私は、生物学的には一応、乙女に属しています。
所属ギルドではそんなことを信じてくれる人はもう一人もいないのですが・・・。
つつましくキャラストをプレイして、景観に感動したり、木々のざわめきと頬をなでる風に恋の到来を予感したり、わんこやにゃんこをみかけるたび、ついつい戯れて しまう日々を送っているのが私です。
そんな引っ込み思案で、こわいものや他の人との競争ごとが大の苦手な私ですから、いくら報酬がおいしいといっても、コラプター狩りというものには全く興味をもてませんでした。ですので、魂だか塊だかなんだかよく分からないものも、それまで半年以上プレイしてたにも関わらず、ほとんど所持していませんでした。
所属ギルドではそんなことを信じてくれる人はもう一人もいないのですが・・・。
つつましくキャラストをプレイして、景観に感動したり、木々のざわめきと頬をなでる風に恋の到来を予感したり、わんこやにゃんこをみかけるたび、ついつい戯れて しまう日々を送っているのが私です。
そんな引っ込み思案で、こわいものや他の人との競争ごとが大の苦手な私ですから、いくら報酬がおいしいといっても、コラプター狩りというものには全く興味をもてませんでした。ですので、魂だか塊だかなんだかよく分からないものも、それまで半年以上プレイしてたにも関わらず、ほとんど所持していませんでした。
そんな乙女に異変が生じたのは、1/13(日)の深夜、連休中とはいえ多くの人が眠りについている丑三つ刻の頃でした・・・。
「うそっ!!」転移ポータルからウーグリーチ村に降り立った私は目を疑いました。そこに見えた光景は・・・(スクショ参照)
そうです、視界のなかにコラプターの姿を複数匹確認できたのです。こんなことって!!(※領域を侵す者のイベント中)
しかも周りには誰もいません。さすが深夜3~4時帯。「これは初めて訪れたチャンス!!」そう思った私は───いいえ、そんなことを思うひまもなく、コラプターに斬りかかるために駆け出していたのでした。
深夜のウーグリーチ村に同時発生したコラプターは、俗に言う弱コラプターですので、私でもあっという間にソロで片付けてしまうことができました。
戦闘後、周りを見回すと、残りのコラプターがまだ健在しているのを確認できました。
「(他の人に)やられる前に・・・やれ!」
頭の中でゲスいささやきが聞こえた気がしましたが、それが自分自身の心の声だと意識することもなく、乙女は遠くに小さく見える紫色のおぞましいシルエットに向かって迷わず走り出しました。
「こんなことって・・・こんなことって・・・!」
なんと乙女はウーグリーチ村だけで、それも5分足らずの時間で、コラプターを5体狩りつくしていたのでした。それを祝福するかのように、頭の中で赤いランプが灯った気がしました(ギルドミッション達成)。
「ということは、もしかして──!!」乙女は弾んだ 呼吸を落ち着かせることもせず、次の瞬間にはフォリアの谷へと転移していました。
そこでも、コラプターの影が、複数。
「───!!!」乙女はもう迷うことなく、目の前に見える紫の影に引き寄せられていくのでした。少しでも早く、少しでも多く。
あまりにもたやすく倒せる戦闘がテンポよく続いていくので、私はもう音ゲーをしている錯覚のようなものを感じていました。
場所を変え、チャンネルを変えるだけでさっき倒したコラプがもう目の前に立っている!
そんなことを重ねるおかげで、私は思わずギルドチャットで「ねえ、カムEさぁん!聞いて聞いて!私いま13コンボ達成したの!!もう止まらなEィー!!」などと、同じ時間に他のギルメンを引率してドラゴンテイムをヘルプしている最中の優しいお兄さんにおかしいテンションで叫ぶなど、もう完全にイッちゃってる感じの人になっていました。
住民の寝静まっている静かな深夜の村を、鋭角ターンで猛ダッシュする乙女。鬼気迫った表情で、恍惚とした表情で、手には包丁を握り締め、獲物を狩り尽くそうと「うひゃひゃひゃ~! 魂よこせ~~!!」と奇声をあげながら襲い掛かる乙女。その姿はもう 、乙女などで はなく、昔話で語られる「ヤマンバ」と化していたのでした。
そうです、視界のなかにコラプターの姿を複数匹確認できたのです。こんなことって!!(※領域を侵す者のイベント中)
しかも周りには誰もいません。さすが深夜3~4時帯。「これは初めて訪れたチャンス!!」そう思った私は───いいえ、そんなことを思うひまもなく、コラプターに斬りかかるために駆け出していたのでした。
深夜のウーグリーチ村に同時発生したコラプターは、俗に言う弱コラプターですので、私でもあっという間にソロで片付けてしまうことができました。
戦闘後、周りを見回すと、残りのコラプターがまだ健在しているのを確認できました。
「(他の人に)やられる前に・・・やれ!」
頭の中でゲスいささやきが聞こえた気がしましたが、それが自分自身の心の声だと意識することもなく、乙女は遠くに小さく見える紫色のおぞましいシルエットに向かって迷わず走り出しました。
「こんなことって・・・こんなことって・・・!」
なんと乙女はウーグリーチ村だけで、それも5分足らずの時間で、コラプターを5体狩りつくしていたのでした。それを祝福するかのように、頭の中で赤いランプが灯った気がしました(ギルドミッション達成)。
「ということは、もしかして──!!」乙女は弾んだ 呼吸を落ち着かせることもせず、次の瞬間にはフォリアの谷へと転移していました。
そこでも、コラプターの影が、複数。
「───!!!」乙女はもう迷うことなく、目の前に見える紫の影に引き寄せられていくのでした。少しでも早く、少しでも多く。
あまりにもたやすく倒せる戦闘がテンポよく続いていくので、私はもう音ゲーをしている錯覚のようなものを感じていました。
場所を変え、チャンネルを変えるだけでさっき倒したコラプがもう目の前に立っている!
そんなことを重ねるおかげで、私は思わずギルドチャットで「ねえ、カムEさぁん!聞いて聞いて!私いま13コンボ達成したの!!もう止まらなEィー!!」などと、同じ時間に他のギルメンを引率してドラゴンテイムをヘルプしている最中の優しいお兄さんにおかしいテンションで叫ぶなど、もう完全にイッちゃってる感じの人になっていました。
住民の寝静まっている静かな深夜の村を、鋭角ターンで猛ダッシュする乙女。鬼気迫った表情で、恍惚とした表情で、手には包丁を握り締め、獲物を狩り尽くそうと「うひゃひゃひゃ~! 魂よこせ~~!!」と奇声をあげながら襲い掛かる乙女。その姿はもう 、乙女などで はなく、昔話で語られる「ヤマンバ」と化していたのでした。
という、こわいこわい、お話でした・・・。おしまい。
※このお話にはちょこっとだけ脚色・演出をくわえました。
※このお話にはちょこっとだけ脚色・演出をくわえました。
コメント
1
ロギ
ID: 3ignh648udn4
すごい臨場感と躍動感があったwwww
題名は『こらぷ狩りを止めるな!!』