Nichilawの旅日誌

公開

湯河原地獄旅


それは2日の18時ごろ。
空腹に耐えかねて早めの夕食とラーメンをすすっていたところ、空から毒電波が降ってきました。
「なぜだろう、旅立ちたくてたまらない」
「具体的には湯河原あたり。あんまり遠いのはたぶん途中で萎える」
「行こう」
「行こう」
そういうことになった(一人旅です)。

さて、行きはサクッと新幹線を使用して20時前には湯河原に到達……
なんにもねえ!
町が! 完全に寝てる! 観光地だろ、ここ!
目に入る範囲で開いている店というと……はなの舞、デニーズ、さかなや本舗。
うん、却下。

まだラーメンが胃に残ってるし、飯屋を探しつつ湯河原観光会館に向かう。
いや、こちらも閉まってるのは分かってるけど、距離感をつかんでおけば明日が楽そう……と思っていたんだが着かない。遠い。
あらためて距離を確認すると、約3kmかー、そっかー。徒歩はちょっときついなー。
ともあれ途中の神社でアイテムをゲットしつつ無事到着。観光会館のアイテムもゲット。

で、問題はここからです。
宿どうしよう。ま、道中いくつもホテルや旅館は見かけてるし、順繰りに回れば一部屋くらいあるだろ。今来た道を引き返し、見かけた旅館に片端から声をかけていった結果……湯河原駅に到着。
ええ、すべて満室だと断られました。
時間はすでに21時過ぎ。

しょうがないので熱海に戻ることに。
なにせ新幹線の停車駅。まともな宿は無理でも、漫画喫茶とかカプセルホテルとか、ちょいと朝まで時間を潰せる施設もあるはず……
なかった。
まじか。
さすがにちょっと焦って真面目に宿を探したところ、どうにかこうにか見つかって一安心。ギリギリ野宿も不可能じゃない気候だったが、さすがにやりたくはない。

翌日、朝飯を食いたかったにもかかわらず、温泉饅頭と干物の店しか開いてない。マクドナルドはちょっとなー。温泉饅頭と熱いお茶は美味かった。餡はつぶあんに限る。

湯河原到着。さっそく観光案内所に行ってレンタサイクルを借りる。
久しぶりに自転車乗ると楽しいわー。と、のんきな事を考えていられたのも、観光会館でシリアルナンバーのカードをもらい、その先にある美術館に到着するまで。
バスが通ってるこのルートを外れると、弱虫ペダルの連中も泡を噴きそうなアップダウンが牙を剥きます。
具体的には、こごめの湯から万葉公園に至る上りと、城願寺の参道。
ここは自転車置いて歩いてけ。マジな話。

あと、あれだ。
湯河原の町、特に飯屋は午前11時まで寝てるから。
早起きしたからって午前の早い時間に湯河原に着いても、まともに飯食える場所がないから、そこはうまいこと計画するように。

長々と書いてきたけれども、結論。

1.湯河原には正午前くらいに到着するのを目途とすべし。
2.泊まるなら観光会館近くの宿にすべし。すごいレトロな射的場が話のタネになる。
3.レンタサイクルを借りるべし。3時間で2000円はコスパ的には格安。
4.湯河原の食は「ハンバーガーショップカオス」にありと見つけたり。できうるかぎり店内で食え。たぶんテイクアウトすると時間と正比例で味が落ちるとみた。たんたん焼きそばは……まあ、うん。
5.駅周辺で休憩するなら、図書館が割といける。

移動距離20kmちょい、歩数30000以上、上った階数80階と少し。
我ながらアホウだと思うが、行き当たりばったりで出かけるのは何だかんだで楽しい。

交換する浴衣は誰にすっかなー。


Nichilaw

コメント