トト@いざさらばの旅日誌

公開

春の那須の塩原の


 

もうすぐMy1周年

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でも,その話はまた今度するとして,今回は那須の塩原温泉に行ってきたのでその記録。
役に立ったり立たなかったり,いや大半の人には立たない駄文とは思いますが,まぁ個人的な記録として。


四年に一度の大繁忙期を乗り越えたはいいものの,残務処理でGWが終わりそうだったところ,なんとか休みが取れ一日中寝てようかと思いきや,急に温泉が恋しくなり思い立ったが吉日と,行ってきました那須塩原温泉お一人様。
車を使ってしまうとお酒が楽しめないので,フル公共交通機関。湯河原に続いて2カ所目です。
この休日引き籠もり力53万の私を引っ張り出す力。この企画はホント当たりですね。

しかし,今回は先人の旅日誌すら参考にしておらず,完全無欠のノープラン。
朝5時に目覚め,デイリーやら先日入手したミサクラのルーン嵌めやらやっていて結局出かけたのは7時半頃。
うちからだとまず地下鉄で東京駅まで向かうのですが,この地下鉄で5駅も寝過ごし,東京で無駄な時間を使ってしまいました。

東京駅9時10分発「なすの」で那須塩原へ。
那須塩原に止まる新幹線は1時間に1本しか出ていないので,この辺考えてないと東京駅で相当待ちます。待ちました。
小山辺りで少し混んできましたが,それでも隣が埋まる程度。GW真ん中なこともあってか思ったより全然空いていました。
そんな混雑状況よりも,乗る前に並んでた時から後ろにいた(そして後ろの座席に座った)どう見ても不倫カップルが本当に不倫カップルだったらしく,その会話が生々しすぎて,新幹線の旅は退屈しないものでした。内容は18禁を含むので割愛。
温泉はそんな人達も引き寄せます(同じ那須塩原で降りレンタカー屋に消えていきました)。

那須塩原駅に降り立った第一感が,『寒っ!!』。
上に一枚羽織るものを持ってきたのでまだよかったのですが,いやコートでもよかったような気温。
よく言えば凜として張り詰めた清々しい空気ですが,普通に言えば「え?東北?」(嘲る意はありません。私はその昔長く東北にいたので。)
そして,よく見る旅日記的に言うなら,モチベの低下が著しい,ってとこでしょうか(お前が好きでやってることのモチベなど知るか!)。
とはいえ,ここまで来て後には引けないし,午後には気温も上がることを期待して進みます。

駅前のバス停を見ると,バスの出発時刻は11時ちょうど。なんとこれが朝一便です。
これより早く着いていても,ここで足止めを喰らっていたので,ナイス寝過ごしでした。無駄など何一つなかった。
(注:コメントでルキオンさんにご指摘いただきました。西那須野-那須塩原温泉間であれば,7時台からバスがあるそうです。やはり無駄はあったのだ…)
バスは,西那須野駅経由で1時間強。1170円。高額紙幣の両替ができないと出発前に再三念を押されます。
バスの乗客は3,4人ほど。GWでもです。多少の音漏れは許されるだろうとホルモンを全開で聴きながら,バスの揺れに合わせて(控えめに)頭を振りつつ,テンションを高めます。
途中からは相当山道です。
巨石が転がる渓谷,常緑樹の深緑と落葉樹の若緑のコントラストの中に桜が点在する山並みの眺めは心を洗う美しさがあり,さすがにファッキンファッキンと叫ぶ曲では不釣り合いでしたので,イヤホンを外しパシャパシャと写真を撮ります。
ちなみにGPSマップの野立岩はバスの中から拾えました。七ツ岩吊橋はギリギリ拾えなかったので,帰りに寄ることに。

終点で降り,まずカードをもらいに塩原温泉観光協会に向かいます。
観光協会は川沿いの少しわかりにくい位置にあります。
バスを降りたところから下っていき,駐車場を渡って川沿いに出ると看板が見えます(わかりにくい説明ですが)。
受付のお姉さんはとても親切。爪の垢を湯河原の観光協会に送ってあげるべきです。

ここからGPS巡りになります。当然今回も徒歩。
良い具合に気温も上がってきて(少々風は強めでしたが),春麗らの散策日和です。
ちなみにこの段階で12時過ぎ。お昼を取ってもよかったのですが,スープ焼きそばの「こばや」の前には遠方からでも見える長蛇の列。
手前の今井屋さんでとて焼きとお茶をいただきました。そして,源三窟に向かうことを告げると,割引券をいただきました。優しい。(写真1)

源三窟までは徒歩6~7分。道路沿いは歩道のない箇所もあるため,川沿いの遊歩道を歩いていくのがおすすめ。
山間の気候の関係か,この時期にまだ桃(と思わしき花)やハナモクレンが咲いていました。
源三窟は階段を上ってすぐ。源氏の落ち武者が隠れすごした洞窟ということですが,ここは正直なところ,時間に余裕がないのであればスルーしてもよいと思いました。
敢えて挙げるなら一番の見どころは,入る前に源三窟について紙芝居で解説してくれるおっちゃん。
指示棒でバシバシと軽快なリズムを取りながら,子供から大人までわかりやすく解説してくれます。紙芝居の絵のレトロさも絶妙です。

次に塩原八幡宮に向かいます。
道はちょっとわかりにくいですが,グーグル先生を信じれば大丈夫…って,この看板…心霊スポットかな?(写真2)
社も寂れており見るべきほどのものではありませんが,境内にある2本の杉の大樹はとても見事です。完全にこちらが主役で八幡宮はオマケにもなっていません。
お参りするのすら忘れました。

