメントしています・・・・
ます・・・
ます・・・
まっす~・・・
はっ!?・・・・ここは?
「あ?何寝ぼけてんだ?テメェは」
ヨキハマでの知らせを聞いていたはずの僕は謎のスクラップ工場にいた。
目の前には不気味な意匠をあしらった黒々とした旗がはためいている。
あれ?ヨキハマ、どこいった?
状況が呑み込めていない僕にカールがこそっと耳打ちする。
「ヨキハマは先月で終わったじゃない」
え?いつの間に?
「いつの間にじゃねえよ。抗争の真っ最中だぞ? ビッとしてくんなきゃ困るぜ?」
イアルでは見かけない服装に身を包んだ男が鋭い眼光で睨んでくる。
あ~、ちょっと思い出してきた。
ええっと・・・ドラッケンくん・・・
「ドラケンだよ!! なんだ、その小せぇ「ッ」は。・・・つか、どうしたんだ、ロックっち。様子変だぞ?」
や、多分、ノスタルジックです。
ノスタルジックヨキハマ・・・・
「はぁ? 何訳わかんねぇ事言ってんだ? オラ、日和ってんじゃねぇ!!! 気合入れろ!!!」
ドラケンくんの怒号。
旗の下に集まるヤンキー集団。
血みどろの抗争に群がる数多の冒険者たち。
明けても明けても抗争は終わる気配がない。
両陣営共に倒せど倒せど起き上がり、声を限りに咆哮する。
ノスタルジックは喧噪にかき消され、記憶の隅へと押しやられていく。
嗚呼、そうか・・・
今はここが・・・僕の居場所・・・
・・・というか、何と戦ってるんだ僕たちは・・・
か、帰りたいぃぃ・・・!!!
あの・・・穏やかな夏のアバンチュールに!!!
畜生、涙で前が見えない・・・!!!
パチンコから放たれた弾は明後日の方向に放たれ、勢いよく自身のキャラバンを貫通、敗走の憂き目に合ってしまいましたとさ。
ごめんね、ポルカ。
キャラストサマーCP2023当選しました小話
「タイムリーパー・ロック」
~完~
コメント
1
ゆめ
ID: wmynqr4cr7yv
いつも面白い日誌ありがとうございますm(_ _)mお陰様で朝から元気出ましたw
2
ロック
ID: akjkedpnvivy
>> 1
そう仰っていただけると1250日の奉仕も無駄ではなかったと思えますw
こちらこそありがとうございます!