SNS系は疎いので、こっちに書いてみる。

とある日、とある場所。
出張先で仕事仲間3人と昼飯に出た。

何回も来ている和食の店。
毎回ランチタイムに来るけど、和食の店らしい和装の店員が忙しそうに仕事をしている。

いつも和食しかないランチメニューだが、
その日は珍しく1品、洋食系ランチがあった。
しかも、何故かカニクリームコロッケ推し。

もの珍しさからなのか、他の2人はそれを頼んだ。
俺はいつものカツ丼（笑）
店員が来るまでの間、なぜかカニクリームコロッケが食いたくなってきた。

店員が来て、オーダー聞いてきたので、

「カツ丼と単品でカニクリームコロッケ」

と、伝えた。

もちろん通常メニューには無いから、
確認してくるとの事。

待っている間、3人で雑談していると、
前の2人が俺の背後に視線が向けたあと、
いきなり2人が下を向いて黙り込んだ。
しかも肩は少し震えている。

座っている席は窓際の4人がけのテーブル。
店内に背を向けて座っている俺には状況が分からない。

「お呼びでしょうか？」

明らかにさっきの店員と違うオッサンの声。

振り向くとかっぷくの良いシェフが立っていた。

板前と見間違えたかと思っても、シェフにしか見えない。
明らかに板前よりかなり縦長の帽子だし間違いない。
しかも誰かに似ている、、

そういった戸惑いからかシェフとの会話に間ができてしまった。(汗)

「カツ丼と単品でカニクリームコロッケを頼みたいんですが可能ですか？」

たった数秒にも満たない言葉を発する間に、
脳内モンタージュが完成した。

このシェフ、ジャムおじさんそっくり、、、

しょうもない、あぁしょうもない。
普段なら笑わない。
でも、ガチ和食の店でそんな格好はないやろ。

～ですか？ の部分が笑いを耐えるために上ずってしまった。

「かしこまりました。」
と言ってジャムおじさんは去って行った。

どうやら無茶な注文は通ったようだ。

去ったのを確認した2人は、
「さっきのはウィームッシュやろ」
などと、ジャム弄りを始めた。

頼むから止めてくれ。
お前ら下向いて耐えたらええけど、
俺は喋らなあかんねんで(><)

持って来る時は最初の店員を期待したが、
あいにくヤツがきた。

「当店自慢のカニクリームコロッケでございます」

嘘やん。
先週来た時、無かったやん。

しかもうどんセットのお盆にカツ丼と小洒落た皿にカニクリームコロッケ乗ってるし。

「どうも」

というのが精一杯だった。

ヤツのせいで食べても味が入って来ない。

何とか食べてレジに行ったら、またヤツがいた。
ふふん、もう大丈夫さ。

ジャム「1700円頂きます。」

マジか！？

カツ丼とランチの代金足しただけやん。
ランチのサラダ出してくれへんだやん。

まぁ無茶言ったのは自分なんで、支払って車乗ったあと、車内で我慢した分、笑ってスッキリした。

それから無茶な注文をどの店でもしてません。

駄文すみません。

s15spr