おじさんさんの旅日誌

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【イアルと】たぶん同音異義語【イーアルカンフー】


何日か前の記憶を辿る。
静かに目を瞑り その景色を鮮明に思い出す。

蝉の音(ね)が変わる頃
ワタシはある場所に来ていた。
見渡す限りの雄大な川に抱(いだ)かれ
水面(みなも)を走るその風を体中に感じていた。

その時。

2-4-5ッ! にぃぃぃーよんッ!!
んんん・・・・ヨォーっシ!!できたっ!!
いいぞ! そのままッ!
来るなよ 来るなよ・・・。
オオオォいぃ そこで差さるかぁあ? 5ぉー あーっ?
そーじゃねぇーんだよぉ 5ぉー
あああああ 握ったぁああああああ!いちィいいいい。
あーッ!
あーッ!!
ちっげぇええよぉおおお 持ってねぇえええんだよぉおおお。

えぇー
4-1ー5?
配当は?
・・・・・・・・。

ちょ
いや ちょ おま 84000円!?
んッだよぉー 取れたよぉー
おおおおおぃ。ぜってぇー・・・・
こーれーはー 買えたよぉー。
なんだよぉー。

─────────

すべては 現実がドラマを連れて来る。

照りつける太陽を背に
三ツ矢サイダー飲んだらメッチャうまかった。

ふらっと立ち寄った場(じょう)は
人の熱気で熱かった。
なんか「腰痛が痛い」にも似た感じ。そう それそれ。
2つとなりの観覧エリアで
横デコの血管切れんじゃねーかっつーくらいでかい声で叫んでいたお父さん。
お元気ですか?
ボクは普通です。

─────────

伝えようとした言葉なんていらない
このリアルが全てだから

現実がドラマを連れて

ゲンジツ ガ ドラマ ヲ ツレテ

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今年の夏が終わる。
もう何度目かわからない。

ただ それだけである。


おじさんさん

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