そして次に,木の葉化石園に向かったのですが,途中日帰り入浴可の看板に惹かれ,赤沢温泉旅館でひとっ風呂浴びることに。
これが今回の一番の当たりでした。
他の建物から離れた何もないところにぽつんと建っており,近年改装した感じの小綺麗な小さな旅館です。隠れ宿とは言い得て妙(川向いからはよく見えますが)。
ロビーで家族連れに会ったので泊まってる人はいるのでしょうが,とにかく静か。自然の音以外何もしません。
露天風呂は女湯の時間帯で使用できなかったのですが,室内風呂も外の景色(川の流れと庭のモミジとサクラが見え,時折ウグイスが鳴いているという謎の季節感ではありましたが)が見えるよう全面に窓を取ってあります。
古代檜造りお風呂は10人も入ればいっぱいになる程度の広さですが,小一時間入っていても誰も入ってこなかったため,ゆったり楽しむことができました。
七色の湯で言えば,透明なのかな? 湯に際立った特徴はありませんが,それ故長く入浴できます。
次の日が空いていればそのまま泊まってしまうところでしたが,そうもいかず。
湯上りにアルコール投入。極楽。本調子です。

しかし,かなり時間を使ってしまったので少し急がなくてはなりません。まだポイントが半数以上残っています。
木の葉化石園は裏から回ろうとしたところ入口にたどり着けず,GPSで済ませます(お酒が入っているのでかなり適当になってきています)
そして,川沿いの遊歩道をずうっと歩いて,観光協会近くまで戻ってきます。
「こばや」はもうお昼の営業が終わっていたので,観光協会前の「多助そば」に入ります。
頑固一徹のそば打ち職人の大将と,愛想のすべてを年月が削り取ってしまったかのような奥様の二人で経営しているらしい,正直ちょっと苦手なタイプのお店でした。
が,蕎麦は美味い。舞茸そば美味しい。
追加のアルコールも入ります。

そして,交流広場と湯っ歩の里へ。
交流広場はよくわからず道端でGPSを拾いました。それらしい場所は酔っ払いには見つけられませんでした。
湯っ歩の里は,小洒落たアトラクション風の足湯施設。カップルや親子連れがキャアキャア言いながら楽しんでいます。
おっさん一人では…あ,いや,さっきがっつり浸かったし,もうけっこう飲んでるしGPSだけ拾ってスルーです。
あれ?なんだか結構飛ばしてばかりな気も…

次に山ゆりの吊橋ですが,ここは橋の麓でGPSを拾えば十分です。
逆に渡ってしまうと,私有地に入ってしまいそのまま戻ってこなければならないという謎の橋でした。

そしてここからは徒歩組には少し試練となります。
次の七ツ岩吊橋まで,歩道のない交通量の多い曲がりくねった車道の路側帯をてくてくと歩いていくことになります。
バスは一時間に1本なので,使うのは難しいです。

七ツ岩吊橋は,ある意味見所なのかもしれません。
橋の板の真ん中が格子状になっていて下が見えるようになっています。誰ですか,こんな狂った構造を考えた人は!(写真3真下は撮れず…)
3分の1ほど進んで写真を撮ってUターン。バスの時間が迫ってたから仕方ないね,うん。
帰りのバスは西那須野駅止まりが多いのですが,西那須野駅からは在来線1駅で那須塩原駅に行けるため問題ありません。七ツ岩吊橋バス停から920円。
ちなみに,15時台に1本だけですが,このバス停から新宿への高速バスにも乗ることができます(3000円台だったと思いましたので,鉄道より圧倒的に安いですね)。
野立岩は完全にスルーです。すみません。

とまぁ,こんな感じで帰ってきました。滞在時間は4時間ほど。
歩く範囲は湯河原より広いと思いますが,それでも十分徒歩移動は可能です。問題は七ツ岩吊橋と野立岩への移動ですね。

総じると,また行ってみたいと思う良さがある所でした。冬の雪景色だとまた違った風情があるかもしれません。

キャラスト的には,温泉の森に2か所入れるとアイテム採取2倍を使ってもお釣りがくるようになるので,とても大きいと思います。
都心から日帰りだと,もうこれ以上は難しそうですが,何か機会があれば。




駄長文にお付き合いありがとうございました。



 


トト@いざさらば

コメント

1

ルキオン

ID: qixngfgfxjy6

那須塩原・塩原湯本間のバスはお昼前後にしかありませんが、
西那須・塩原湯本間のバスは朝7時台からありますよ。

2

イアルの冒険者

トト@いざさらば

ID: zgbksrenpdf4

>> 1
そうでしたか!  そうですよね。さすがに。
注を入れておきます。

ご指摘ありがとうございました。

3

老舗人

ツァミィ

ID: kxtyhanvd6pa

お疲れさまでした(`・ω・´)ゞ
日帰りはGPSがどこの温泉郷も大変そうですよねー
私は温泉とご飯に時間を充てるため、GPS諦めました(´Д`)

4

イアルの冒険者

トト@いざさらば

ID: zgbksrenpdf4

>> 3
手頃な観光と散策経路を示してくれているという意味では,GPS巡りも悪くはありません。
が,せっかくの温泉地。ゆっくり湯と食事を,という場合にはGPSを諦めるのは正解と思います。報酬的にはそう美味しくはありませんしね(´・ω・`)