ディレの旅日誌

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要請 憂慮 決断


ここは王都ヴァルメルの黒角騎士団詰所。
久し振りに帰還した女騎士は、
広げた手紙を前に腕を組み、悩んでいました。

ソフィア : (如何するべきか、決断がつかないな。)
ソ : む、気付かぬ間に大分日が暮れたな。

明かりを付けに立ち上がると、ロンヴァルドが入ってきました。

ロ : よぉ、聞いたぜ?
ソ : 相変わらずだな、何をだ?
ロ : その手紙の事だよ。悩んでいるのか?らしくねぇな。
と、言いつつ、笑うロンヴァルド。

ソ : 笑い事ではない。本当に私でよいのか悩んでいるのだ。
ロ : そんなに難しく考える必要は無いだろ?
ソ : どういう事だ?
ロ : 一番長くパーティを組んでいる奴が要請してきたんだ。
  頼りにしているってことだろ、違うか?
ソ : それは、有難く思っている。
  だがな、同じ役割を持つフーズィーやポロックスもいるのだぞ。
  それを差し置いて、私が続いてよいのだろうか…。
ロ : そういうところだな。
ソ : 如何いう事だ?
ロ : あいつ等には、今急成長して勢いはあるが、
  一度立ち止まって考えることを知らねぇ。それは隙にも成り得る。
  その慎重さは今後、大事な武器になる筈だ。
  奴も自身の暴走癖は自覚している。
  だからこそ、お前に言ってきたんだ。
  いいじゃねぇか、引き受けちまいな。

ソ : ふっ、お前に諭される時が来るとはな。やきが廻ったかな…。
ロ : あ゛ぁっ?折角、親切心で言ってやっているんだ。
  有難く受け取れよな、全く…。
ソ : あぁ、感謝する。私は決めたよ。
  要請を受けることにする。
ロ : 全く、ちったぁ素直になれ。
  おめぇが思っている事を、誰かに言ってもらいたかっただけだろう。
  顔に書いてあるぜ(笑)
ソ : お、おいっ…。ロンヴァルドには敵わないな。お見通しか。
  こういう時はだけは、矢鱈と勘が働く…。
ロ : おい、褒めているのか、貶しているかどっちかにしろ!
  いいから、さっさと行って来い。ディレの奴が待っているぞ。
ソ : むっ、私を説得する為に態々お前を…。ふっ、やられたな…。
ロ : そういう事だ、じゃあな。期待しているぜ。


ソ : ディレ、待たせたな。これからも頼むぞ。
デ : うん、頼りにしているよ。
ソ : 私の次は、やはり………だろう?
デ : あ、ちょ、ちょっと…。はぁ、なんでこんなに鋭い人ばかり…。
ソ : 違うな。
デ : え?
ソ : お前は顔や態度に出やすいからな。全く、見ていて面白い。
デ : @@@@


前置きがかなり長くなりましたが、
ソフィアが二人目の☆6ヒーローになりました♪
これで、大分安定しますね。
はい、次は………の予定ですw
まぁ、まだ色々揃っていないので、ちょっと間が開くと思いますが…。

※フーズィー:うちのヒュマアバですw


ディレ

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